会話をしていて、「例えば…」と、例を挙げるシチュエーションは案外と多いのではないでしょうか。
フォーマルな場面でも日常会話でも、けっこう使いますよね。
それでは、英会話で「例えば…」と言いたい時、みなさんは何と言いますか?
今回は「例えば」にあたる英語を9つご紹介します。
例文もあるので、ぜひ参考にしてみてください!

もくじ
「例えば」を英語で9通りの表現! ”For example” 以外にも言える?【例文つき】
1、for example
「例えば」の英語と言えば、ほとんどの人が “for example” が思いつくのではないでしょうか。
”example” は「例」の意味。仮定することや、事実に基づいたことなど、例を挙げる時に使える基本的な表現です。
文の前の他、文中、文末にも置くことができます。
日常会話でも、フォーマルな場面でも使える万能な表現です。
You should prepare emergency food because we never know when a disaster will occur. Water bottles and canned food for example.
(いつ災害が起こるか分からないから、非常食を準備しておいた方がいいよ。例えば、水や缶詰などね。)
I have many things that I should do today. For example, I need to go to the city hall in the morning.
(今日はやるべきことがたくさんあります。例えば、午前中に市役所に行く必要があります。)
2、as an example
“as an example” は「例としては」「一例を挙げると」「ひとつの例として」の意味で、“for example” と同じように使えます。
“as an example of~” で、「~の例として」でも用いられます。
We should adopt a sustainable lifestyle in order to be environment-friendly. As an example, we carry our own drinking bottles instead of buying plastic bottles.
(私たちは環境に配慮するために、サスティナブル(持続可能)な生活を取り入れるべきです。例としては、ペットボトルを買う代わりに、自分の水筒を持つことです。)
She was featured on TV as an example of being an influencer amongst young people.
(彼女は若者に人気のインフルエンサーの一例として、テレビで特集されました。)
be feautured:特集される
3、for instance
“For example” とほとんど同じですが、もっとフォーマルな印象になります。
”instance” は「事例」の意味なので、仮定のことよりも、実際にあったことを例に挙げることが多いです。
日本語で言うと、「事例を挙げると」のようなニュアンスになります。
ただ、そこまで厳密に分けて使われていないので、気にする必要はありません。
I learned English on my own while having fun. For instance, I watched movies and YouTube videos, and listened to Podcasts.
(私は楽しみながら独学で英語の勉強をしました。例えば、映画やYouTube動画を見たり、ポッドキャストを聴いたりです。)
4、such as
「(例えば)~のような」の意味です。
前置詞なので、名詞や動名詞の前に言います。
Vegetables such as garlick, carrots, and broccolis are rich in nutrition.
(ニンニクや人参、ブロッコリーのような野菜は栄養が豊富です。)
I love classical music, such as Beethoven, Liszt, and Chopin.
(私はクラシック音楽が大好きです。例えばベートーベンやリスト、ショパンのような。)
5、like
「(例えば)~のような」の意味の前置詞となり、”such as” よりもカジュアルな言い方で日常的によく使われます。
”Like what?” もしくは ”Like?” で、「例えば?」と相手に聞く時に使えます。
I don’t really like greasy food like Pork-bone Ramen
(脂っこい食べ物はあんまり好きじゃないんだ、例えば豚骨ラーメンのような。)
greasy food:脂っこい食べ物 ≠ oily food
Pork-bone Ramen:豚骨ラーメン
6、to name (but) a few,
「ほんの数例を挙げると」「2,3 例を挙げると」の意味で、いくつか例を挙げて説明する時に使われます。
”but” はあってもなくても大丈夫で、省略されることが多いです。
Fermented foods are good for your health. Natto, Tofu, yoghurt and vinegar, to name a few.
(発酵食品は身体にとてもいい。ほんの数例を挙げると、納豆、豆腐、ヨーグルト、酢などです。)
7、a case in point
「代表例」「良い例」「ぴったりした例」という意味です。
英語で言うと、”a good example of something” ということになります。
Natural disasters are increasing all over the world. Last year was a case in point.
(自然災害は世界中で増えています。去年が良い例です。)
8、Let’s say~
「例えば~だとして、」「例えば~だとしましょう」の意味。
”For example” の他、”if” 「もし」「仮に」の代わりにもなる表現です。
日常会話でよく使われるカジュアルな表現です。
”Let’s” を省略して、”Say~” だけで言われることもあります。
曜日や時間などの日程を決める時にも使われます。
時間を決める時に、日本語で「例えば3時はどう?」の言い方と同じニュアンスです。
Let’s say it rains on Sunday, do you have another plan?
(例えば日曜日に雨が降ったら、他に計画はある?)
When will we meet next time?
(次回はいつ会いましょうか?)
Let’s say next Sunday.
(次の日曜日は?)
9、Let’s suppose (that)〜
”Let’s say~” と意味や使い方は同じです。
“Let’s suppose~” は、“Let’ say~” と比べると、ややかしこまった印象ですが、カジュアルな場面でもよく使います。
基本は “Let’s suppose that ~” の形で、会話で ”that” はしばしば省略されます。
また、”Say〜”とも言うように、”Suppose,〜” とも言えます。
”suppose” は、「仮定する」「想定する」の意味なので、”Let’s suppose~” で「~だと仮定しましょう」=「例えば」の意味となります。
「思う」の意味もあり、think よりも確信の薄い時に使い、「多分〜だと思う」のニュアンスです。
Let’s suppose you were super rich. What would you want to do?
(例えばすごいお金持ちだったとしたら、何がしたい?)
最後に
いかがでしたでしょうか。
知っているボキャブラリーを増やして、実際に使えるようになると英会話は、ますます楽しくなります。
「例えば…」を使うシチュエーションは、会話の中でよく出てくるフレーズだと思うので、ぜひ実践にいかしてみてくださいね!
実践練習にはオンライン英会話の利用がおすすめです!