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『華麗なるギャツビー』英語で味わう映画の世界【英語字幕鑑賞記録】

昨日、「華麗なるギャツビー」3回目の鑑賞をしました。

 

実はこの映画が、映画を英語字幕で観ることに挑戦するきっかけともなった映画です。初めて観た時は数年前で、まだ英語の勉強はしていない頃で日本語字幕で観ました。

 

2回目は半年前くらいなのですが、ふと何を思ったか「 英語字幕 で観てみようかな。」と思い、「分からなかったらすぐ日本語に変えればいいや。」と気軽な気持ちで字幕設定を English に変えてみました。

 

そしたら一度観たことがあって大まかな内容を知っていることもあり、「意外と分かる!」となって、結局最後まで英語字幕で観ることができました。

 

 

もちろん完璧に全てセリフの意味を把握できているわけではないですが、私が英語字幕で映画を観る時は勉強ではなく、あくまでも映画を楽しむことなので、少しでも分かったことに喜びを感じ、自信にしています。

 

 英語字幕で観る映画を選ぶ時のコツなどを書いている記事です。

www.komichit.com

 

 

この映画「華麗なるギャツビー」は1925年のF・スコット・フィッツジェラルドの同名の小説を映画化したもので、5度も映画化されています。

 

アメリカの文学作品としても歴史に残る代表作品です。英語の教材としても使われることがあり、英語字幕で観る映画としてもおすすめです。

 

 

 

 

 

英語字幕で観る「華麗なるギャツビー」原題「The Great Gatsby

 

監督

バズ・ラーマン(Baz Luhrmann)

主な出演者

レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)

キャリー・マリガン(Carey Mulligan)

トビー・マグワイヤ(Tobey Maguire)

ジョエル・エドガートン(Joel Edgerton) 

 

 

あらすじ

(最後のネタバレは含みません)

 

1920年代のニューヨーク郊外、ロングアイランドのウェスト・エッグにある大豪邸では毎晩のように豪華で盛大なパーティーが繰り広がれています。パーティーの主催者はジェイ・ギャツビーという名の男。

 

この豪邸の隣に越してきたニック・キャラウェイは、まだ顔の見たことのないギャツビーに招かれ、パーティーへ参加することに。しかしパーティーに来ている他の参加者たちは、誰もギャツビーに会ったことはなく勝手にパーティーに参加している人たちでした。

 

しかしギャツビーはニックの前に現れ、ランチに誘い、いろいろな話しをしながら仲良くなります。

 

実はギャツビーがニックに近づいた理由は、今も忘れられずにいる昔の恋人、デイジーの親戚がニックだったのです。

 

当時、デイジーはギャツビーが戦争に行っている間に大金持ちのトム・ブキャナンと結婚してしまいます。

 

ギャツビーはデイジーの結婚を知りながらも、いつか戻ってくると信じ、豪華なパーティーを毎晩のように開いて彼女を待ち続けていたのです。

 

ニックを通してギャツビーとデイジーは再会を果たします。

 

夫への愛がすでに冷めていたデイジーとギャツビーが再び愛し合うようになるには時間はかかりませんでしたが・・・。

 

ニック・キャラウェイ Nick Carraway

 

映画の冒頭はニックのセリフから始まり、物語全体もニックの視点で、回想として描かれています。

ニックはアメリカ中西部出身、イェール大学卒業後に戦争に従軍、休戦で故郷に戻り1922年にニューヨークへやって来て、ギャツビーの大豪邸の隣にあるコテージに住みながら証券会社で働き始めます。

 

ニックの冒頭のセリフ

 

療養所でアルコール依存や不眠、不安症の治療を受けているニックが、過去を語りだします。

In my younger and more vulnerable years my father gave me some advice

 "Always try to see the best in people," he would say...

As a consequence, I'm inclined to reserve all judgements.

But even I... have a limit.

 

「ぼくがまだ若くて多感だった頃、父がアドバイスをくれた。

" 常に人の良い部分を見なさい " と。

おかげで僕は寛容な人間となった。

だが、それでも限界はある。」

 

重要語句

vulnerable:傷つきやすい

consquence:結果 

inclined to do:(~する)傾向のある

reserve:(判断などを)差し控える 見合わせる 持ち越す

 

初めてギャツビーに会った時のニックのセリフ(ナレーション)

 

正体不明の謎めいたギャツビーとの初対面。
実際にギャツビー役のレオナルド・ディカプリオが登場するのは映画が始まって、およそ30分後です。

 

His smile was one of those rare smiles that you may come across four or five times in life.
It seemed to understand you and believe in you just as you would like to be understood and believed in.

 「彼の笑顔は、人生で数回しか出会えないだろう極上の笑顔だった。
理解してほしいと思うことを理解してくれ、信じてほしいと思うことを信じてくれそう
な笑顔だった。」
 

 

重要語句
come across:遭遇する 出会う 

 

デイジー・ブキャナン Daisy Buchanan


大富豪の娘。軍人のギャツビーと恋人であったが、ギャツビーが戦争へ行ってしまった後に大富豪のトムとの結婚をすすめられ、結婚することに。
結婚の当日にギャツビーから手紙が届き、トムとの結婚を拒否しましたが、デイジーの意思は受け入れられず、結婚します。

結婚後、一人娘を授かりましたが、夫のトムが浮気をしていることも知っていて夫婦仲は冷めています。

 

デイジーのセリフ

 

デイジーが一人娘を生んだ時のことを、ニックに語ります。

娘が生まれた時、夫のトムは浮気をしていて連絡がつきません。ナースに生まれた赤ん坊の性別を聞き、デイジーはこう言います。

 

I said, 'I'm glad it's a girl. And I hope she'll be a fool
-that's the best thing a girl can be in this world, a beautiful little fool.'

 

「女の子でよかった。バカになれと願うわ。この世界では、女の子はそれが一番。美しくてちょっとバカね。」

 

ギャツビーとデイジーが再会した時のセリフ

 

ニックがギャツビーとデイジーを会わせるために開いたお茶会。

デイジーがすぐに部屋にやってくるという時、ギャツビーは急におじけづいて雨の中、外に飛び出してしまいます。その後、意を決して部屋に入り、ずぶ濡れのままデイジーとの再会を果たします。

 

DAISY:I'm certainly glad to see you again.

GATSBY:I'm... certainly glad to see you as well.

 「またあなたと会えて本当にうれしいわ」

「僕も君に会えて本当にうれしい」

 

ジェイ・ギャツビー Jay Gatsby

 

本名はジェイムス・ギャッツ(James Gatz)、貧乏な農夫の家庭に生まれ育ちましたが、16歳で故郷を離れ、金持ちになることを夢見ていました。

ある日偶然ヨットの事故に遭った富豪ダン・コーディ(Dan Cody)を助け、5年間彼と世界を周りながら、金持ちの立ち振舞いなどを学びました。彼の死後、彼の財産の相続を願いましたが遺族の邪魔により失敗。再び貧乏になります。

そしてギャツビーは軍隊に入隊。

ある日パーティーで知り合った美しい女性デイジーに一目ぼれをし、互いに恋に落ちます。しかし戦争により2人は離れることになり、デイジーは他の金持ちの男と結婚。

デイジーを忘れられないギャツビーは戦争から戻った後、金持ちに成り上がり、デイジーが戻ってくるように毎晩、豪華なパーティーを開いていたのです。

 

再会後、デイジーが泣き出した後に言ったギャツビーのセリフ

 

成金の住宅地に住むギャツビー邸宅から見える緑の灯りは古くからある資産家の住宅地の方面でギャツビーにとっては成功と幸せの象徴。デイジーが家族と住む邸宅の方面でもあります。

デイジーと再会したギャツビーには、この緑の灯りはもう意味がないものになっていました。

 

If it wasn't for the mist we could see the green light.

「もし霧がなければ、緑の灯りが見えたのに」

 

 

デイジーが「逃げ出したい」と言った時のギャツビーのセリフ

 

再び愛し合うようになったギャツビーとデイジーでしたが、デイジーには家族がいます。逃げ出したいというデイジーにギャツビーは…。

 

Run away? Darling, no. Daisy, that... that wouldn't be...respectable.

We're going to live here, in this house, together. You and me...

Daisy... It's time for you to tell Tom.

 「逃げる?ダメだよ、デイジー。それは体面がよくない。

僕たちはここに住もう、この家に、一緒に、君と僕で。デイジー、トムに話そう」

 

重要語句

respectable:(社会的に)ちゃんとした 

  

「過去はやり直せない」とニックに言われたギャツビーが言うセリフ

 

Why of course you can. Of course you can.

You'll see. I am going to fix things just the way there were before. Everything's been so...

so confused since then...

 「どうしてだ、もちろんやり直せる。決まっているだろう。以前と同じ状況に戻すんだ。あの時から、全てがメチャメチャになった。」

 

重要語句

confuse:混同する 混乱する 困惑する

 

ニックのギャツビーに対するセリフ(ナレーション)

 

貧乏だったギャツビーは、成功することを常に夢見ていて成功するには独り身でこそと信じていましたが、デイジーと出逢ってしまいます。

 

He knew that if he kissed this girl his mind would never again be free to romp like... the mind of God... That falling in love would change his destiny... forever.

 

「もしその少女にキスをすればもう二度と神の自由な心に戻れないことは彼は分かっていた。恋に落ちれば運命が変わるのだ。永遠に」

 

映画の最後のニックのセリフ (ナレーション)

 

Gatsby believed in the green light, the orgastic future that year by year, recedes before us... 

It eluded us then, but that's no matter - tomorrow we will run faster...

Stretch out our arms farther... And one fine morning...

So we beat on, boats against the current, borne back ceaselessly, into the past.

 

「ギャツビーは緑の灯りを信じていた。それは、年を追うごとに遠のいていく、輝かしい未来を意味していた。捕まえられなかったとしても、大丈夫。明日はもっと早く走り、もっと遠くに手をのばせばいい。いつか晴れた朝に手に入るだろう。だから進もう。流れに逆らう船のように、絶え間なく過去へと押し戻されながら。」 

 

重要語句

recede:退く 交代する 遠ざかる

elude:避ける 得られない

stretch out:(手など)を差し出す 前に出す 伸ばす

beat :打つ 打ち負かす 歩き続ける 突き進む(通例~one's way)

borne:bear の過去分詞 運ぶ 持って行く 産む 向かう 進む 

bear back:退く 持ち帰る

ceaselessly:絶え間なく

 

old sport

ギャツビーがよく使う言葉「old sport」は、「友よ」や「君」などの意味になり、人に呼び掛ける時に使う言葉です。ギャツビーが海で助けた富豪ダン・コディが使っていた言葉でもあります。

貧乏だったギャツビーはダン・コディに上流階級の立ち振る舞いなどを教えてもらっていたので、その時に身に付いた言葉でしょう。

ただ、19世紀頃のイギリスの貴族が男性同士の間で呼び掛ける時に使っていた言葉で、この時代のニューヨークでは一般的に使われていません。

 

 

「The Great Gatsby」の翻訳本

 

今まで「The Great Gatsby」の翻訳本は5冊出ています。

中でも村上春樹さんの翻訳本が人気で、村上さん本人も「The Great Gatsby」の大ファンで、思い入れも強い作品のようです。タイトルは「グレート・ギャツビー」です。

翻訳本を読んでから英語字幕で映画を観れば、より一層理解は深まるでしょう。

 


グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

 

 

 

こちらがF. Scott Fitzgerald の原作です。

↓ 


The Great Gatsby (Evergreens)