ジブリ映画『耳をすませば』英語版のセリフで英語の勉強をしよう!

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今回はジブリ映画『耳をすませば』の英語字幕のセリフから英語の勉強をします。

『耳をすませば』は柊あおいの漫画が原作で、1995年にスタジオジブリ制作により映画化されました。

主人公である雫の日常を描いた映画なので、日常使える英語がたくさん出てきて、教材としても大変おすすめです。

ジブリ映画はNetflixでも、日本、アメリカ、カナダを除く190の国で視聴ができます。

今回の『耳をすませば』のセリフは、Netflix の英語字幕を参考にしました。

ただ、Netflixと国内で販売されているDVDは、字幕と音声が一致していません。

北米版のディスクが音声と字幕が一致しています。

※輸入盤DVDは日本国内のDVDで再生できない可能性があるので注意が必要です。購入の際はリージョンコードを確認してください。


<ストーリー>

月島雫は、明るく読書好きな女の子。中学3年になって、周りは皆受験勉強で一生懸命なのに、いつも学校の図書館や市立図書館で本を読みふけっていた。雫はある日、図書館の貸し出しカードに「天沢聖司」という名前を発見する。雫が読む本には必ずといっていいほどその名前があった。やがて、雫はひとりの少年と出会う。中学を卒業したらイタリアへ渡って、ヴァイオリン職人の修行をしようと決意している少年。その少年こそが「天沢聖司」であった。

ジブリ映画『耳をすませば』英語版のセリフから英語の勉強をしよう!

『耳をすませば』の英語タイトルは “Whisper of the heart” です。

“whisper” は「ささやく」の意味で、タイトルを和訳すると「心のささやき」になります。

それでは『耳をすませば』の英語セリフを見ていきましょう。

『耳をすませば』(Netflix)からの英語字幕のセリフ

1、What’s ~like

雫のセリフ

Seiji Amasawa…What’s he like?

Wonder if he’s nice.

(天沢聖司 、どんな人だろう。

すてきな人かしら。)

What’s Cremona like?

I hope it’s nice.

(クレモーナってどんな街かな。

素敵な街だといいね。)

“What’s ~like?” で「~はどんな感じですか?」の意味となります。

~の部分には、名詞が入ります。

What’s the weather like there?

(そちらの天気はどんな様子ですか?)

名詞ではなく、「~するのはどんな感じですか?」と動詞を入れて聞きたい時は、

“What’s it like to +動詞” の形になります。

What’s it like to live abroad?

(海外で生活するのはどんな感じですか?)

2、I’ve got to~

雫のセリフ

I’ve got to meet Yuko!

(ゆう子と会うんだ!)

I’ve got to be at the library.

(私、図書館に行かなきゃ!)

“I’ve got to~”は「~しなければならない」で “have to~” と同じ意味です。

よく、話し言葉では “have” が省略され、”got to” は短縮され ”I gotta~” と言われます。

カジュアルな言い方です。発音は「アイダ」のような感じになります。

I gotta study tonight because I have a test tomorrow.

(明日テストがあるから今夜勉強しなきゃ。)

3、anyone と someone

夕子のセリフ

Are you in love with anyone?

(雫、好きな人いる?)

Studying for these exams would be easier if I had someone.

(両思いの人がいたらいいなあって思うよね。受験だし。)

We could support each other.

(励まし合って頑張れたらって)

この後、夕子が男の子からラブレターをもらったけど、会うのをためらっている夕子を見て雫は、

雫のセリフ

So there’s someone else you like!

(さては他に好きな人いるんでしょ!)

anyone と someone はどちらも「誰か」の意味です。

“anyone” は「(存在しているか分からないけど)誰か」「誰でも」の意味で、1人とは限りません。

“someone” は「(誰かは分からないけど存在する)誰か1人」を指す時に使われます。

最初のセリフでは、夕子は雫に好きな人がいるか分からないけど、「(誰か)(誰でも)好きな人いる?」と聞いているので “anyone” となっています。

次のセリフでは 「特定の誰か」がいることを期待して “someone” が使われています。

雫のセリフでは、夕子が男の子からラブレターをもらったけど、夕子に他に好きな人がいることを確信していて、“someone” が使われています。

※someone else:他の誰か

Anyone can do it.

(誰でもできるよ。)

Someone is at the garden.

(誰かが庭にいます。)

4、as long as~

聖司のセリフ

Look as long as you like. I’ll be downstairs.

(好きなだけ見ていいよ。俺、下にいるから。)

雫のセリフ

Can you read it now?

I’ll wait as long as it takes.

(今すぐ読んでいただけませんか?

何時間でも待ってますから。)

“as long as” は「~する限り」「~さえすれば」のように、条件を表す接続詞です。

その中でも聖司のセリフの “as long as you like”(好きなだけ~)はよく使われるフレーズです。

You can stay here as long as you like.

(好きなだけここにいていいよ。)

You’ll be fine as long as you don’t do anything stupid.

(バカなことをしない限り、大丈夫だよ。)

You can play video games as long as you finish all your homework.

(宿題を終わらせれば、ビデオゲームしていいよ。)

5、as ~ as …

聖司のセリフ

Lots of people are as good as I am.

(俺ぐらいの奴はたくさんいるよ。)

「as ~ as …」で「…と同じくらい~です」の意味で、~の箇所には形容詞や副詞の原級が入ります。

(原級とは、最上級や比較級にはならない原型のことです。)

I study English as hard as my big brother.

(僕は兄と同じくらい一生懸命英語の勉強をしています。)

She is as tall as her little brother.

(彼女は弟と同じくらいの背の高さです。)

6、as soon as~

雫のセリフ

When are you leaving?

(いつ行くの?)

聖司のセリフ

As soon as I get my passport.

(パスポートが取れ次第。)

“as soon as~” で「~次第すぐ」の表現です。

“as soon as possible” 「できるだけ早く」は、覚えている人は多いのではないでしょうか。

メールなど、メッセージを送る時にはよく、“ASAP” と略されます。

発音は「イサップ」のようになり、カジュアルな会話で使われることがあります。

また、聖司のセリフのように “as soon as 主語+動詞” の形でもよく使われます。

Let me know your schedule as soon as possible.

(できるだけ早くスケジュールを教えてください。)

I’ll check as soon as I get home.

(家に着いたらすぐに確認します。)

I’ll send you a message as soon as I can.

(できるだけ早くメッセージを送ります。)

最後の文のように、“as soon as possible” は “as soon as I can” とも言い換えられます。

もちろん主語を変えて言うことができます。

Send me a message as soon as possible/ as soon as you can.

(できるだけ早くメッセージを送ってください。)

最後に

いかがでしたでしょうか。

自分の好きな映画が学習の教材となったら、英語の勉強もはかどりそうですね。

ぜひ楽しく勉強をしてください!

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