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これって英語?英語と意味が違う和製英語10選 人の性格・特徴に関すること

 普段使っているカタカナの言葉、英語っぽいけど実はその言葉、日本でつくられた、日本人のための、日本でしか通じない言葉かもしれません。
それは「和製英語」と言われるもので、れっきとした日本語です。英語圏ではこれを "Japanese-English" や "Japanglish" と呼びます。この "Japanese-English" が英語圏に伝わり、逆輸入されることも時々起こります。

今回は人の性格や特徴に関する言葉を取り上げます。ぜひ参考にしてみてください。

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人の性格や特徴に関する和製英語

アバウト

sloppy 

careless

 

英語の "about" は「約」「およそ」や「~について」の意味で覚えている人も多いと思います。

 

日本語ではおおざっぱな人に対して、「アバウトな性格だね」と言うことがありますが、英語の "about" は、そのような意味では使われません。そもそも "about" は形容詞ではないので "He is an about character." とは決して言えないのです。  

 

英語で「彼はアバウトだね」と表現するとしたら "He is sloppy."  " He is a little careless" "He isn't detail-oriented." などと言えます。

 

ただ、"sloppy" は「不注意な」「だらしない」、" careless" は「不注意な」「軽率な」という悪い意味になるので、自分のことではなく、話し相手に対して使う時は特に注意が必要です。言い方によっては、相手の気分を害してしまうかもしれません。

 

"detail-oriented" は「几帳面」という意味なので、否定形にすると逆の意味の「おおざっぱ」「雑」になります。

 

他に " He doesn't pay attention to detail."(彼は細かいことは気にしない)も言うことができます。

 

 

ラフ

casual

 

「アバウト」に似た言葉で「ラフ」もありますが、英語の "rough" を人に対して使うと「乱暴な」「がさつな」という意味になります。

 

「ラフな服装」や「ラフな雰囲気」の意味でも英語では使われません。

 

英語の "rough" は他に「(表面が)ざらざらした」「きめの粗い」という意味があるので "rough clothes" と言えば「ざらざらした服」になってしまいます。

 

英語で表すなら "casual" を使って "He is always in casual clothes"(彼はいつもラフな服を着ている)となります。

 

「ラフな雰囲気」は "casual atmosphere" と言えます。他に "cozy atmosphere" でも「くつろいだ雰囲気」で同じようなニュアンスになります。 

 

 

スマート

slim

 

英語の "smart" は「賢い、気の利いた」の意味になります。イギリスでは「おしゃれ」や「(身なりの)きちんとした」という意味としても使われます。

 

日本語で「スマート」と言うと「痩せている」「ほっそりした」という意味として使われていますが、英語で「痩せている」は "slim" や "slender" という言葉を使います。

 

"thin" という言葉もありますが、「やせ細った」「薄い」の意味で、ほめ言葉ではないので注意が必要です。

 

 

ナイーブ

sensitive

 

英語で "naive" と言うと「世間知らず」「未熟な」「騙されやすい人」という意味になるので、特に人に対して使う場合は気を付けましょう。


「傷つきやすい」ことを言いたい時は、 "sensitive" と言う言葉を使って、"She is sensitive."(彼女はナイーブ(繊細)です。)と言います。

 

 

デリケート

sensitive

 

"delicate" には形容詞で「繊細な」「敏感な」「微妙な」という意味がありますが、人に対して「心が繊細だ」という意味ではあまり使われません。

 

人に対してはあまり使われていなくて、もし人に対して "delicate" と言うと「(身体が)弱い」「虚弱な」「きゃしゃな」という意味になります。「壊れやすい」という意味の fragile に近い言葉でもあります。

 

人よりも物や状況に使います。例えば "That was a delicate situation."(微妙な状況だった。)という文が言えます。

 

もし「彼は(心が)デリケートです。」と言いたい時は "He is sensitive." となります。

また、「おいしい」「あっさりしている」という意味もあり、その意味でも使われています。

 

デリカシー(のない)

insensitive

 

"delicate" の名詞となるのが "delicacy" です。

英語で名詞の "delicacy" は「繊細さ」「思いやり」「心遣い」の意味があり、日本語と同じ意味として使ってもよさそうなのですが実際は人に対しては使われていない言葉です。

 

"delicacy" には他に「おいしいもの」「美味」「珍味」 という意味があり、そちらの意味で使われる方が一般的です。

 

"delicacy" に関連する形容詞 "delicious" (とてもおいしい)や、”delicate" の派生語の名詞 が "delicatessen" (調理剤食品店)だということを考えれば納得できると思います。

 

もし「彼はデリカシーがない」と言いたい時に、英語では "He is insensitive."と言います。"insensitive" は "sensitive" の逆の意味で「鈍感な」「無神経な」です。

 

マイペース

one's own pace

 

周りに影響されず、自分のペースを貫く人を「マイペース」と言い表しますが、英語では "one's own pace" と言います。

 

「彼女はマイペースです。」と言いたい時は "She is doing it her own pace."

 

「私はいつもマイペースで物事を行います。」と言う時は "I always do things at my own pace." です。

 

"~ at one's own pace" で「マイペースに~する」という意味になります。会話の場合では "at" を抜くことが多いです。

 

 

ハイテンション

excited

full of energy

 

よく日本語では興奮している状態を「テンションが高い」とか「ハイテンションだ」と言いますが、英語で "tension" は名詞で「緊張」「不安」「圧力」という意味です。"tension" の形容詞は "tense" となり、"I'm so tense." で「すごく緊張しています。」と表現できます。

 

「ハイテンション」に当たる英語は "excited" が使え、"I'm so excited" で「とても興奮している。=テンションが高い」という意味で、とてもワクワクしていることを表しています。

 

逆に「テンションが低い」と言いたい時は "I'm not excited." と言えます。

 

「彼はいつもハイテンション(元気いっぱい)だ」と言う時は "He is always full of energy." と言えます。

 

"He is always hyper." も意味は同じようになりますが、"hyper" は「いつも過度に興奮する人」「異常に気にする」の意味があり、悪い意味としても使うので注意が必要です。

 

 

プラス、マイナス

positive, negative

advantage, disadvantage

 

"plus"(~を加えて)⇔ "minus"(~を引いた)は足し算、引き算の場面で使われます。

 

日本語でこの「プラス」「マイナス」は様々な場面で使われることが多いですが、英語では伝わらない意味のものもあります。

 

まず、プラス思考・マイナス思考の意味となる英語は "positive thinking" "negative thinking" です。この言葉も、よく日本語として使われているので馴染み深いと思います。「物事をプラスに考えよう!」と言う時は、 "Think positive!" です。

 

他に、利益も損失もない「プラスマイナスゼロ」と言いたい時は、「損得なしになる」の意味で "break even" という言い方があります。

Today's sales broke even.(今日の売上高はプラマイゼロだった。)

 

"even" は「対等の」「五分五分の」「つり合いのとれた」の意味があるので、"We are even." と言えば、お互いにつり合いが取れていることを意味します。   

 

もうひとつ、「【状況などが】プラス(有利)になる」「マイナス(不利)になる」と言いたい時には、"advantage"(有利) "disadvantage"(不利)を使います。

"Your English skill is an advantage when looking for work."(あなたの英語のスキルは仕事を探す時にプラスになります。)

 

 

ザコン

mother's boy

mama's boy

mommy's boy

 

 

子供が母親に強い愛着を持っていることを "mother complex" の略として「マザコン」と言われますね。英語圏でも "mother complex" という言葉はありますが、専門的な言葉で一般的には多く使われていません。

 

英語で一般的に通じる言葉では "mother's boy" "mama's boy" "mammy's boy" などと言われます。ファザコンは"father's girl"  "daddy's girl" です。

 

精神分析用語では "mother fixation" (母親固着)"father fixation"(父親固着)と言います。

他には "Oedipus complex" と "Electra complex" という言葉もあります。

"Oedipus"(オイディプス、またはエディプス)はギリシア神話の登場人物の名で、実の父だと知らずに父を殺し、実の母と知らずに母との子をもうけた人物。

特に男の子が無意識に母親に愛着を持ち、父親に敵意を感じる傾向があることを言います。"mother complex" にあたる言葉です。

 

"Electra"(エレクトラ)もまた、ギリシア神話の登場人物で、母と母の愛人によって父が殺され、弟と復讐の計画を練り、母と愛人を殺害したというお話しです。

この神話に由来し、女の子が母親に嫉妬し、父親に愛情を抱くようになることを "Electra complex" と言います。こちらが "father complex" にあたる言葉です

 

これらは専門用語になるので日本語の「マザコン」にあたる言葉としては、最初に紹介した "mother's boy" などが適当だと思いますが、このような言葉もあることを一緒に覚えておくのも面白いですね。

 

 

他にも和製英語について書いているので参考になさってください。

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