映画『パディントン』から学ぶ英語!イギリス英語の雨に関する表現などが学べる!

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映画『パディントン』(Paddington)は、イギリス・フランス共同製作の2014年に公開された作品です。

続いて2017年に『パディントン2』が公開されました。

オリジナルの物語は、イギリス作家マイケル・ボンドによって1958年に出版された児童文学作品『くまのパディントン』(Paddington Bear)です。

今回は映画『パディントン』のセリフから英語を学びます。

イギリスならではの雨にまつわる表現などが楽しめます。

パディントンに英語の表現を教わりましょう!

(※日本語の訳文は字幕のまま書いているので意訳も含みます。)

映画『パディントン』から学ぶ英語!イギリス英語の雨に関する表現などが学べる!

1、パディントンから雨の表現を学ぶ

Londoners has 107 ways to say that it is raining

(雨の呼び方は107通りあります。)

パディントンたちがペルーで聴いていたラジオから流れてきたアナウンスです。

パディントンのおじさんとおばさんは、いつかロンドンを訪れることを夢見て、イギリスのマナーなどをラジオから学んでいました。

結局ロンドンへはパディントン1人が行くことになるのですが、パディントンは前もって学んだたくさんの雨の呼び方の表現を使います。

 

・雨に関するパディントンのセリフ1

Really tipping it down?

(大雨ですね)

パディントンがロンドンに到着。おばさんの教え通り、行き交う人々にお行儀よく挨拶をしますが…。

“tipping it down.” で「大雨が降る」の意味となるイギリスのスラングです。

“tip” は「チップ」「役立つ情報」などがよく知られていると思いますが、他に「傾ける」「傾く」の意味があります。

水の入った容器が傾いて、こぼれてしまうというニュアンスなので、 ”tipping it down” にすると、水に入ったバケツをひっくり返したような大雨であることが想像できます。

・雨に関するパディントンのセリフ2

Coming down in stair rods, isn’t it?

(滝のような雨ですね)

ブラウン一家の母メリーが、駅にたたずむパディントンに近づくと、パディントンが初めに交わした挨拶。

“stair rods” は階段の敷物を抑えるための金属の棒を指します。

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金属の棒のように、まっすぐで強く降る雨の様子が想像できます。

 

・雨に関するパディントンのセリフ3

Nice weather for the ducks?

(アヒルにはいい天気ですね)

ブラウン家に泊まらせてもらうことになったパディントン。初日早々に失敗してしまい、家中水浸しにしてしまいます。

日本語字幕のパディントンのセリフ通り、直訳は「アヒルにはいい天気ですね」

雨の日の挨拶にイギリスで使われる表現です。

イギリスっぽい皮肉の効いたイディオムですね。

Lovely / Fine weather for the ducks.

などとも言えます。

 

・雨に関するパディントンのセリフ4

Dear Aunt Lucy, I have arrived in London.

(ルーシーおばさん、ロンドンに着きました)

and so far it has rained, poured, drizzled, and chucked it down.

(小雨が大雨になり、最後はどしゃ降りでした)

ブラウン一家の屋根裏で、ルーシーおばさんに手紙を書くパディントン。

ロンドンはイメージと少し違ったようです…。

・pour:大雨、激しい雨、どしゃ降り

“pour” は「(お茶や水などの液体)を注ぐ」の意味がありますが、天気の話では「激しい雨」「大雨」になります。

・drizzle:小雨、霧雨

「しとしと降る細かい雨」のことを指します。

・chuck it down:大雨、どしゃ降り 

”chuck” は「放り投げる」「捨てる」の意味で、”chuck it down”で「雨が放り投げられる」=「雨が降る」となります。

イギリスで使われるスラングです。

 

2、ブラウン家の母、メリーから丁寧で優しい表現を学ぶ

1、I hope you don’t mind me asking

I hope you don’t mind me asking, but shouldn’t you be at home?

(もうおうちに帰る時間じゃない?)

夫に近づくなと言われても、言うことを聞かずにパディントンに近づき、話しかけるブラウン一家の母メリー。

とても丁寧にパディントンに話しかけます。

“I hope you don’t mind me asking” は、「聞きにくいのだけど…」「聞いても差し支えなければいいのだけど..」のように、少し聞きづらいことを聞く前の前置きとして使えます。

日本語の「失礼ですが」に当てはまり、丁寧な決まり文句ですが、同じ相手に使いすぎるとくどくなるので使いすぎには注意してください。

I hope you don’t mind me asking, but how old are you?

(失礼ですが、あなたはおいくつですか?)

 

2、Why don’t we~?

Why don’t we find you some help?

(力になるわ)

パディントンの事情を聞き、助けてあげることに

“Why don’t we~?” は直訳すると「なぜ私たちは~しないの?」ですが、「~しましょう」「~しよう」という誘いの表現です。

“Why don’t we~” は、「~しましょう」の意味の “Let’s~” と同じように使えます。

Why don’t we go together?

(一緒にいこうよ)

“we” の部分が “you” になると、少し意味が変わり「~したらどうですか?」という提案の表現となります。

Why don’t you clean up your room?

(部屋を掃除したら?)

 

3、make sure

Now make sure you get some sleep, OK?

(ぐっすり眠って)

眠れない夜を過ごすパディントンを安心させてあげるメリー

“make sure” は基本的な意味は「確かめる」「確認する」です。

命令文で ”make sure” を使うと「確実に~して」となります。

この場面では、メリーがパディントンのことを思って「必ず少しは眠ってね」というニュアンスで使われています。

 

3、ブラウン家の父から家族の絆を学ぶ

We love Paddington. And that makes him family.

(私たちはパディントンが大好きだ。だから家族なんだ。)

And families stick together!

(家族は離れない!)

最初はパディントンを受け入れていなかったブラウン父も、パディントンに心を開き、家族として受け入れます。

stick together:くっつく (人と人が)離れない、一緒にいる、仲がいい

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

映画『パディントン』は笑えて泣ける、何度見ても飽きないファミリー映画です。

『パディントン』を観て楽しく英語の勉強を続けてくださいね!

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