仕事・ビジネスに関する和製英語21選!「スキルアップ」って英語?

英語だと思っていた言葉、実は日本でつくられた和製英語かもしれません。

和製英語をそのまま英語として使っても、ちょっとニュアンスが違ったり、全く意味が通じない場合もあります。正しい英語を覚えておきましょう。

今回はビジネスの場面で使う言葉を選んでみました。ぜひ参考にしてみてください。

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仕事・ビジネスに関する和製英語21選

1、スキルアップ 

・improve one’s skills

基本的に「向上したい」の意味の「アップ」には「改良、改善する」の “improve” が言えます。

I’d like to improve my computer skills.

パソコンスキルをアップしたいです。

I’d like to improve my image.

他に「(価値・美・可能性など)を高める」という意味の “enhance” も使えます。

2、キャリアアップ

・career advancement

“advance” は「進む、進める」「昇進(進級)する」「進歩する」の意味があります。

I’d like to advance my career.

(キャリアアップしたいです。)

I study English for 2 hours everyday for career advancement.

(キャリアアップのため毎日2時間英語を勉強しています。)

スキルアップ、イメージアップと同じように improve も使えます。

3、バージョンアップ 

・virsion upgrade

“upgrade” の他に「更新する」「最新(版)」という意味の “update” も言えます。”virsion”は「(ソフトウェア、コンピューターの)版」という意味があります。

I need to upgrade the browser.

(ブラウザをバージョンアップする必要がある。)

4、コストダウン

・cost reduction

「減らす」の意味の reduce や decrease、「切る詰める」の意味がある cut が使えます。ただし cut の方が強いイメージになります。

We have to reduce costs.

(コストを減らさないとならない。)

We decided to cut costs.

(コスト削減を決定した。)

The library closed due to cost reduction last month.

(先月、図書館がコスト削減のため、閉館した。)

5、コストパフォーマンス

・value for money

“cost performance” という言葉もありますが、一般的な会話であまり使われないので “value for money” を使います。

It’s a good value for money.

(コストパフォーマンスがいい。)

 

6、ノルマ

・quota

norma(ノルマ)はロシア語なので正しくは外来語です。

英語では「基準」「割当て(量)」の”quota” という言葉があります。

“meet a quota” で「ノルマを達成する」”meet” には「会う」以外に「満たす」「達成する」の意味があります。

I will be able to meet a quota this week.

(今週ノルマを達成できるだろう。)

7、ベンチャー

・start-up(company)

日本で言われているベンチャー企業には「新興事業」「 立ち上げたばかりの会社」という意味で使われていることが多く、英語ではその場合 “start-up” と言えます。

“venture” を使った用語は、”joint venture” 「共同事業」「 合弁会社」や ”venture capital”「start-upに投資する会社」があります。

“venture”は「冒険的事業」という意味があり、”venture firm (company)”で、「リスクの高い事業をする会社」ということになります。

8、ベテラン

・expert

日本語でベテランは、「仕事など、長く勤めてその分野に関する経験や知識がある人」

英語の “veteran” は「熟練した」で同じ意味としても使えますが、特にアメリカでは「退役軍人」で戦争に行った経験のある人の意味もあり、誤解を招く原因ともなってしまいます。

もし”veteran” を使う場合は文脈から意味が分かるようにしなくてはなりません。

例えば “He is a veteran.” とだけ言えば、戦争に軍人として行っていたと思われる可能性も。

He is a veteran pilot.

(彼はベテランパイロットです。)

She is a veteran at the supermaket.

(彼女はそのスーパーのベテランです。)

などと言うようにしましょう。

9、アフターサービス

・after-sales service

他の言い方では “customer service” とも言えます。

訳すと「顧客サービス」で、購入後のサポートの意味も含まれます。

購入後のサポートを強調して言いたいなら”after-sales service” がいいでしょう。

10、サイン

・signature

・autograph

署名の意味ではサイン “sign” ではなく “signature” になります。名詞での”sign”の意味は「符号」「記号」「しるし」「標識」「合図」などです。

She made a yes sign.(彼女はyesのサイン(合図)を見せた)この時に使う「サイン」は英語と同じ意味になります。

ただ、動詞では「…に署名する」という意味があるので、このように使えます。

Could you sign here?

(ここにサインしてもらえますか?)

他に、有名人にもらうサインは “autograph” と言います 。

11、ケースバイケース

・It depends

「場合による」という意味で使われる “case by case”(ケースバイケース)の元の英語は “on a case by case basis” です。 

英語での一般的な他の言い方では「頼る」「当てにする」という意味の “depend” を使って “It depends.” 「場合による」となります。

“depend on…”で、「…次第である」「…によって決まる」となり、 何によるのかを言いたい場合は、例えば

It depends on the day.

(その日によります)

It depends on the situation.

(状況によります。)

などと言うことができます。

12、ブラインドタッチ

・touch typing

ブラインドという英語 blind は「目の見えない」「盲目の」 という意味です。

“blind date” という言葉がありますが、これは第3者の紹介を通じて、まだ会ったことのない人と1対1でデートをすることを言います。

ちなみに窓にかけるブラインドは、そのまま「blind」が使えます。

13、フリーダイヤル

・a toll-free number

フリーダイヤルの “dial” は(ラジオ・電話・金庫などの)ダイヤルの意味で、動詞として使うと「電話をかける」「(電話番号・金庫など)のダイヤルを回す」となり、ちょっと古いタイプの電話のイメージになります。

“toll” の意味は「使用料」「(道路、橋などの)通行料」です。

「料金が無料の番号」で “a toll-free number” となります。他にも “free call” や “free phone” との言い方があります。

14、フロント

・front desk

ホテルのフロントを言いたい時に front だけでは「前方」「正面」の意味になってしまいます。

企業やパーティー、ホテルなどの受付には他に “reception desk” も言えます。

観光案内所やデパートなどの何か情報を教えてくれるような場所では “information desk” も使えます。

15、アポ

・appointment

約束などの意味によく使われるビジネス用語ですが、英語で話す時にはアポ(Apo)では通じません。略さずに “appointment” と言います。

16、サービス

・free

・complimentary

英語の “service”(サービス)の意味は、「接客」「業務」「奉仕」などの意味です。

日本語では「無料」「値引き」「おまけ」などのことも「サービス」と言うことがありますが、その場合は以下のようになります。

「無料」=free、complimentary 

「値引き」=discount

「(商品などの)おまけ」=free gift

17、ホームページ

・web site

英語で “Home page” と言うとパソコンを開いた時のページの意味か、ひとつのサイトの一番最初に出るページのことを指します。

サイトの最初のページは “home page” か “main page” 。

ページ全体を言いたい時には “web site” か “web page” と言います。

18、クレーム

・complaint

英語の “claim” の意味は「求める」「要求する」「主張する」の意味になり「苦情を言う」という意味ではありません。

“complaint” が「不満」という意味で “make a complaint” で「苦情を言う」となります。

19、アンケート

・questionnaire

・survey

「アンケート」はフランス語からきている言葉で英語では使われていません。

20、ネームバリュー

・established name

・establishde reputation

知名度が高く、名に価値があるという意味で使われているネームバリューですが日本でつくられた和製英語です。

“establish” は「確立する」という意味があり”established name” で「確立された名」という意味で日本語で言う「ネームバリューがある」と同じになります。

もうひとつ、”reputation”(名声、評判、世評) を用いて “established reputation” も言えます。

21、パワーハラスメント

・harassment by a supervisor (superior, boss)

abuse of authority

日本では社会的に地位の高い人から受ける嫌がらせをパワハラと略されて、よく使われる言葉になっていますが、和製英語です。

英語で表現する時は、harassment by ~ by の後は teacher や coach などと入れ替えることができます。harassment は動詞の harass 「困らせる」「悩ませる」の名詞形です。

I was harassed by my boss.

(上司に嫌がらせをされた。)

この表現は、セクハラもパワハラも全て含まれる意味になります。

ちなみにセクハラは英語の “sexaual harassment” を略した和製英語です。もとの “sexaual harassment” は英語です。

ただ、”power harassment” という言葉は日本の和製英語が逆に英語化して、英語圏でも通じるかもしれません。

特に、高い地位を利用した嫌がらせを強調して言いたい時は “abuse of authority” (権力の乱用)または “abuse of power” を用います。