あなたがもし映画好きなら、映画を英語学習の教材にすることで飽きずに楽しく英語の勉強ができるのでおすすめです!
今回は、映画内でイギリス英語とアメリカ英語どちらも話されていて、2言語の対比ができるおすすめの映画をご紹介します。
どれも私のお気に入りの映画で、ストーリーも含めて楽しめます。
もくじ
イギリス英語とアメリカ英語の対比ができるおすすめの映画9選
1、ノッティングヒルの恋人
1999年アメリカ / イギリス映画
ジュリア・ロバーツ(アメリカ英語)
ヒュー・グラント(イギリス英語)
ヒュー・グラント演じるウィリアムはロンドン西部のノッティング・ヒルで旅行書専門の書店を営むちょっと冴えない男性。
アメリカのハリウッド女優、アナ・スコットを演じるのはジュリア・ロバーツ。
生きる世界が全く違う2人が恋に落ちるというラブロマンスです。
イギリスが舞台ですが、ジュリア・ロバーツはアメリカ人女優の役なのでアメリカ英語です。
ヒュー・グラントはとてもキレイで典型的なイギリス英語を話すので、イギリス英語の参考になるでしょう。
ウィリアムの家族や友人とのイギリス英語が満載の会話にも注目です。
2、プラダを着た悪魔
2006年アメリカ映画
アン・ハサウェイ(アメリカ英語)
メリル・ストリープ(アメリカ英語)
エミリー・ブラント(イギリス英語)
ジャーナリストを目指し田舎からNYにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)。
オシャレに関心がないにも関わらず一流ファッション誌ランウェイの面接を受け、編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントの仕事を手に入れます。
先輩のエミリー役にはエミリー・ブラントが演じています。
エミリー・ブラントはイギリス出身の女優。
映画の舞台はNYで他の出演者はアメリカ英語ですが、エミリーは思いっきりイギリス英語です。気が強い役で口調も強くはっきりしているので聞き取りやすいでしょう。
3、ホリデイ
原題:The Holiday
2006年イギリス / アメリカ
キャメロン・ディアス(アメリカ英語)
ケイト・ウィンスレット(イギリス英語)
ジュード・ロウ(イギリス英語)
ジャック・ブラック(アメリカ英語)
ロンドンの郊外に住むアイリス(ケイト・ウィンスレット)と、ロサンゼルスに住むアマンダ(キャメロン・ディアス)。
2人とも恋に破れ傷ついた中、「ホーム・エクスチェンジ」というサイトで知り合い、休暇中にお互いの家を交換することに。
アイリスはロサンゼルスへ、アマンダはロンドンへ旅立ち、滞在先ではそれぞれ新たな出会いが待っています。
キャメロン・ディアスやジャック・ブラックなどはアメリカ英語、ケイト・ウィンスレットとジュード・ロウはイギリス英語なので、それぞれ言語の対比がちょうどいい割合で聞けます。
言語の他に、それぞれの街並みや暮らし、建物の違いも楽しめるでしょう。
4、アバウト・タイム
2013年イギリス
ドーナル・グリーソン(イギリス英語)
レイチェル・マクアダムス(アメリカ英語)
イギリス南西部に住む青年ティム・レイク(ドーナル・グリーソン)は21歳の時に父(ビル・ナイ)から一族の男にはタイムトラベルの能力があると告げられます。
ティムは夏の休暇中に出逢った妹の友達のシャーロット(マーゴット・ロビー)に一目惚れ。タイムトラベルの力を使って恋を実らせようとしましたが結局失敗に終わってしまいます。
その後ティムは弁護士の仕事を始めるためロンドンへ。そこで出逢ったのがアメリカ人女性のメアリー(レイチェル・マクアダムス)でした。
イギリス映画で舞台もイギリスですが、レイチェル・マクアダムス演じるメアリーはアメリカ人の設定なのでアメリカ英語を話します。
レイチェル・マクアダムス自身はカナダ出身の女優です。
5、はじまりのうた
原題:Begin Again
2013年アメリカ
キーラ・ナイトレイ(イギリス英語)
マーク・ラファロ(アメリカ英語)
恋人デイブ(アダム・レヴィ―ン)とイギリスからニューヨークへやってきたシンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)。しかしデイブの浮気が発覚。
家を飛び出し古くからの友人、スティーブ(ジェームス・コーデン)に頼ると、彼に小さなライブハウスで歌うことを勧められます。
失意の中で歌うグレタに目を付けたのが、音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)でした。ダンはグレタにアルバムを作ろうと持ち掛けます。
舞台がニューヨークの中、キーラ・ナイトレイとジェームズ・コーデンはイギリス英語で話します。
グレタの恋人、デイブ役で人気ロックバンド Maroon5 のアダム・レビューが映画初出演をしたことも話題となった映画です。
6、ジュリエットからの手紙
アマンダ・セイフライド(アメリカ英語)
クリストファー・イーガン(イギリス英語)
ニューヨークで働くソフィー(アマンダ・セイフライド)は、婚約者のヴィクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)と婚前旅行でイタリア・ヴェローナを訪れますが、イタリアンレストランのオープンを控えているヴィクターは仕事のことで頭がいっぱい。
ヴィクターの食材めぐりに付き合うのに疲れたソフィーは別行動を提案。
翌日1人で訪れたのは、シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』にまつわる観光名所『ジュリエットの家』。そこは恋に悩む世界中の女性たちが書いたジュリエット宛ての手紙が集まる場所でした。
そこで全ての手紙に返事を書く ”ジュリエットの秘書” と呼ばれる女性たちと知り合い、ソフィーは彼女たちの手伝いをすることになります。
ソフィー演じるアマンダ・セイフライドはアメリカ英語。
ソフィーがジュリエットへの手紙に返信したことがきっかけで出逢ったチャーリー(クリストファー・イーガン)と、その祖母クレア(ヴァネッサ・レッド・グレイブ)はイギリス英語で話します。
クリストファー・イーガン自身はオーストラリア出身の俳優です。
アメリカ、イギリス英語の他にもイタリア語、イタリア訛りの英語、さらにイタリアの美しい風景も楽しめます。
7、サイドエフェクト
2013年アメリカ
ジュード・ロウ(イギリス英語)
ルーニー・マーラ(アメリカ英語)
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(アメリカ英語)
エミリー(ルーニー・マーラ)は、夫がインサイダー取引で収監されていたことを機にうつ病が再発。
精神科医のバンクス(ジュード・ロウ)に処方された新薬の副作用で夢遊病になってしまい、出所したばかりの夫を無意識状態で殺してしまいます。
主治医のバンクスが、エミリーに処方した新薬について独自に調査を始めると、驚愕の真実にたどりつきます。
舞台はアメリカですが、主演のジュード・ロウはイギリス出身、バンクス医師もアメリカで働くイギリス人の精神科医という設定なので、イギリス英語で演じています。
最後まで目が離せないサスペンス映画です。
8、ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
原題:Fantastic Beast and Where to Find Them
2016年イギリス / アメリカ
エディ・レッドメイン(イギリス英語)
キャサリン・ウォーターストーン(アメリカ英語)
『ハリー・ポッター』のJ・K・ローリング脚本のファンタジー映画。
イギリスのホグワーツ魔法魔術学校出身の魔法使いで、魔法生物学者のニューㇳ・スキャマンダ―(エディ・レッドメイン)は魔法動物を愛する変わり者。
ニューㇳは魔法動物を収集するために、どんなものでも入ってしまうという魔法のトランクをいつも持ち歩いています。
魔法動物を集めるための旅の途中のニューヨークで、人間のトランクと入れ替わってしまい、トランクの中の魔法動物たちが逃げ出してしまいます。
『ファンタスティック・ビースト』シリーズの第一作目は、アメリカのニューヨークが舞台。
ただ、主役のレディ・レッドメインは変わり者の役で、あまりはっきりと話さないため、聞き取りは難しいです。字幕をつけて聞く方がおすすめです。
キャサリン・ウォーターストーンはイングランド出身のアメリカ育ちの女優で、アメリカ英語を話します。
『ハリー・ポッター』にも登場する言葉、「マグル (Maggle)」(非魔法使い)をアメリカ英語では「ノー・マジ (No-Maj)」と呼ぶなどの違いも楽しめます。
9、007 ダイ・アナザー・デイ
2002年イギリス
ピアース・ブロスナン(イギリス英語)
ハル・ベリー(アメリカ)
北朝鮮のムーン大佐を暗殺するため、朝鮮半島に潜入したボンド(ピアース・ブロスナン)でしたが、正体がばれて監禁される。14ヶ月後にムーン大佐の部下ザオ(リック・ユーン)との捕虜交換で釈放されます。
しかし00(ダブルオー)ナンバーを剥奪されてしまったボンドは、ザオを追ってキューバへ向かいます。
『007』シリーズ第20作のボンドガールには、ハル・ベリーが抜擢。ボンドガールにアフリカ系アメリカ人の起用は初めてのこと。
ザオ役のリック・ユーンもアメリカ出身の俳優で、アメリカ英語で話します。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はイギリス英語とアメリカ英語の対比ができる映画をご紹介しました。
ただ映画のストーリーを楽しむだけでなく、言語の違いを楽しむこともまたひとつの楽しみとなりますね。
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