今回は、原題と邦題で微妙に違う映画のタイトルの3回目。
1回目と2回目の記事はこちらです。
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すごく小さなことなのですが、意味やニュアンスは大きく変わってしまうこともあります。
英語の会話で邦題のまま言っても伝わるかもしれませんが、間違えていると思われるかもしれません。そのため、洋画は原題も把握しておくことをおすすめします!
もくじ
英語のタイトルと微妙に違う映画7選
チャイルド・プレイ
原題:Child’s Play
1988年アメリカ
人形チャッキーのホラー映画はシリーズ化されています。
1990年『チャイルド・プレイ2』
原題:Child’s Play2
1991年『チャイルド・プレイ3』
原題:Child’s Play3
1998年『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』(R12指定)
原題:Bride of Chucky
2004年『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』(R-15指定)
原題:Seed of Chucky
2013年『チャイルド・プレイ/誕生の秘話』
原題:Curse of Chacky
2017年『チャイルド・プレイ/チャッキーの狂気病棟』(R-15指定)
原題:Cult of Chucky
2019年『チャイルド・プレイ』(リメイク)
原題:Child’s Play
子供の頃に観て、人形のチャッキーがすごく怖かったことを覚えています。
英語では “Child’s play” なので、「チャイルズ プレイ」。「子供のあそび」の意味です。
「チャイルドプレイ(Child play)」だとちょっと変な文法になっています。(動詞の play だとしてもこの場合は複数形で “plays” が正しいです。)
チャーリーズ・エンジェル
原題:Charlie’s Angels
2000年アメリカ
1976年から81年のテレビドラマを映画化したものです。
2003年には続編『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』が公開されています。
観ると元気になれる映画で、私の好きな映画のひとつです。
英題は、”Charlie’s Angels” (チャーリーズエンジェルズ)
そう、チャーリーの Angel は3人です!
キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューの3人が主演を務めています。
2020年2月には新たなメンバーで “Charlie’s Angels” が公開されています。
主演はナオミ・スコット、クリステン・スチュワート、エラ・バリンスカの3人。 製作総指揮にドリュー・バリモアも加わっています。
Mr. インクレディブル
原題:The Incredibles
2004年アメリカ
ディズニー配給、ピクサー製作のアニメーション映画。
原題は「インクレディブル一家」の意味です。”The+名字” で、「~一家」になります。その時、名字には複数形の “s” がつきます。
「インクレディブル」は実際の名字ではなく、英語で “incredible” の意味、「信じられないような」「素晴らしい」「驚くべき」のような家族であることを指しています。
日本の名字で言えば、”The Yamadas” で、「山田一家」の意味です。他に “The Yamada family” でも同じ意味になります。
日本語タイトル 『Mr. インクレディブル』とはこの一家の父のことを指していて、メインキャラクター。本名は、ロバート・パー、通称ボブのことを指します。
2018年に続編が公開。
原題は “Incredibles 2” 日本語タイトルは『インクレディブル・ファミリー』です。
101(ワンオーワン)
原題:101 Dalmatians
1996年アメリカ
日本語ではタイトルが『ワンオーワン』となっていますが、英語圏では “101” の部分は”one hundred and one”(ワンハンドレッドアンドワン)の読み方をします。
数字の “101” は日本語タイトルのように「ワンオーワン」と言うこともあります。例えば、部屋の番号を言う時によく使われます。
ただ、この映画の原題は “one hundred and one” と呼ばれているので、「ワンオーワン」と言っても通じない可能性が高いです。
「101(ワンオーワン)Dalmatians」なら通じるでしょう。
2000年に続編、『102 Dalmatians』が公開。こちらも同じく、数字の部分は、”one hundred and two” と言います。
ライト / オフ
原題:lights out
2016年アメリカ
明かりを消して暗闇になると何かが現れる…。
2013年にデヴィッド・F・サンドバーグが、インターネットで公開した短編映画を長編映画化したホラー映画です。
『ソウ』(原題:SAW)や『死霊館』(原題:Conjuring)のジェームズ・ワンが製作に携わっています。
英語で、”lights out” は「消灯時間」や「明かりを消す」の意味。スラングで「一巻の終わり」「死」などの意味もあります。
“turn the light off ” で、「明かりを消す」の意味です。
“light off ~” だと、「~に火をつける」「~に点火する」の意味になります。
マイ・インターン
原題:The Intern
2015年アメリカ
ロバート・デニーロとアン・ハサウェイ主演の映画。
“intern” は「実習生」「見習い」の意味。
映画ではアン・ハサウェイ演じる女社長ジョールズの運営する通販会社にシニア・インターン制度で採用された70歳のベン(ジョージ・クルーニー)がやってきます。
日本語でもよく聞く “internship”(インターンシップ)とは「見習い期間」のことです。
日本語タイトルだと「私の実習生」の意味になります。
50回目のファーストキス
原題:50 First Dates
2004年アメリカ
記憶障害の女性と、彼女を愛する一途な男性との恋愛物語。
直訳?と思わせながら微妙に違いました。キスではなくてデート。
もうひとつ注意したいのは、50回なので複数形になっていることです。
発音は「ディツ」のようになります。もし「キス」だったら “kisses” でしたね。日本語には複数形の概念がないので、複数形は忘れやすい点です。
アダム・サンドラーとドリュー・バリモアが主演です。
ドリュー・バリモアの名前の発音について書いている記事もあります。
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2018年には日本でリメイク作品が公開されています。
最後に
いかがでしたか。
微妙な違いばかりでしたね!
日本語タイトルでは “the” や、複数形の “s” は基本的に省かれてしまいます。
映画好きな方は英語のタイトルも一緒に覚えておくと、いざという時の会話に役立ちますよ!