『インディジョーンズ』の英語タイトルは?原題と微妙に違う映画①7選

このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

映画のタイトルの違い、今回は微妙に原題と邦題が違うものを集めてみました。

少し違うだけなので、英語圏の人との会話でも通じるかもしれませんが、「タイトルを間違えてる」と思われてしまうかもしれません。

この機会に英語の会話では正しいタイトルで言えるようにしておきましょう。

原題と微妙に違う映画タイトル7選

インディ・ジョーンズ

原題:Indiana Jones

1981年アメリカ

正しくは “Indiana Jones”(インディアナ・ジョーンズ)です。インディアナ・ジョーンズは主人公の名前です。日本のタイトルでは、この「インディアナ」を略した主人公の愛称で「インディ」にしています。原題のまま変える必要はないのではと思うのですが、みなさんはどう思いますか?

このタイトルの違いは、スウェーデン人の夫とディズニーシーへ行った時に初めて知りました。「次、インディアナ・ジョーンズ乗ろうよ。」と言われて「なぜインディアナ?」と思っていました。正式なタイトル名だったのですね。

E.T.

原題:E.T. The Extra-Terrestrial

1982年アメリカ

スティーヴン・スピルバーグ監督によるSF映画。

“terrestrial” は「地球上の」で、 “extra” が形容詞に付くと「領域外の」「~の範囲外の」意味になります。”The Extra-Terrestrial” で「地球外のもの=宇宙人」で「E.T.」はそれを略したものです。読み方は「エクストラ テレストリアル」のような感じです。

もちろんこの映画のタイトルは『E.T.』だけで通じますが、正式には “E.T. The Extra-Terrestrial” なので頭の片隅に入れておくとよいでしょう。

デビル

原題:The Devil’s Own

1997年アメリカ

ブラッド・ピットとハリソン・フォード共演のサスペンス・アクション映画。

原題の “The Devil’s own” は「とても困難なこと」「大変な」という意味の慣用句で、インフォーマルな場面で使います。”The devil’s own luck” では「すごい幸運(悪運)」の意味になります。

日本語タイトルでは『デビル』だけなので「悪魔」「極悪人」の意味です。

エネミー・オブ・アメリカ

原題:Enemy of the State

1998年アメリカ

ウィル・スミス主演のサスペンス・アクション映画。

“Enemy of the state” は直訳すると「国家の敵」。法律用語では、「国に対して犯罪を犯した」ことを意味します。

一方、日本語タイトルの “Enemy of America” は「アメリカの敵」という意味になります。

会話ではアメリカのことを “The United States of America” の省略で “the states” と呼ぶことが多いですが、この場合は複数形の “s” が必ずつきます。単数形だと「国家」「国」または、ひとつの「州」を指します。

プライベート・ライアン

原題:Saving Private Ryan

1998年アメリカ

第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を舞台にしたスティーヴン・スピルバーグ監督の映画。

タイトルの “Private” というのは米国陸軍での階級で、「二等兵」の意味で、一番下の階級になります。”Ryan”(ライアン)は人名。

トム・ハンクス演じる Captain Miller(ミラー大尉) が部下を率いて “Private Ryan” を救出する物語です。Ryan 役はマット・デイモン。タイトルの “Saving Private Ryan” は直訳で「ライアン二等兵の救出」です。

シックス・センス

原題:The Sixth Sense

1999年アメリカ

“Six Sense” だと思っていた人もいたのではないでしょうか。発音はほぼ一緒なのですが、意味が少し変わってしまいます。

“The Six Sense” だと「6つの感覚」で、人間の五感にひとつ数を加えて、6つの感覚を意味します。この場合複数になるので “sense” に “s” をつける必要があります。よって、”The six senses”が正しい英語です。

“The Sixth Sense” にすると「6つ目の感覚=第六感」を意味します。第六感は「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」の五感以外の感知能力のことで、「霊感」も第六感のひとつです。

ペイ・フォワード

原題:Pay it Forward

2000年アメリカ

“Pay it forward” という言葉は、もし親切を人から受けたら、別の人物へ親切をして親切をつなげていくという「恩送りをする」という意味です。この言葉はこの映画の原作で同じタイトルの小説をきっかけに広まりました。映画化されたことでさらに広まり、使われるようになっています。

日本語タイトルは語呂の都合で “it” を抜かしてしまったのでしょうか。”Pay it Forward” の “it” は「親切」を指しています。直訳すると「親切を前に渡す」です。”pay forward” でも通じると思いますが、”pay it forward” とセットで覚えておきましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?

日本のタイトルは日本人にもっとしっくりくるように変えられています。

ただ、微妙な違いでも、意味が変わってしまう場合もあるので、ネイティブとの会話では気を付けたいですね。