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これって英語?英語と意味が違う和製英語6選 食べ物①食事編

普段使っているカタカナの言葉、英語っぽいけど実はその言葉、日本でつくられた、日本人のための、日本でしか通じない言葉かもしれません。
それは「和製英語」と言われるもので、れっきとした日本語です。英語圏ではこれを "Japanese-English" や "Japanglish" と呼びます。この "Japanese-English" が英語圏に伝わり、逆輸入されることも時々起こります。

今回は食べ物に関する和製英語を6つ取り上げます。

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和製英語6選 食べ物編

ロールパン

(bread) roll

bun

 

「パン」 はポルトガル語が由来の外来語なので、英語で一般的な「パン」を言いたい時には "bread" です。例えば「フランスパン」も和製英語で、英語で言うなら "french bread" 、もしくはフランス語の "baguette"(バゲット)と呼ばれます。

 

甘味のある「菓子パン」は "bun" になります。菓子パンは日本独特のものが多いですが、例えば「あんパン」を英語で言うと"sweet bean bun" になります。ハンバーガーに使われるものも "bun" です。日本語でも「バンズ」と言いますよね。

 

ちなみに英語で "pan" と言うと「(浅い)鍋」の意味になります。「フライパン」の意味の "frying pan" のことを "pan" とも言います。

 

ロールキャベツ

cabbage roll

stuffed cabbage

 

キャベツで巻いた料理の意味で、 "cabbage roll" です。"cabbage" の発音は「キャベッヂ」です。

 

もうひとつ、「詰め物入りの」という意味の "stuffed" という言葉を使って "stuffed cabbage" という言い方もあります。同じように "stuffed peppers" と言えば「ピーマンの肉詰め」です。

 

ハンバーグ

humburg(er) steak

salisbury steak

 

"hamburg" だけを言うと "hamburger"(ハンバーガー)と勘違いされる可能性があります。英語での "Hamburg" はドイツの都市の「ハンブルク」の意味しかありません。

 

ハンバーグは、ドイツのハンブルクの労働者が食べる食事だったものが徐々に広まったものです。ちなみにドイツでは "frikadelle"(フリカデレ)と呼ばれます。

 

"hamburger" は日本と同じ意味で使いますが、アメリカでは「ハンバーガー用の肉」のことも指します。本来は「ハンブルク風の」という意味です。

 

ただ "hamburger steak" は、日本のようなハンバーグではなく、牛ひき肉で形つくったものを塩コショウで味付けされただけのものです。

 

日本のように玉ねぎ入りで、卵やパン粉などのつなぎを入れてふっくらさせてつくる「ハンバーグ」は日本独自のつくり方で "Japanese hamburg steak" と呼ばれることもあります。

 

アメリカでは "Salisbury steak" (ソールズベリー・ステーク)というものが「ハンバーグ」に近く、牛ひき肉、または豚ひき肉を混ぜたひき肉でつくられたパティに、ソースをかけて食べるものです。"Salisbury" というのはこの料理を推奨した医師の名前です。

 

コロッケ

(potato) croquette

 

「コロッケ」の由来は、フランス料理で "croquette"(クロケット)と言います。フランスからオランダに伝わった料理が、明治時代にオランダから日本へと伝わりました。オランダ語では "kroket" と書きます。

 

英語圏ではそのまま "croquette" と呼ばれています。日本の「コロッケ」と違って、ポテト以外の肉や魚もパン粉をつけて揚げた料理は全て "croquette" です。

 

つくり方にも少し違いがあり、"croquette" は肉や魚の具材にホワイトソースを和えて丸めて形成し、小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶして油で揚げます。どちらかと言えば、日本で言われる「クリームコロッケ」のようなものです。

 

日本食をよく知っている人なら、"Korokke" で通じる場合もあります。

 

フライドポテト

french fries(アメリカ)

chips(イギリス)

 

"fried potato" は文法的には正しいですが、英語圏では、揚げた(もしくは炒めた)ポテトの総称となりポテトチップスなども全て含まれてしまいます。"fried" は「揚げた」の他に「炒めた」の意味もあります。

 

アメリカで「フライドポテト」と言いたい時は "french fries" になります。フランスがフライドポテト発祥の地であると思わせる呼び名ですが、実際はベルギーが発祥の地です。これはベルギーがフランス語圏であることから、フランス人が食べているものと誤解され、"french fries" と呼ばれるようになりました。フランスとベルギー間で論争にもなっています。そのため、ベルギーでは "french fries" ではなく、ベルギーで呼ばれる "frietjes" (フリッツ)と言った方が良いでしょう。

 

イギリスでは基本的に「フライドポテト」を "chips" と呼びます。イギリスで有名な料理のひとつに、揚げた白身魚とポテトがセットになっている "fish and chips" があります。イギリスの "chips" はマクドナルドのような細長いポテトに比べて太めなのが特徴です。

 

ただしイギリスでも、マクドナルドなどのファーストフード店ではメニューに "french fries" と書かれているのでその時は "french fries" か "fries" と言って注文します。

 

ちなみにアメリカで "chips" と言えば、「ポテトチップス」の意味になります。イギリスでは "crisps" と言います。少しややこしいですね。

 

コンソメスープ

clear soup

consommé

 

"consommé" はフランス語で、フランスでは "consommé" だけで「コンソメスープ」の意味です。「澄んだ色のスープ」のことを指し、英語で言うと "clear soup" となりますが、 "consommé" で通じます。フランス料理のスープで、インスタントなどもありますが、実際はかなり手間のかかる料理です。

 

"consommé" の基本のつくり方は、牛肉・鶏肉・魚などの出汁に脂肪の少ない肉や野菜を加えて煮立て、澄んだ琥珀色に完成させます。濁った色は許されず、何度もアク取りがされ、レストランなどでは厳密に調理されます。

 

フランス語で "consommé" は「完璧な」「完成された」という意味もあります。

コンソメスープのような液体がメインのスープは "potage" (ポタージュ)です。ポタージュはとろっとしたスープを想像しますが、本来の意味ではスープ全般のことなので、「ポタージュスープ」というのも少し変な言葉になります。

 

フランス語で "soupe" は薄く切ったパンや野菜などがたっぷり入ったものです。英語の "soup" も同じことが言えますが、英語圏では "potage" はフランスからの外来語なので、日本と同じように汁物全般を "soup" と言い、"potage" はフランス料理におけるスープのことを指します。

 

日本のスープの出汁として使う「コンソメ」は商品名なので、英語では "soup stock" "broth" またはフランス語の "bouillon" (ブイヨン)と呼ばれます。