【気候変動・ゴミ問題】おすすめTED6選!環境問題について考える

このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

環境問題である気候変動やゴミ問題は全人類における深刻な問題です。決して他人ごとではなく、自分自身のこととして捉える必要があります。

今回は、環境問題をテーマとしたTEDのプレゼンテーションを6つご紹介します。

個人個人、対策として何ができるのか。

まずは環境問題について知り、興味を持つことです。

今回紹介する動画をぜひご覧ください。

f:id:daozi:20190905125449j:plain

気候変動・ゴミ問題に関するおすすめTED6選

覚えておきたい環境問題に関する基本的な英語

まずは動画を見る前に環境問題に関する基本的な英語をチェックしておきましょう。

気候変動:climate change
気候危機:climate crisis
地球温暖化:global warming
パリ協定:Paris Agreement
炭素:carbon
酸素:oxygen
二酸化炭素:carbon dioxide(環境問題での文中では “carbon” と略されることが多いです。または化学記号のCO2とも呼ばれます。)
氷河:glacier
南極:the South Pole(Antarctic)
北極:the North Pole(Arctic)
汚染:pollution
大気:atmosphere
洪水:deluge

① グレタ・トゥーンベリ 『気候のための行動への心開かれる訴え』

(Greta Thunberg “The disarming case to act right now on climate change”)

www.ted.com

2018年11月のスウェーデン、ストックホルムで行われたTEDでの16歳の少女グレタ・トゥーンベリさんの訴えです。彼女のまっすぐな目に強い意志を感じます。

グレタさんは2018年8月20日から総選挙の9月9日まで毎日、気候変動問題を訴えるために、スウェーデンの国会議事堂に1人でストライキを始めます。

総選挙が終わった後も毎週金曜日に座り込みを続け、話題となりました。

これを機に世界で、金曜日に環境問題を訴える「Fridays For Future」が広まりました。

今月2019年9月23日に開催される国連総会の気候変動サミットに出席するため、彼女は二酸化炭素の排出量がゼロのヨットでイギリスからニューヨークまで15日間かけて移動しています。ヨットにはトイレもシャワーも何もなく、かなり過酷なものです。

www.bbc.com

グレタさんがストライキなどをする目的は、「メディアから注目されて気候変動について記事を書いてもらうこと、そして人々に危機であることを気付いてもらうこと」であるとインタビューで語っています。

I was diagnosed with Asperger syndrome, OCD and selective mutism.
That basically means I only speak when I think it’s necessary now is one of those moments.

私はアスペルガー症候群で強迫性障害で選択的無言症だと診断されました。その症状は 基本的に必要だと思う時しか話さないことで、今がその必要な時なのです。

②アル・ゴア 『気候変動の回避』

(Al Gore “Averting the climate crisis”)

www.ted.com

2006年の公演で10年以上前になりますが、具体的に人々が気候危機の取り組みのために何をすればいいのかを教えてくれます。基本的なことは変わらないので10年以上前のものでも参考になります。

このTED Talk のプレゼンターはAl Gore(アル・ゴア)アメリカの元副大統領。任期は1993年1月から2001年1月までの8年間。

さすが、ゴア元副大統領はトークがとても上手で、最初にジョークを言って聴衆の心を引きつけます。

このTED Talkで出てきた映画というのはアル・ゴアによる脚本でゴア氏本人が出演する “An Inconvenient Truth(邦題:不都合の真実)という2006年公開のドキュメンタリー映画です。

2017年には “An Inconvenient Sequel”(不都合な真実2 放置された地球)も公開されています。

2007年には気候変動についての問題点を広く知らせ貢献したことで、ノーベル平和賞を受賞しています。

This is an opportunity.

Not just this, but connected to the ideas that are here, to bring more coherence to them. We are one.

これは機会なのです。

これだけでなくここにあるアイデアを繋げ、もっと一貫したものにしましょう。 私たちはひとつです。

③アル・ゴア『 気候変動についての楽観論』

(Al Gore “The case for optimism on climate change”)

www.ted.com

もうひとつアル・ゴア氏のTED Talk で、2006年のTED『気候変動の回避』から10年後の2016年に行われたものです。

気候危機について悪い知らせもありますが、良い知らせもあるとのこと。

「私たちは変わらなければならないのか?」

「私たちは変われるだろうか?」

この2つの質問に、データをもとにゴア氏が熱く答えます。

One of the greatest poets of the last century in the US, Wallace Stevens, wrote a line that has stayed with me: “After the final ‘no,’ there comes a ‘yes,’ and on that ‘yes’, the future world depends.”

20世紀アメリカの最も偉大な詩人の一人であるウォレス・スティーヴンズの詩の一節が私の心に残っています。

「最終的な否定の後には肯定がある。その肯定に世界の未来が掛かっている」

④ツェリン・トブゲイ『世界の「第三極」を守る緊急要請』

(Tshering Tobgay “An urgent call to protect the world’s ‘Third Pole'”)

www.ted.com

2019年7月に行われたTEDです。

プレゼンターはブータン王国の政治家で元首相の、環境活動家でもあるツェリン・トブゲ氏です。

自分自身の経験からトブゲ氏は一番の問題点に気付きます。

一番の問題点とは「自分自身に問題が及ぶまで関心を持たないこと」です。

気候変動が起きていることは、もはや誰もが知っていることです。

しかし「自分自身に影響がないうちは、正常のように振る舞っています。でも全員が関心を持たなくてはならない。」と、熱く訴えます。

To stand up to climate change, we must work together. We must think globally and act regionally. Our entire region must come together, to work together, to fight climate change together, to make our voices heard together.

気候変動に立ち向かうためには力を合わせねばなりません。地球規模で考え、地域全体で行動しなければならないのです。地域全体が1つになって 協力し合い、気候変動に共に立ち向かい、共に住民たちの声を広めねばなりません。

⑤ツェリン・トブゲイ『CO2排出量マイナスの国、ブータン』

(Tshering Tobgay “This country isn’t just carbon neutral – It’s carbon negative”)

www.ted.com

もうひとつツェリン・トブゲによるTEDで、2016年に行われたものです。

トブゲ氏の自国であるブータンは、「カーボンニュートラル」(CO2排出量ゼロ)を実現している国。

実際は、排出される二酸化炭素を森林が吸収し「カーボンネガティブ」であるとも言えます。

そんなブータンも気候変動の影響を受けています。

氷河が溶けて、今まで存在しなかった湖が増え続けているのです。

ぜひこのTEDの動画を見て写真を確認してみてください。

ブータンでは自分たち人間の他、美しい自然、動物たちを守るためにも「カーボンニュートラル」を守り続けることを誓っています。

We first made this promise in 2009 during COP 15 in Copenhagen, but nobody noticed. Governments were so busy arguing with one another and blaming each other for causing climate change, that when a small country raised our hands and announced, “We promise to remain carbon neutral for all time,” nobody heard us. Nobody cared.

この誓いは2009年に立てられました。コペンハーゲンでのCOP15開催中でしたが、誰も気づきませんでした。どの政府も議論に忙しく、気候変動の責任のなすり合いに夢中だったからです。そこで小さな国が手を挙げて 「常にカーボンニュートラルで あることを誓います」と宣言しても誰の耳にも届かず、誰も気にかけませんでした。

⑥ メラティ&イサベル・ワイゼン『バリのレジ袋廃止運動』

(Melati and Isabel Wijsen “Our campaign to ban plastic bags in Bali”)

www.ted.com

5つ気候変動に関するものをご紹介しましたが、最後に深刻な環境問題のひとつ、「ごみ問題」に関するTED Talk です。

2015年に行われた、インドネシア・バリ島に住む10代の姉妹によるTEDです。

バリ島といえば「美しい海や緑の楽園」を想像するかもしれませんが、プラスチックごみの深刻な問題を抱えている国でもあります。

そこで立ち上がったのがメラティとイザベルの姉妹です。

2人は2013年から “Bye Bye Plastic Bags” の活動を始め、

2015年1月、バリ島マンク・パスティカ州知事に「バリでは2018年までにレジ袋を撤廃する」と誓約させました。

実際に2019年1月1日からデンパサール市でレジ袋の提供が禁止。

デンパサール市以外の市でもバリ島ではレジ袋廃止を開始している店が増え続けているようです。

We started researching, and let’s just say, the more we learned, there was nothing good about plastic bags. And you know what? We don’t even need them.

調査を始めましたが、まあ調べれば調べるほどレジ袋の利点は何もなかったのです。というかレジ袋など必要ないのです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

自分たちにできることは何なのか。

まずは、紹介したTEDの中でも言われていたように「関心を持つ」ことです。

そして、普段の生活の中で少しでもできることをしましょう。

ここに少しまとめておきますので、参考にしてみてください。

・コンセントはこまめに抜く
・エアコンの設定温度は冷房28°、暖房20°に設定する
・LED電球を使用する
・節水を心がける
・移動はできるだけ公共交通機関を使う
・エコバックを使う
・お弁当を持参する
・飲み物は水筒に入れて持参
・ゴミの分別をする
・プラスチックごみはきれいに洗って捨てる
・植物を置く
細かいことを挙げれば他にもいろいろありますが、環境問題についてまわりの人と話す機会をつくって対策を共有することも大切なことのひとつです。

プラスチックごみ問題については、すごく分かりやすい説明がNHKのサイトにあったのでこちらをご覧ください。

www3.nhk.or.

おすすめのドキュメンタリー番組7選! 自然・動物偏【Netflix】