私がオンライン英会話の無料体験をいくつか受講して、DMM英会話に決めた理由のひとつは、教材の「デイリーニュース」がとても気に入ったからです。
そこで今回は「デイリーニュース」の基本的な内容と、効果的なレッスンの使い方をご紹介します。
すでにDMM英会話を利用している人も、まだ利用していない人も、ぜひ参考にしてみてください。

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★私のこと

もくじ
オンライン英会話DMM英会話の人気教材「デイリーニュース」効果的な使い方は?
デイリーニュースとは

DMM英会話が提供する英語学習教材で、アメリカの国営放送VOAのニュースをもとに、学習用のちょうどいい長さに編集されたニュース記事です。
毎日新しい記事が3つ更新されます。
デイリーニュースを使ったレッスンは、新しい語彙を覚えられる他に、実際のニュースを使ってディスカッションができる内容です。
会話のネタにもなるので、フリートークをしたいけど、何を話したらいいか分からないという人にもおすすめ教材です。
更にデイリーニュースはDMM英会話の会員でなくても、DMM公式サイトで見られるので、自主学習のリーディング教材にもおすすめです。
レベル

デイリーニュースのレベルは Level5 から Level10 まであり、中級~上級者向けの教材です。記事はレベル別に選ぶことが可能です。
高いレベルにも挑戦したくなりますが、まずは自分に合ったレベルから記事を選びましょう。
私の場合は、いつもレベル6か7の中から選んでいます。
興味がある記事を見つけたときはレベル8を選択することも。
レベルが上がるにつれ、語彙のレベルも難しくなってきます。その時は特に予習に時間をかける必要があります。
レベル5~6→Intermediate
レベル7~8→Advanced
レベル9~10→Proficient
DMM英会話が設定しているレベル
TOEIC | 英検 | |
Level1(Beginner) | 0-110 | 5級 |
Level2(Beginner) | 120-165 | 4級 |
Level3(Beginner) | 170-215 | 3級 |
Level4(Intermediate) | 220-335 | 準2級 |
Level5(Intermediate) | 340-530 | 2級 |
Level6(Intermediate) | 535-655 | 2級 |
Level7(Advanced) | 660-775 | 2級 |
Level8(Advanced) | 780-850 | 準1級 |
Level9(Proficient) | 855-935 | 準1級 |
Level10(Proficient) | 940-990 | 1級 |
DMM公式サイトでは、他にCEFL、IELTS、TOEFL iBT、など更に詳しくレベル基準が確認できます。

ニュースのカテゴリー

デイリーニュースは10のカテゴリーに分けられていて、カテゴリー別にも記事を選べます。
・Science & Tecnorogy(科学&技術)
・Culture & Entertainmant(芸術&エンターテインメント)
・Economy & Business(経済&ビジネス)
・Health(健康)
・Language & Education(言語&教育)
・World(世界)
・Asia & Pacific(アジア&太平洋)
・USA & Americas(アメリカ合衆国)
・Europe(ヨーロッパ)
・Middle East & Africa(中東&アフリカ)
まずは自分に合ったレベルの中で興味のある分野から選んでみましょう。
ニュースの数は膨大なので、レベルを1つか2つまでに絞って探すのがおすすめです。
ニュース選びに時間をとられるのはもったいないので、気になったタイトルと写真があったらすぐにそのニュースに決めてしまった方がいいです。
慣れてきたら、あえて苦手な分野を選ぶことも考えてみてください。
新しい語彙と出会える他、話題の幅が広がります。英語以外の勉強にもなるでしょう。
デイリーニュースを利用した時の基本的なレッスンの流れ

レッスンの前に、自分のレッスンページに入ってニュース記事を選んで、表示させておいてください。
そうすることで講師側にも、どのニュースを使うのかが表示されるようになっています。
右上の【翻訳を表示】で、日本語訳を消すことが可能です。
Level 7以上は記事と質問の日本語翻訳は表示されません。

1、ボキャブラリー
2、記事の音読
3、記事に関する3つの質問
4、記事に関する議論
5、一歩踏み込んだ議論
1、ボキャブラリー(Vocabulary)

ニュース記事に出てくるボキャブラリーが5つか6つピックアップされています。
単語と例文は音声で聞けます。
DMM英会話のアプリ i Know! でもボキャブラリー例文と音声を確認ができます。
レッスンでは講師の後に続いて語彙、意味、例文を1つ音読します。
ひとつの語彙に例文の数はいくつかあり、全部読もうとする講師もいるので、1つだけにしてもらいましょう。

2、ニュース記事の音読(Article)

ニュース記事を講師の後に続いて音読をします。
講師の後に続いて読むか、自分だけ読むか聞かれるので、どちらにするか答えます。
時間の節約をしたければ、自分だけが記事を読んで、間違えた発音を後から直してもらうようするといいでしょう。
I’ll try reading it myself and you can correct me if my pronunciation is wrong.
(1人で読んでみるので、もし発音を間違えていたら直してください)
講師の後に続いて読む場合は、講師が段落ごとに読み上げるので後に続きます。
講師の発音をしっかり聞いてから読むようにします。


声に出して読む時は、ただ単に読むだけではなく記事の内容を理解しながら読むようにしましょう。
発音や語彙の意味が分からない時は、そのままにせず講師に聞くようにしてください。
ニュースの読み上げは、会話と違って英語の長文を読む練習になります。
正しい発音でイントネーションをつけて話せるようになることで、リスニング力も上がるので、中級者なら省かずに音読するのがおすすめです。
私は毎回、講師の後に読み上げるようにしています。
3、記事に関する質問(Questions)

記事に関する3つの質問です。
答えは必ず英文の中にあるので、英文をよく読んで理解する必要があります。
Level7 以降はこの項目はありません。
4、記事に関する議論(Discussion)

記事に関するディスカッションをおこないます。
自分のことや意見を伝える練習ができます。
質問は5つです。
5、一歩踏み込んだ議論(Discussion)

Exercise5 では更に踏み込んだディスカッションをおこないます。
質問は5つです。
デイリーニュースを使った効果的な学習、5つのコツ!
1、日本語翻訳は隠す
日本語が表示されていると、どうしても読むのが楽な日本語へ目がいってしまいがちです。
日本語翻訳は表示せずに、英語のみで記事本文と質問を読むようにしましょう。
Level6 までは日本語翻訳が全て表示できるので、英語でニュースを読み、内容を理解した後に日本語で確認するようにします。
2、予習する
上級者ではない限り、必ず予習はするようにしましょう。
予習なしでレッスンに挑むと意見が咄嗟に思いつかなかったり、言いたいことが結局うまく言えずに終わってしまう恐れがあります。
後で、「あの時あぁ言えば良かった。」「何であんな簡単な事も言えなかったんだろう。」と、後悔する原因となります。
レッスン時間は25分と限りがあります。その時間を有意義な学習時間にするためにも予習は必ずするようにしましょう。
ボキャブラリーと記事本文の確認と音読は自分で済ませて、Exercise4 のディスカッションから始めるのもいいと思います。
予約の際に、講師へ次のレッスンの要望が書き込めるので、記入しておきます。
その場合、講師はニュース記事の内容を読まないことになるので、記事の要約を講師に英語で伝えると、それもとてもいい勉強になるのでおすすめです。
Exercise4 から始めると最後に時間が余る可能性もあるので、その時はフリートークに挑戦してみるといいでしょう。
<例文>
“I’d like to start from Exercise 4, please.“
“Could we please start the lesson from Exercise 4?”
ディスカッションの質問に対する答えは、1文の簡単なものではなく、なるべく3文以上の文章で返すように心がけてみてください。
私はノートに自分の答えを用意して、レッスン本番の時はノートは見ないように答えるようにしています。
英文には自分が新しく覚えたい語彙や表現を積極的に入れるようにするといいでしょう。
このようにして、予習には1つのトピックでだいたい30分から1時間の時間をかけています。
もし Exercise1 から始める場合は、レッスン時間は25分間と限られているので、時間内にExercise5 まで終わらないことがほとんどです。
ニュース記事は何度でも使用できます。1つのトピックを2回に分けてレッスンするといいでしょう。
納得がいかなければ、3回4回…と何度同じニュースを使っても大丈夫です。
3、復習する
復習も必ずするようにします。
私はニュース記事に出てきた新しく覚えたい語彙は、Anki アプリに入れています。
Ankiアプリは、定期的に繰り返して学習することで、長期記憶として脳に定着できるようになります。
特にデイリーニュースに出てきた語彙は、ニュースと関連して覚えられるので記憶に残りやすいです。
復習している時も「あの記事に出てきた語彙だな。」と思い出しながら復習してみてください。
4、録音する
他に復習に役立つおすすめ方法は、レッスン中の会話を録音することです。
録音しておくと、自分の言えなかったことが確認できる他、自分の発音やリズム、イントネーションの確認ができるのでおすすめです。
私はレッスン中の会話を録音するようになってから、自分の英語の発音やリズムの悪さに気付き、改善しようと思うきっかけになりました。
予習で用意した文章も、いざ本番になると言えないこともあるでしょう。
更に本番のレッスンでは話の流れで、講師から意外な質問が出てくることがあります。
その時に咄嗟に英語でうまく伝えられないかもしれません。
文法が間違っていてもなんとか伝えられた場合は、講師からフォローしてもらえると思うので、正しい英文をチャットに記入してもらいましょう。
録音しておくと、自分の言えなかった表現、つまずきポイントを忘れずに確認ができます。
間違いがあったり言えなかったことは、必ず確認して正しい文章を改めて音読するようにします。
5、ディスカッションを楽しむ
決められた質問に答えるだけでなく、講師の意見も聞いてみるのもいいでしょう。
リスニングの練習にもなる他、自分以外の意見を聞くことで新しい考えが生まれることもあります。
お互いの意見を共有することによって、講師との距離感は近くなり、より深いディスカッションとなるでしょう。
講師の意見に対して、更に自分の考えや同意表現などを言えたら、よりいいですね。
意見を言う時の英語の表現も参考になるでしょう。
ニュースが多くてトピックが決めらない場合!
デイリーニュースは1年前のニューストピックまで見られるので、とにかく数が多いです。
「ニュース選びにいつも時間がかかってしまう…。」
なんて方は、DMM英会話のもうひとつの教材『ディスカッション』がおすすめです。

『ディスカッション』は過去のデイリーニュースから集められたもので、4つのテーマに分けられています。
How to…(日々の生活のいろいろなシチュエーション)
Food&Beverages(食べ物と飲み物のおもしろい事実)
Animals&Pets(動物とペットの楽しい話)
Records&Achievements(驚くような世界記録と偉業)

ディスカッションのレベルは全て Intermediate の6です。
デイリーニュースと違う点は、最初にWarm-upで2つの簡単な質問があり、簡単な会話ができるようになっています。
その後に Vocabulary と Article に進みます。
「記事に関する質問」はなく、記事の音読が終わるとすぐにディスカッションになります。
テーマ別で順番にレッスンができるようになっているので、自分でニューストピックを決めるのが難しい中級者の方におすすめです。
もちろんレッスン1から順番に受ける必要はなく、自分の好きなトピックだけ選んでもOKです。
最後に
教材をうまく活用して、英語力を伸ばすのは自分次第です。
せっかく有料会員となって、オンライン英会話を受けているなら効果のある有意義な学習時間にしたいですよね。
予習、復習をしっかりして毎日続けていれば、英語力は必ずついてきます!
