食べ物に関する和製英語15選!ピーマンは英語?

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食べ物に関する和製英語はたくさんあります。

ピーマンやハンバーグにコロッケなど、英語では何と言うのでしょうか。

地域によって呼び方が違ったりしてややこしいですが、外国へ行ったら食べ物も楽しみたいので覚えておきたいですね!

 

食べ物に関する和製英語15選

1、ロールパン

・(bread) roll

・bun

「パン」 はポルトガル語が由来の外来語なので、英語で一般的な「パン」を言いたい時には “bread” です。

例えば「フランスパン」も和製英語で、英語で言うなら “french bread” 、もしくはフランス語の “baguette”(バゲット)と呼ばれます。

甘味のある「菓子パン」は “bun” になります。菓子パンは日本独特のものが多いですが、例えば「あんパン」を英語で言うと”sweet bean bun” になります。

ハンバーガーに使われるものも “bun” です。日本語でも「バンズ」と言いますよね。

ちなみに英語で “pan” と言うと「(浅い)鍋」の意味になります。「フライパン」の意味の “frying pan” のことを “pan” とも言います。

2、ロールキャベツ

・cabbage roll

・stuffed cabbage

キャベツで巻いた料理の意味で、 “cabbage roll” です。”cabbage” の発音は「キャベッヂ」です。

もうひとつ、「詰め物入りの」という意味の “stuffed” という言葉を使って “stuffed cabbage” という言い方もあります。同じように “stuffed peppers” と言えば「ピーマンの肉詰め」です。

3、ピーマン

・green pepper

・bell pepper

“pepper” と言うと「こしょう」「唐辛子」の意味になり、ピーマンは “green pepper” と呼びます。

ピーマンは唐辛子が改良されてつくられたものです。日本語で呼ばれる「ピーマン」はフランス語からきたものです。(piment)

他に「ベル」の形に似ていることから “bell pepper” や “green bell pepper” の言い方もあります。 

ちなみに「パプリカ」は一般的に、”red bell pepper”、 “yellow bell pepper” と呼ばれていることが多いです。

4、ハンバーグ

・humburg(er) steak

・salisbury steak

“hamburg” だけを言うと “hamburger”(ハンバーガー)と勘違いされる可能性があります。英語での “Hamburg” はドイツの都市の「ハンブルク」の意味しかありません。

ハンバーグは、ドイツのハンブルクの労働者が食べる食事だったものが徐々に広まったものです。ちなみにドイツでは “frikadelle”(フリカデレ)と呼ばれます。

“hamburger” は日本と同じ意味で使いますが、アメリカでは「ハンバーガー用の肉」のことも指します。本来は「ハンブルク風の」という意味です。

ただ “hamburger steak” は、日本のようなハンバーグではなく、牛ひき肉で形つくったものを塩コショウで味付けされただけのものです。

日本のように玉ねぎ入りで、卵やパン粉などのつなぎを入れてふっくらさせてつくる「ハンバーグ」は日本独自のつくり方で “Japanese hamburg steak” と呼ばれることもあります。

アメリカでは “Salisbury steak” (ソールズベリー・ステーク)というものが「ハンバーグ」に近く、牛ひき肉、または豚ひき肉を混ぜたひき肉でつくられたパティに、ソースをかけて食べるものです。”Salisbury” というのはこの料理を推奨した医師の名前です。

5、コロッケ

・(potato) croquette

「コロッケ」の由来は、フランス料理で “croquette”(クロケット)と言います。フランスからオランダに伝わった料理が、明治時代にオランダから日本へと伝わりました。

オランダ語では “kroket” と書きます。

英語圏ではそのまま “croquette” と呼ばれています。

日本の「コロッケ」と違って、ポテト以外の肉や魚もパン粉をつけて揚げた料理は全て “croquette” です。

つくり方にも少し違いがあり、”croquette” は肉や魚の具材にホワイトソースを和えて丸めて形成し、小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶして油で揚げます。

どちらかと言えば、日本で言われる「クリームコロッケ」のようなものです。

日本食をよく知っている人なら、”Korokke” で通じる場合もあります。

6、フライドポテト

・french fries(アメリカ)

・chips(イギリス)

“fried potato” は文法的には正しいですが、英語圏では、揚げた(もしくは炒めた)ポテトの総称となりポテトチップスなども全て含まれます。”fried” は「揚げた」の他に「炒めた」の意味もあります。

アメリカで「フライドポテト」と言いたい時は “french fries” 。

フランスがフライドポテト発祥の地であると思わせる呼び名ですが、実際はベルギーが発祥の地です。これはベルギーがフランス語圏であることから、フランス人が食べているものと誤解され、”french fries” と呼ばれるようになったようです。

イギリスでは基本的に「フライドポテト」は “chips” と呼びます。

イギリスで有名な料理のひとつに、揚げた白身魚とポテトがセットになっている “fish and chips” があります。

イギリスの “chips” は太めなのが特徴です。

ちなみにアメリカで “chips” と言えば、「ポテトチップス」の意味になります。イギリスでは “crisps” と言います。少しややこしいですね。

7、コンソメスープ

・clear soup

・consommé

“consommé” はフランス語で、フランスでは “consommé” だけで「コンソメスープ」の意味です。

「澄んだ色のスープ」のことを指し、英語で言うと “clear soup” となりますが、 “consommé” で通じます。

フランス語で “consommé” は「完璧な」「完成された」という意味もあります。

コンソメスープのような液体がメインのスープは “potage” (ポタージュ)です。

ポタージュはとろっとしたスープを想像しますが、本来の意味ではスープ全般のことなので、「ポタージュスープ」というのも少し変な言葉になります。

フランス語で “soupe” と言うと、薄く切ったパンや野菜などがたっぷり入ったものです。

英語の “soup” も同じことが言えますが、英語圏では “potage” はフランスからの外来語なので、日本と同じように汁物全般を “soup” と言い、”potage” は主にフランス料理におけるスープのことを指します。

日本のスープの出汁として使う「コンソメ」は商品名なので、英語では “soup stock” “broth” またはフランス語の “bouillon” (ブイヨン)と呼ばれます。 

8、アメリカンドッグ

・corndog

“corn”「トウモロコシ」が原材料として使われているので “corndog” と呼ばれるようになりました。

“corndog” の “dog” はもとは“Hot dog“(ホットドッグ)に由来しています。”dog” は「犬」の意味で、ソーセージの細長い形が胴長の犬、ダックスフントの体つきに似ていることからの由来です。

9、ホットケーキ

・pancake

“pan” は「フライパン」の意味です。フライパンで焼くケーキの意味から “pancake”と呼ばれるようになりました。「ケーキ」の発音は英語で「ケイク」となります。

10、シーチキン

・tuna

「シーチキン」は「ハゴロモフーズ」が製造するカツオやマグロの缶詰の商品名です。

“tuna” はマグロ類の魚のことを言います。「ツナ」の発音は「チュナ」となります。「ツナ缶」と言いたい時は “canned tuna” です。

11、シュークリーム

・cream puff

「シュークリーム」はフランス語からの由来で、フランス語では “chou à la crème”(ショゥ・ア・ラ・クレーム)といいます。

英語圏では “cream puff” と呼ばれ “puff” は化粧用の「パフ」のように、柔らかくてふわっとしたものを指します。

12、ソフトクリーム

・soft-serve (ice cream)

アイスクリームのお店での注文の時に “soft cream” と言えば分かってもらえる可能性もあります。

正式には “soft-serve ice cream” で、略して “soft-serve”  か “soft ice cream” になります。

13、アイスキャンディ

・ice pop

・popsicle 

・ice lolly

アイスキャンディを英語で言うと “ice pop” です。

“popsicle”(ポップシクル)というのは、アメリカに昔からあるアイスキャンディの商品名で、北米でよく呼ばれています。

イギリスでは “ice lolly” と言います。”lolly” は “lollipop” の略でチュッパチャップスのような「棒付きキャンディー」のことです。他にもオーストリアなどでは “ice block” と呼ばれていたり、国や地域により呼び方は様々です。

14、マロンケーキ

・chestnut cake

「マロン」はフランス語からきた外来語です。フランス語で栗は “châtaigne” (シャティニュ)とも言います。フランスで “marron” は「マロニエの木の実」で栗の種類のひとつです。

この “marron” を使ったフランスのお菓子「マロングラッセ」(marrons glacés) が日本に伝わり、「マロン=栗」という認識になっています。

英語で “marron” と言えば「ヨーロッパ栗」の他、「ザリガニ」の一種の意味にもなります。

英語で通常「栗」と言う時は “chestnut” です。

従って、マロンケーキは “chestnut cake”、 マロンクリームは “chestnut cream”、栗ご飯は “chestnut rice”、焼き栗は “rosted chestnuts” です。

15、レアチーズケーキ

・no-bake cheesecake

・row cheesecake

・cheesecake

ステーキの焼き加減が生焼けの「レア」は、そのまま “rare” ですが、あくまでもお肉や魚の調理に使う言葉で、「血がにじみ出る程度の調理」という意味になります。

英語で “rare cheesecake” と言えば「珍しいチーズケーキ」の意味と思われるかもしれません。

“New York cheesecake” が、焼かれているチーズケーキで、アメリカ発祥のチーズケーキとして有名ですが、イギリスでは焼かれていないチーズケーキが主流なので、そのまま “cheesecake” と言えば、ほとんどの場合「レアチーズケーキ」が想像されます。