「英語の発音を良くしたいな~!」
「カタカナ英語から卒業したい!」
こんな風に考えたことはありませんか?
私も、英語の発音がずっと苦手でした。(今も得意とは言えませんが)
発音を笑われた悔しい経験もあります。
悔しさをバネにして、英語の発音をどうすればいいのか、試行錯誤しながら発音を独学で矯正してきました。
その結果、最近はオンラインレッスンでも「発音がいいね」、「発音がよくなったね」などと誉められることが、少しずつですが増えてきました。
そこで今回は私が実践していた英語の発音をよくするコツを9つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

もくじ
英語の発音をよくする9つのコツ!カタカナ英語にさよなら!
1、とにかくたくさん聞く
とにかくまずはたくさんネイティブの英語を聞くことが1番です。
ひと言で「英語」と言っても、国や地域、クラスによってもさまざなな違いがあります。
自分の学びたい英語を明確にして、学習に一貫性を持たせるようにしてください。
勉強のためにいろいろな英語を聞き比べるのもいいですが、発音練習のためには、まずは1人、お気に入りのネイティブの英語を参考にしましょう。
YouTube や海外ドラマ、映画などが助けになってくれるでしょう。
2、シャドーイング
シャドーイングは音を聞いて、英語の音声にかぶせて発声する練習法です。
影のように追って発音をするので「シャドーイング」と呼ばれます。
この時、英文を見てもOKです。
何よりも発音練習で一番大事なことは、実際に声に出すこと。
「シャドーイングは難しそう…」と敬遠する人もいるかもしれませんが、要は「モノマネ」です。
あまり難しく考えずに、自分のお気に入りのネイティブの英語をモノマネしてみてください。
最初は難しすぎるものではなく、簡単な短文から始めてみましょう。
3、洋楽を聴いて一緒に歌う

英語の歌を聴いて一緒に歌うのもおすすめです。
リズムのある歌を利用することで英文も覚えやすく、上達が早いです。
歌を使った学習は、何よりも楽しく学習ができます。
ただし、曲選びには気を付けてください。
歌によっては、スラングが多かったり、言葉遊びのような意味のない文章の場合もあります。
間違いないのは、ディズニー映画で使われているテーマソング。
個人的にどの年代にもおすすめなのは、カーペンターズの曲です。
4、音声変化
英語は文章にすると、つながる音(リンキング)、消える音(リダクション)、変化する音(フラッピング)があります。
これらはだいたいどの言語でもあることで、言葉をより言いやすくなるように音声変化が起こるのです。
まず、リンキングは音がつながることを言います。
例えば “Check it out.” は「チェック・イット・アウト」ではなく「チェッキラゥッ」のようになることはご存知の人が多いでしょう。
リダクションは、前後の音の影響で、音が弱くなったり聞こえなくなることです。
“Check it out.” の “out” の “t” の音はとても弱い ”ッ” となります。
他にも ”Good job” の “d” の音は消えて「グッジョブ」のようになりますね。
フラッピングは、前後の音の影響で、”t” の音が変わることです。
これはアメリカ英語の場合で、イギリス英語には起こりません。
代表的な例は、”water” 、アメリカ英語ではカタカナで書くと、「ウォラー」のような感じになります。
イギリス英語では「ウォター」です。
これらような音声変化を知り、発音することで、自然な英語となるので覚えるようにしましょう。
5、リズム、イントネーションを意識
日本語は英語と比べて、抑揚がなく平坦な言語です。
それとは反対に、英語はリズムとイントネーション(抑揚)がとても大事な言葉です。
日本語を話すのと同じ感覚で英語を話すと、言いたいことが伝わりづらく、理解されないこともあります。
まず大事なことは、自分の強調して言いたい部分を「強くゆっくりめに」言うことです。
逆に、特に重要ではない情報の部分は、「弱く速めに」発音します。
強弱がはっきりし、言いたいことが正確に伝わるようになります。
そして英文を読む時に、区切る箇所を意識してみてください。
意味のまとまりごとに分けて、息つぎをする場所です。
基本的には前置詞や接続詞の前が、息継ぎのタイミングになります。
例
Alice was beginning to get very tired / of sitting by her sister / on the bank, / and of having nothing to do /
引用:Alice’s Adventures in Wonderland
(※最初の “Alice was beginning to get very tired of sitting by her sister” まで一気に言ってしまってもOK。)
あとは、疑問文の時や相手に何か尋ねる時は語尾を上げて、発音するようにしてしましょう。
このようなことを意識してみるだけでも、かなり英語の雰囲気が変わります。
6、発音記号を学ぶ

日本語は5個の母音と約17個の子音の数に対して、英語には約26個の母音と、約24個の子音があります。
(母音の数、子音の数は諸説あり、はっきりした数字は言えません。)
日本語の22の音に比べ、英語は40以上…倍の数ありますね。
ということは、日本語にはない音が英語には20以上あるということです。
ただ、この日本語にない音をマスターしてしまえば、英語の発音はかなり改善されます。
発音記号を覚えてしまえば、単語帳などに記載されている発音記号を見ただけで、すぐに正しい発音が分かるようになるので、学習効率もはかどるでしょう。
7、特に注意したい発音を意識する
特に日本人が苦手とする英語の発音、 “r” と “l” や、“b” と “v” 、”th” の音などを徹底的に練習して正確に言えるようにしましょう。
英語の発音を教えてくれる YouTube チャンネルを利用して練習すると便利です。
★おすすめのYouTube
オンライン英会話も、スクールによって発音のレッスンがあるので受けてみるとよいでしょう。
DMM英会話は発音教材があり、アルファベット順にレッスンができ、おすすめです。

8、発音矯正アプリを利用してみる
発音矯正のためのアプリを利用してみるのもおすすめです。
おすすめは、ELSAスピークというアプリです。
毎日10分英語の発音練習をしてAIが発音を判定してアドバイスをくれます。
(アメリカ英語の発音です。)
ただ、無料体験だけだとできるレッスンが限られてしまうので、本気で発音矯正をしたい人は課金して継続することがおすすめです。
1ヶ月 900円
3ヶ月 1,950円
1年 5,900円
※期間によってキャンペーンで安くなっていることもあります。
他にも発音のためのアプリは、検索するとたくさん出てくるので、まずはいくつか試してみて自分に合ったものを選んでください。
Google検索 や Siri の音声検索で、自分の英語発音がAIに理解されるかを、試してみるのもおすすめです。
9、自分の英語を録音して聞く

実際に自分が話している英語を録音して、チェックするようにしましょう。
自分の発音と、ネイティブスピーカーや英語講師との発音を比べてみてください。
自分の間違いに気が付かない限りは、発音の上達はありません。
まずは自分の間違いを把握して、変えることに意識を向けてください。
英語は、1日でいきなり上達するものではありません。
昨日よりも今日、今日よりも明日と、毎日少しずつ上達してくれば大丈夫です。
初めの頃に録音したものと、1ヶ月後、2ヵ月後…と自分の発音を比較してみましょう。
自分の成長を感じられれば大成功です!
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した、「英語の発音をよくする9つのコツ」を実践すれば、きっとあなたの発音も変わってきます。
決してあせらずに、まずはできることから挑戦してみてください!