英語で「~がほしい」「~がしたい」と言えば “I want~” を真っ先に思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
“I want~” は決して間違いではなくネイティブも使う表現ですが、少し直接的で子供っぽい表現でもあり、使いすぎには注意したいところです。
そこで今回は “I want~” 以外に、言い換えられる英語の表現を12個ご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
「~がほしい」「~がしたい」“I want” 以外の英語表現12選!
1、I would like/love~
“I want~” よりも丁寧な表現です。
“I’d like~” と略して言うことが多いですが、”I would like~” と略さずに言うことで、より丁寧な印象になります。
“I would love to~” にすることで、「~したい」ことをより強調できます。
特に、誰かの提案に対して「ぜひしたいです。」の答えとして使われます。
I’d like some coffee.
(コーヒーがほしいです。)
I would like to go on a trip somewhere.
(どこかに旅行へ行きたいです。)
Would you like to grab a drink tonight?
(今夜、飲みに行きたいですか?)
I’d love to!
(ぜひ行きたいです!)
2、I could use~
“I could use ~” は「~だったらありがたい」=「~してほしい」、「~がほしい」となり “I want~” より遠回しな表現で、丁寧な言い方になります。
「~が必要です。」の意味にも相応する表現です。
“really” を加えて強調した表現もよく使われます。
I could really use your help.
(本当に手伝ってほしいのですが。)
I could use a cup of coffee.
(コーヒが一杯ほしいのですが。)
3、I could do with~
“I could use~” と同様に、丁寧でフォーマルな表現です。”really” が入ることで、より強調された表現となります。
「ぜひ~がほしい(必要)です」「~があればありがたい」の意味です。
I could really do with a cup of tea.
(紅茶が欲しいです。)
I could really do with your help.
(手伝っていただけると本当にありがたいです。)
4、I could go for~
「~がすごくほしい」「~がすごくしたい」の意味でカジュアルな表現です。
“go for~” が「~を求める」の意味となります。
I could go for a burger and coke.
(ハンバーガーとコーラがほしい。)
I could really go for a drive.
(ドライブに行きたい。)
5、I’ll go for~
“I’ll go for ~” で、特にいくつかある選択肢の中からひとつを選ぶ時に使えるフレーズで「~にします。」「~がほしいです。」の意味です。
レストランのメニューの中から選ぶ時などによく使えます。
I’ll go for chicken.
(チキンにします。)
I’ll go for this cake.
(このケーキがほしいです。)
6、I feel like~
「~したい気分です。」「~の気分です。」のニュアンスで「~したい」を表します。
“I want~” よりは弱い意思表示となりますが、日常でよく使われる表現です。
“I feel like ~ing” もしくは、”I feel like 名詞” の形で使われます。基本的に名詞を用いる場合は食べ物が入ります。
I feel like Sushi.
(寿司が食べたい気分だな。)
I feel like going for a walk.
(散歩に行きたい気分だな。)
What do you feel like doing?
(何がしたい気分?)
I don’t feel like doing anything.
(何もしたくない気分だな。)
7、I’m in the mood for~
“I feel like~” と同じく、「~したい気分です。」「~の気分です。」の意味として使います。
I’m in the mood for watching movies at home.
(家で映画を観たい気分です。)
I’m in the mood for fish.
(魚が食べたい気分です。)
I’m in the mood for a nap.
(昼寝がしたい気分です。)
What are you in the mood for?
(何がしたい気分ですか?)
※状況によって「何が食べたい気分ですか?」の意味にもなります。
8、I’m craving for/to~
“I’m craving for 名詞” か “I’m craving to 動詞” の形になります。
「すごく~がほしい」「すごく~がしたい」「欲しくてたまらない」で、強い欲求の表現になります。
「無性に~がしたい」の意味にも訳される表現です。
I’m craving for chocolate.
(無性にチョコレートが食べたい。)
I’m craving to eat something right now.
(今すぐ何か食べたい。)
9、I’m dying for/to~
日本語の「死ぬほど~したい」と同じニュアンスで、強い欲求を表す表現です。
「~したくてたまらない」「~が欲しくてたまらない」とも訳されます。カジュアルな表現です。
I’m dying for french fries.
(フライドポテトが死ぬほど食べたい。)
I’m dying for a nap.
(昼寝がしたくてたまらない。)
I’m dying to drink.
(お酒を飲みたくてたまらない。)
I’m dying to see you.
(君に会いたくてたまらない。)
10、I’d kill for~
“I’d kill for~” は直訳は「~のために殺す」で、 ”I’m dying for~” と同様にカジュアルな言い方なので、仲間内で使います。
「何が何でも欲しい」というニュアンスで、「~を手に入れるためなら何でもする」という意味にもなります。
I’d kill for chips.
(何が何でもポテトチップスが食べたい。)
I’d kill for new clothes.
(新しい洋服がほしくてたまらない。)
A million girls would kill for this job.
(何百万人の女子は、この仕事のためなら何でもするわ。)
映画『プラダを着た悪魔』より
11、I’m up for ~
“I’m up for~” は「~に前向き」のようなニュアンスで、「~したい」の意味となります。
そこまで強い欲求ではなく、「~したいなぁ」という感じです。
特に質問で使われることが多い表現です。
I’m up for Italian food tonight.
(今夜はイタリア料理が食べたいな。)
Are you up for a swim?
(泳ぎに行きたい?)
Yes, I’m up for it.
(はい、行きたいです。)
Are you up for going on a hike?
(ハイキングに行きたいですか?)
Yes I am.
(はい、行きたいです。)
12、I fancy ~
“I fancy~” と言うと、イギリス英語で「~したい」「~がほしい」の意味として使われるカジュアルな表現です。
I really fancy a cup of tea and scones.
(紅茶とスコーンがすごくほしい。)
Do you fancy some pudding?
(デザートがほしいですか?)
※イギリス英語で「デザート」は “pudding” です。
アメリカ英語では “dessert”
I fancy going outside tonight.
(今夜は出掛けたい。)
最後に
いかがでしたでしょうか。
フォーマルな場面で使えるものもあれば、カジュアルな場面で使う表現もあるので、話し相手や場所などの状況に応じて使い分けてみてください。
いろいろな表現を覚えて使えるようになると、英語を話すことが楽しくなってきますね!