今回はピーターラビットの英語で書かれた絵本のご紹介です。
ピーターの仲間たちは、みんな個性的で大人も楽しめるおはなしばかり。
素敵なおはなしがたくさんあるので、英語多読にもぴったりです。
今回はピーターラビットの絵本シリーズから5つの物語を厳選して紹介します。

もくじ
ピーターラビットの絵本で英語多読!おすすめのおはなし5選
ピーターラビットって?
ピーターラビットは、1902年に発表されたビアトリクス・ポターの児童書に登場する主役キャラクターのうさぎです。
ピーターラビットの絵本シリーズは全部で24話あって、それぞれ主人公が変わります。
ビアトリクス・ポターが、家庭教師をしていた頃の教え子の息子に宛てて書かれた絵手紙をもとに、生まれた絵本と言われています。
ピーターラビットのおすすめのおはなし5選!
1、The Tale of Peter Rabbit
『ピーターラビットのおはなし』
まずはやっぱり主人公ピーターラビットのおはなしから読んでいきましょう。
お母さんにマグレガーさんの畑に行かないように注意されているのに、いたずらっ子のピーターはマグレガーさんの畑へ1人で行ってしまいます。
なんとピーターのお父さんはマグレガーさんの奥さんにパイにされてしまったという衝撃の事実が分かります!
Your father had an accident there ; He was put in a pie by Mrs.McGregor.
マグレガーさんの畑のラディッシュを食べているピーター。この顔、たまらなく可愛いですね!
2、The Tale of Benjamin Bunny
『ベンジャミン・バニーのおはなし』
ベンジャミン・バニーはピーターのいとこ。
ベンジャミンとピーターは、マグレガーさん夫婦の留守中に、畑に置いてきてしまったピーターの上着を取り返しに出掛けます。
後でいなくなった2人をベンジャミンのお父さんが探し出しにくるのですが、お父さんのお仕置きが何とも、怖い!
Then he came basket and took out his son Benjamin by the ears, and whipped him with the little switch.
3、The Tale of Mrs. Tiggy-Winkle
『ティギーおばさんのおはなし』
ハンカチをなくしてしまったルーシーという人間の女の子。
ハンカチを探しているうちに山の中へ入ってしまい、洗濯屋さんのティギーおばさんの家へたどりつきます。
ティギーおばさんとすっかり仲良くなり、ルーシーはおばさんと一緒にお客さんたちの洗濯物を届けに出掛けます。
洗濯物を全て届け終わると、ティギーおばさんともお別れの時間。
2人が別れた後、ルーシーが見たティギーおばさんの後ろ姿はハリネズミにしか見えませんでした。これは夢だった??
And how small she had grown – and how brown-and covered with prickles!
Why! Mrs. Tiggy-winkle was nothing but a hedehog.
4、The Tale of Jemima Puddle-Duck
『あひるのジマイマのおはなし』
あひるのジマイマは、農場の女主人が自分の産んだ卵をいつも持っていってしまうことが不満。
そこでジマイマは農場から離れた場所で卵を産むことを決め、場所を探しに出掛けます。
しかしジマイマは道で出会ったキツネに騙され、ついていってしまいます。
コリー犬のケップが助けに来てくれるのですが…。
I have a sackful of feathers in my wood-shed.
No, my dear madam, you will be in nobody’s way.
You may sit there as long as you like.
5、The Tale of Pigling Bland
『こぶたのピグリン・ブランドのおはなし』
家族の生活のためにと、市場へ出されることになってしまったこぶたのピグリン・ブランド。
市場へ向かう途中で農場に迷い込み、パイパーソンさんというおじいさんに見つかってしまい、捕まってしまいます。
パイパーソンさんの家で、同じように捕まって閉じ込められている1匹の黒豚ピグウィグと出会います。
このままでは2匹ともハムかベーコンにされてしまうでしょう。
2人は無事に逃げ出せるのか…?
“Why do you want to go to market, Pigling?”
inquired Pig-wig presently.
“I don’t want ; I want to grow potatos.”
ピーターラビットの英語レベル
“The Tale of Peter Rabbit” の英語レベルは読みやすさレベルの数値では YL3.0 程度とされています。
読みやすさレベルは、英語多読研究会SSSを中心に、教師や実際に多読をしている読者の意見を総合して、数値化したものです。数値は0.0~9.9まで、数値が小さいほど読みやすいです。
ピータ―ラビットの絵本シリーズのYLレベルと平均語数を調べてまとめたので、参考にしてみてください。
英語タイトル | 日本語タイトル | YL | 語数 |
---|---|---|---|
The Tale of Peter Rabbit | ピーターラビットのおはなし | 3.0 | 948 |
The Tale of Benjamin Bunny | ベンジャミンバニーのおはなし | 3.0 | 1,124 |
The Tale of the Flopsy Bunnie | フロプシーのこどもたち | 3.6 | 992 |
The Tale of the Tom Kitten | こねこのトムのおはなし | 3.0 | 717 |
The Tale of Miss Moppet | モペットちゃんのおはなし | 1.0 | 226 |
The Story of A Fierce Bad Rabbit | こわいわるいうさぎのおはなし | 1.2 | 140 |
The Tale of Two Bad Mice | 2ひきのわるいねずみのおはなし | 2.0 | 1,122 |
The Tale of Mrs. Tittlemouse | のねずみチュウチュウおくさんのおはなし | 3.0 | 1,025 |
The Tale of Johnny Town-Mouse | まちねずみジョニーのおはなし | 3.0 | 1,309 |
The Tale of Squirrel Nutkin | りすのナトキンのおはなし | 3.6 | 1,203 |
The Tale of Jemima Puddle-Duck | あひるのジマイマのおはなし | 3.1 | 1,258 |
The Tale of Ginger and Pickles | ジンジャーとピクルズや | 3.0 | 1,142 |
The Tale of Mr. Tod | キツネどんのおはなし | 3.5 | 4,884 |
The Tale of Samuel Whinskers | ひげのサムエルのおはなし | 3.0 | 2,052 |
The Tale of Gloucester | グロースターの仕立て屋 | 3.5 | 2,700 |
The Tale of Mrs. Tiggy-Winkle | ティギーおばさんのおはなし | 3.0 | 1300 |
The Tale of Mr. Jermy Fisher | ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし | 3.9 | 805 |
The Tale of Timmy Tiptoes | カルアシ・チミーのおはなし | 3.2 | 900 |
The Tale of the Pie and the Patty-Pan | パイがふたつあったおはなし | 3.0 | 2,800 |
The Sly Old Cat | ずるいねこのおはなし | ||
The Tale of Pigling Bland | こぶたのピグリン・ブランドのおはなし | 3.0 | 3,351 |
Appley Dapply’s Nursery Rhymes | アブリイ・ダブリイのわらべうた | 2.0 | 248 |
Cecily Parsley’s Nursery Rhymes | セシリ・パセリのわらべうた | 2.0 | 263 |
The Tale of Little Pig Robinson | こぶたのロビンソンのおはなし | 3.5 | 10,031 |
※”The Sly Old Cat” は不明でした。短くて難しくないおはなしなので、YL1.0~2.0くらいだと思います。
レベルはあくまでも目安なので、自分の気になるものを選ぶと良いでしょう。
“The Tale of Peter Rabbit” は、やさしい英語で書かれた書籍も出ています。
その他のピーターラビットの本に関するおすすめ
『英語で楽しむピーターラビットの世界』
「まだ英語だけで書かれた洋書を読むのは不安。」という方は日本語で語彙の解説がある『英語で楽しむピーターラビットの世界』がおすすめです。
CD付きなのでリスニングにも役立ちます。
各巻に5作品ずつ収録されています。
『英語で楽しむピーターラビットの世界』Book1に収録されている5つのおはなし
“The Tale of Peter Rabbit”
“The Tale of Benjamin Bunny”
“The Tale of Squirrel Nutkin”
“The Tale of Johnny Town-Mouse”
“The Tale of The Pie And The Patty-Pan”
ピーターラビット対訳本
日本語と英語の対訳本もおすすめです。
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最後に
ピーターラビットシリーズの絵本は、イラストがかわいいだけではなく、物語も本当におもしろいものばかりです。
100年以上愛されているピーターラビットたちの物語。
もしまだ知らなければ、一度ピーターラビットの世界に足を踏み入れてみてはいかがですか。
とっても可愛い世界です。
ピーターラビットのキャラクターたちを知っていると、ピーターラビットの映画も、より楽しめますよ!

ピーターラビット™ (字幕版)
プーさんとスヌーピーの記事も書いています。
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www.komichit.com
英語多読にNHK語学『Enjoy Simple English』もおすすめです。
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