今回は職業や身分などを表す和製英語を11個ご紹介します。
和製英語は、ありとあらゆる分野の言葉の中にありふれています。
英語と日本語の意味の違いを知ることで、英語学習にも役立つのでぜひチェックしてみてください。
「サラリーマン」は世界でも知られている和製英語かもしれません。英語ではどう言うのでしょう?
もくじ
職業や身分に関する和製英語11選!
1、タレント
・(TV) star
他にも “TV personality” や「有名人」という意味で “celebrity” などの言い方があります。映画で有名になった場合は”movie star” です。
英語で “talent” と言うと「才能」という意味になります。
2、セレブ
・rich
日本語ではお金持ちや富裕層のことを「セレブ」と言ったりしますが、もともとの「セレブ」という言葉の英語 “celebrity” は前に書いたように、「有名人」という意味になります。
他にも “well off” “wealthy” “loaded” の言葉が「お金持ち」を意味します。
3、カメラマン
・photographer
実は英語でも “cameraman” という言葉はありますが、テレビや映画ビデオカメラの撮影者は “cameraman” で、写真家は “photographer” と分けられています。
4、コック
・cook
・chef
発音は「コック」ではなく「クック」です。
フランス語からきた言葉で “chef”(シェフ)とも言えます。本来、”chef” のフランス語の意味では「料理長」を指す言葉です。
5、ホームヘルパー
home care worker(service)
“home helper” では家事を手伝ってくれる人の意味になってしまいます。
6、マスコミ
mass media
「マスコミ」は “mass communication” の略。「新聞やテレビを通じて情報を伝達すること」の意味になります。”mass” を省いて “media” だけでもよく使われます。
“mass” が「集合体・集団」などの意味です。
7、レジ
・cashier
レジそのものは “cash register” です。レジ係は “cashier” と言えます。
I’m a cashier at the supermarket.
(私はそのスーパーのレジ係をしています。)
8、CA(シーエー)
・flight attendant
・cabin attendant
“cabin attendant” の略でCA(シーエー)と言いますが、このような略にはされません。
“cabin” は「客室」、”attendant” は「接客係」「添乗員」の意味。
他に “cabin crew” の呼び方もあります。
何年か前までは “stewardess” (スチュワーデス)という呼び方が一般的でしたが、これは女性に対してだけの呼び方です。男性は “steward” (スチュワード)となります。
今は性別を分ける呼び方を避けるようになっているので、ほとんど使われていません。
9、サラリーマン
・office worker
・company employee
・white-collar worker
“salary”は「給料」の意味。”salaried worker”で「給与所得者」の意味として伝わります。
“white-collar worker” は「会社員」の意味で、シャツの「白い襟」を着て働くイメージからきています。「肉体労働者」は “blue-collar worker” です。色でイメージしやすいですね。
日本で「サラリーマン」という言葉が和製英語として使われていることを英語圏の国でも知られるようになっているので、人によって意味は通じるかもしれません。
10、ビジネスマン
・business person
“buisinessman”という言葉もありますが、「会社員」というより「経営者」や「企業主」「実業家」などを指します。
最近では性別を区別しない言葉を使うようにすることにより”businessman”は避け、”business person”を使う傾向にあります。
11、テレアポ
・telemarketer
日本語では「テレフォンアポインター」の略になり、電話で訪問などの約束をしたりする仕事を言いますが、英語では使われない言葉です。
“telemarketer” は電話をかけて営業をする人のことを指します。