今回は前回に引き続き、「天気」に関する英語を勉強します。
天気の話題は誰とでも気軽に話せることなので、覚えておくときっと役に立つでしょう!
ぜひ前回の分と合わせて参考にしてみてください。
もくじ
天気【雪・風・嵐】に関する英語
「雪」に関する英語
snowy:雪が降っていることを表す基本となる言葉です。 “snow” で「雪」。「雨」の時と同じく “heavy snow”(大雪) “light snow” (小雪)と表せます。
sleety:雨まじりの雪でみぞれが降る様子を表せます。名詞 “sleet” で「みぞれ」です。
「雨と雪が混ざった」の意味で “mixed rain and snow” とも表現できます。
hail:「あられ」「ひょう」、動詞で「あられ(ひょう)が降る」となります。1粒を表す時は “hailstone” もしくは “a piece of hail” です。
「あられ」は “graupel” か “snow pellets” とも言いますが、一般的にはあまり使われていません。
“hail” が「あられ」「ひょう」の総称になりますが、言い分けるとすれば、「あられ」が直径5ミリ未満の氷の粒で「ひょう」よりも柔らかいので “small hail (stone)”、“soft hail (stone)”「ひょう」は5ミリ以上の氷の粒なので “large hail (stone)”、“huge hail (stone)” と呼ばれたりします。
“hailstorm” で「あられ(ひょう)を伴う嵐」です。
snowstorm:「吹雪」の意味で、強い風で吹き付けてくる大雪を表します。
blizzard:「吹雪」より更に強く激しい「大吹雪」や「暴風雪」の意味になります。
It’s snowing now. No, look carefully, it’s hailing!
(今、雪が降っているよ。ちがうよ、よく見て、あられだよ!)
There’s going to be a snowstorm tonight.
(今夜は吹雪になります。)
There was a blizzard last night.
(昨夜は猛吹雪だった。)
「風」に関する英語
breezy:名詞 “breeze” で「(心地よい)微風」「そよ風」の意味。動詞で「そよ風が吹く」と表せます。
windy:風が強い場合に使われます。名詞 “wind” は「風」です。“strong wind” で「強風」となります。
blow:「(風が)吹く」という動詞です。
gale:「強風」で “strong wind” と同じ意味になります。
gusty:突然吹く強い風のことで名詞の “gust” は「突風」を表します。形容詞 “gusty” で「風の強い」「突風の」となります。
squall:日本語でもそのまま「スコール」と言いますが「(時に雨や雪を伴う)突風」の意味です。動詞では「突風が吹く」と表します。
tornado:「竜巻」アフリカ西部やアメリカで発生することの多い突風の一種で、猛烈な風を伴う。地上から雲へ細長く延びる、高速な渦巻き状の上昇気流です。
The breeze feels nice.
(そよ風が気持ちいい。)
It’s so windy, I’m almost blown away!
(風がすごく強くて、飛ばされちゃうよ!)
It was blowing hard all night.
(一晩中風が強かった。)
「嵐」に関する英語
stormy:「嵐のような」「暴風(雨)の」という意味。名詞は “storm” で「嵐」「暴風(雨)」。動詞では「嵐が吹く」「(風・雨などが)荒れ狂う」となります。台風とは違い、正式な気象用語ではありません。
「雨・雪に関する英語」に書いたように雨が強い嵐の時が “rainstorm”、 雪の強い嵐の時に “snowstorm” とも呼ばれます。
tempest: 「嵐」「暴風雨」の意味ですが、文学的な言葉で日常はほとんど使われません。「大騒ぎ」「騒動」の意味もあります。
thunder:「雷(雷鳴)」の意味で、雷の音のみを指します。カタカナで発音を書くと「サンダー」です。
lightning:「稲妻」「稲光」の意味。「雷が落ちた」と言いたい時は “lightning” を用います。カタカナで発音を表現すると「ライトニング」です。
thunderstorm:「激しい雷雨」「雷を伴う嵐」の意味です。
The weather is very stormy.
(天気はかなり荒れています。)
It’s the calm before the storm.
(嵐の前の静けさです。)
Lightning struck a tree.
(雷が木に落ちました。)
「台風」「ハリケーン」「サイクロン」の違い
typhoon:いわゆる「台風」。大西洋西部やインド洋(フィリピンやインドネシアなど)で発生する熱帯低気圧のことを指します。
日本の「台風」の定義は、最大風速17,2m/s以上のものを言いますが、国際分類で “typhoon” は最大風速32.7m/s以上 のものです。
hurricane:大西洋西部のカリブ海・メキシコ湾で発生する風速32.7m/s 以上の熱帯低気圧。
cyclone:ベンガル湾・北インド洋に発生する風速32.7m/s以上の熱帯低気圧。 “cyclone” は「低気圧」を指す一般的な言葉になります。”tropical cyclone” で「熱帯低気圧」の意味です。
3つの違いは単純に、これらの熱帯低気圧(tropical cyclone)がいる地域で呼び名が変わります。熱帯低気圧が地理上で境界線を越えれば、呼び名は変わります。
※風速17.2~24.5m/sを “tropical storm”(トロピカル・ストーム)
風速24.5~32.6m/s を “severe tropical storm” (シビア・トロピカル・ストーム)と呼びます。
“tropical cyclone” (熱帯低気圧)は、風速17.2m/s以下になります。
The typhoon is approaching Tokyo.
(東京に台風が近づいています。)
The trains are delayed due to the typhoon.
(台風のため電車が遅れています。)
最後に
いかがでしたでしょうか。
いろいろ細かいことも書いてしまいましたが、情景を思い浮かべながら覚えると、記憶に残りやすいと思います。
天気の話題は英語のスモールトークにぴったりです。ぜひ使ってみてください。