「~と思う」を英語で言いたい時、”I think~” ばかり使っていませんか?
英語には「~と思う」の”think” 以外にも様々な表現があり、状況によって 使い分けることができます。
それぞれ意味のニュアンスが違うので、使い分けられると、会話の表現力が広がり、話もふくらみそうですね!

もくじ
「~と思う」の16の英語表現
1、guess
「~と推測する」の意味で、根拠や証拠はないけど、勘で予測する時に使います。
カジュアルな口語的表現です。
彼は来ないと思う。
(何だと思う?(当ててみて))
(彼は、ただの当てずっぽうだよ!)
2、suppose
「想定する」「仮定する」の意味で、
「多分~だと思う」「~だろうと思う」と言えば分かりやすいですね。
“guess” と同様に、確信度は高くはなく、自分の知識や体験を踏まえて、推測で言っている時に使われます。
(彼女は遅れて来ると思うよ。)
(彼はおなかがすいているのだと思う。)
(多分そうだと思うよ。)
3、imagine

「想像する」=「思う」で、確かな証拠や根拠はなく、想像で言っている時に使います。
(彼は彼女が好きなのだと思う)
(あなたは愛犬が恋しいことでしょう。)
4、feel
「感じる」=「思う」の意味で、根拠はないけど、感覚的に思う時や、控えめに「~と思う」と言いたい時にも使えます。
(最近体重が増えたように思う。)
(彼女は正しいと思う。)
5、assume
“assume” は確信度がやや上がります。
「~が本当(当然)だと思う」「想定する」、根拠や証拠はないけど、「当然~だと考える・思い込む」の意味です。
(私はあなたがすぐに戻ってくると思っていました。)
(彼女は彼が許してくれると思っている。)
(あなたが彼とのデートを楽しんだと思う。)
6、expect
「予測・予期する」の意味で、「思う」とも訳すことができます。
何かが起こったり、誰かが何かをすることを予期して思うことを言います。
(6時に到着すると思います。)
(今日、君が来ると思っていなかった。)
7、think
“think” は一般的な「思う」の意味の英語で、確信度は高いですが、100%ではありません。
自分が思っていることや考えを率直に伝える時に使えます。
(君は賢いと思うよ。)
(環境を大切にすることが重要だと思うよ。)
(どう思う?)
8、believe
“believe” は「信じる」の意味もあり、「絶対にそう思う」という強い確信を持っている時に使えます。
(あなたなら絶対にうまくいくと思うよ。)
(君なら絶対に締め切りを守れると思うよ。)
9、bet
「賭ける」の意味で、お金をかけてもいいくらい確信度が高いです。
「間違いなく~だ(と思う)」「~に違いない」となります。カジュアルな口語表現でフォーマルな場面では使われません。
(彼はここに来ないと思う。)
(午後は雨になると思う。)
(彼女が絶対に勝つと思う。)
10、sure
I’m sure (that)~で、「きっと~だと思う」「~に違いない」「~と確信している」で、”bet” と同じく確信度が高い時に使えます。
“bet” はカジュアルな表現なので、”I’m sure (that) ~” に言い換えると、フォーマルな場面でも使えます。
(君が次のリーダーになると思うよ。)
(今年中に君は昇給すると思うよ。)
11、consider
「熟考する」の意味で、時間をかけてじっくりよく考えた結果の「~と思う」です。
(今年試験を受けようと思っている。)
(スマートフォンは子供たちにとって悪影響だと思うよ。)
12、wonder

「~なのかな?」のように、疑問や不思議に思う時に使えます。頭の上に大きなクエスチョンが浮かんでいるイメージです。
”I wonder if / 疑問詞(what, why, where, when, who, how) ~” の形でよく使われます。
(どうして彼女は僕だけに優しいのかな。)
遠回しな表現として、丁寧な依頼にも使えます。
(手伝ってもらえたらと思うのですが。=手伝っていただけますか?)
もっと丁寧に言いたい時は、この形が使えます。
(来月、空港に迎えにきてくれればと思うのですが。)
13、hope
“hope” は「望む」=「思う」の意味として使えます。
「願う」「信じる」とも訳せます。
良くなることを希望する気持ちを表せます。
(彼が今日来ればいいなと思います。)
(来月の試験に受かるといいですね。)
14、afraid
“I’m afraid (that)~” で、「残念ながら~だと思う」の意味。ネガティブなことを伝える時に使えます。
(残念ながら彼女はここには来ないと思います。)
(残念ですが、午後は雨になると思います。)
15、suspect

「疑う」の意味で、「~なのではないかと疑う(思う)」になります。
肯定的な事より、否定的な事に使われます。
眉間にシワを寄せて言うようなイメージです。推理小説に出てきそうですね。
(もう彼からの連絡はないと思う。)
(彼は嘘をついているのではないかと思う。)
16、doubt
“suspect” と同じく、「疑う」の意味があり、確信は高くなります。
「~ではないと思う」なり、”I don’t think” のように使えます。否定の意味になることに注意してください。
(彼女はもう彼に会わないと思うよ。)
(彼は嘘をついていないと思う。)
否定形にすると、反対の意味になります。
(彼が嘘をついているのは間違いないと思う。)
I have no doubt that you will do a great job.
(君が素晴らしい仕事をすることに疑いはありません。=君は必ず素晴らしい仕事をすると思う)
最後に
いかがでしたでしょうか。
ちょっとややこしいものもあったかもしれません。
たくさんの表現があるので、少しずつでも使えるようにしてみてください。
状況に応じて、正しい表現を使えるようになれば、英会話もまた楽しくなりますね!