スポーツに関する和製英語11選!ファイトは英語?

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英語だと思って使っているカタカナ英語は、実は英語ではなく日本だけで使われている和製英語かもしれません。

スポーツに関するカタカナの言葉も和製英語がたくさん潜んでいます。

今回はスポーツに関する和製英語を11個まとめてみました。

「頑張って!」のようなニュアンスで使う「ファイト!」は英語でも同じように言うのでしょうか?英語と比較してみてください。

スポーツに関する和製英語11選!

1、ファイト

・Go for it

・Do your best

・Keep it up

英語で “fight” は「戦闘する」という意味。

「がんばって」の意味ではなく「戦え!」という意味になります。

ボクシングのような格闘の競技ならいいのですが、他の競技では少し激しすぎます。

「がんばって」という気持ちを言いたいなら “Go for it!” や “Do your best!” が近い言葉です。調子が良くて「その調子!」と言いたい時は “Keep it up!” と言えます。

「ナイスファイト」に変わる言葉は、”well done” や “good effort”  になります。

2、ドンマイ

・Don’t worry

・No big deal

・It’s ok

英語で “Don’t mind” は文法的には正しいのですが、ほとんど使われていないので不自然に聞こえてしまいます。

“I don’t mind.” (気にしてないよ)の意味ではよく使われるので、その意味で言っているのだと思われる可能性もあるでしょう。

“Don’t mind me.” は「私のことは気にしないで」という意味です。

相手に「気にしないで」「たいしたことないよ」と言いたい時は、他に 「問題ないよ」という意味の “No problem.” も言えます。

3、ガッツポーズ

・fist pump

・raise one’s fist(s) in victory

英語では日本語の「ガッツポーズ」のように特定した言葉がないのですが、文章で説明すると、このようになります。

He raised his (clenched) fist in victory.

(彼は勝利にこぶしをあげた。)

raise=上げる、 fist=握りこぶし げんこつ、victory=勝利、clench=固く握りしめる

両手の場合は “fists” と複数形になります。

“victory pose” 「勝利のポーズ」という言葉も使えますが、握りこぶし以外のポーズもあるので、「ガッツポーズ」を英語にするとすれば “fist pump” でしょう。

“pump” は日本語の「ポンプ」のことで、他にも「上下に動く」という意味があり、こぶしを上に挙げる動作から使われています。

英語の “gut” は「内臓」「消化器官(主に胃や腸)」と、「勇気」「根性」の意味など様々な意味があります。

「ガッツポーズ」の由来は、1960年代に米軍基地のボーリング場でストライクをとった時に”Nice gut!” と言っていたというものや、プロボクサーのガッツ石松が試合で勝利した時に、両手を挙げて喜びを表した姿を、スポーツ記者が名付けて広まったという説もあります。

4、グラウンド

・Field

野球やサッカーなど、スポーツをするための場所は「競技場」の意味がある “field” と言います。

特に野球をする場所なら “baseball field” サッカーなら “soccer field” 陸上競技は、”athletic field” と区別できます。”field” は主に屋外でのスポーツをする場所として用いられます。

ちなみにサッカーはアメリカ英語で “soccer” イギリスでは主に “football” と言います。

英語の “ground” だけでは「地面」という意味になるので学校のグラウンド(校庭)を言いたい場合は “school ground” と言います。

5、キャッチボール

・catch

英語では “catch” だけで「キャッチボール」の意味になります。

「キャッチボールしよう!」と誘いたい時は Let’s play catch! です。

6、ゲームセット

・The game is over

・The end of the game

試合が終わった時に使われている「ゲームセット」ですが、野球では That’s the ball game. と言われます。

他に”Time’s up” も「試合終了」の意味です。

「ゲームセット」はテニスの試合終了の合図に言う時の “Game, set and match” という表現からきた言葉です。  

英語で “game set” と言うと、ゲーム一式のセットが想像されるかもしれません。

7、バトンタッチ

・pass the baton

リレーで使われる「バトンタッチ」ですが、「バトンを渡す」という意味になる “pass the baton” が使われます。

He passed the baton to the next runner.

(彼は次のランナーにバトンを渡した。)

他に “pass the torch” という表現があり、”torch” は「たいまつ」「光」の意味で、オリンピックの聖火を渡す時に使います。

「聖火」以外にも「(後継者などに)バトンを渡す」という慣用句にもなっています。

Passing the torch to the next generation.

(次の世代への引継ぎ)

8、マラソン

・long-distance race

・running

英語で marathon(マラソン)と言うと42,195 キロを走る競技のことになります。

学校で行われるような「マラソン大会」は「長距離レース」で、”long-distance race” や “running event (contest)” です。

42,195キロの半分、21,0975キロを走るマラソンのことは  “half marathon” と言います。

I’m running a marathon next month.

(来月マラソンで走ります。)

9、フライング

・false start

陸上や水泳などでスタートの合図より先に出てしまうことを「フライング」と言っていますが、英語では「不正スタート」を意味する “false start” と言います。

「フライング」は “flying start” からきた言葉ですが意味は「順調なスタート」です。

“get off to a flying start” で「好調なスタートを切る」となります。

We got off to a flying start.

(私たちは順調なスタートを切った。)

10、ゴールライン

・finish line

サッカーやラグビーなどでは “goal line”(ゴールライン)は同じですが、陸上競技で使う「ゴール」には “finish” を使います。

11、ゴールイン

・reach the finish line

・break the tape

マラソンなどでテープを切って走り切った場合は、”break the tape”

テープなしの場合は “reach the finish line” と言います。