日本にいるとなかなか英語で交流する機会ってありませんよね。
それでは英語の勉強の成果は一体どこで発揮すればいいのでしょう。1年に1度の海外旅行で?それだけじゃせっかくがんばって勉強しているのに、なんだかもったいないですよね。
「英語学習でインプットはしてるけどアウトプットできていない。」そんな人も実際は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ランゲージエクスチェンジパートナーをつくってみることを提案します。ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
英語で交流!ランゲージエクスチェンジのおすすめサイト5選
ランゲージエクスチェンジとは?
Language Exchange、つまり言語交換のことです。お互いの言語を教え合うこと。
特に決まりはないので、メールやチャットのみのやりとりの場合もあれば、Skype などで通話したり、直接会う場合もあります。
ランゲージエクスチェンジをするメリット・デメリット
メリット
・無料、もしくは低コストで専用のサイトが利用できる
・お互いに語学の勉強ができ、対等な関係
・学校では習わない砕けた表現なども知ることができる
・世界中で友達がつくれる
デメリット
・関係が築けていないと連絡が途絶える場合もある
・お互い素人なので、文法などの細かい部分の説明は難しい
・海外に住んでいる人は時差があるので、連絡が取りづらいこともある
・変な人もいる
ランゲージエクスチェンジおすすめのサイト5選
①Conversation Exchange
サイト上でメッセージのやりとりができるので、最初から自分のメールアドレスやSNSを教えることが不安な人にも安心して使えます。
まずは自分のプロフィールを充実させましょう。
名前(ニックネーム)、国、住んでいる地域、性別、誕生日、母国語と学んでいる言語、簡単な自己紹介を入力します。最後に希望する会話交換の種類(対面・文通(ペンパル)・SNS)を選びます。
相手からメッセージがもらえる場合もあれば、自分からメッセージを送ることもできます。検索機能で、母国語・学んでいる言語・国や住んでいる街まで特定できるので、とても便利です。
本気で言語を学んでいる人が多い印象で、私が一番おすすめするサイトです。
②My language Exchange.com
https://mylanguageexchange.com/
175ヵ国以上のユーザーが利用する言語学習コミュニティサイトです。
Penpals(ペンパル)の項目でパートナーを見つけることができます。
(※ペンパルとはペンフレンド(文通相手)の意味です。)
Search(検索)では母国語から学習言語、国、住んでいる街、年齢、性別など細かい部分まで選択ができます。
ただし、無料メンバーでできることが限られています。
無料の場合は、有料のゴールドメンバーからメッセージが届いた場合のみ返信ができるようになっています。他にメッセージを送りたい場合は、”Hi” 機能のみが使えます。この “Hi” を送った相手がゴールドメンバーなら、返信がもらえてやりとりができるようになります。
ゴールドメンバーになる金額は
1ヵ月→US$6
3ヵ月→US$12
12ヶ月→US$24
です。
自分からメッセージを送るには有料となってしまいますが、こちらのサイトは外国語を向上することを目的としてつくられたサイトです。1日に40通、1ヵ月に800通、1年で9,600通以上の新規メールを送信すると追放処分されてしまいます。
なぜ有料なのかは、こちらでご参照ください。→なぜ有料なのか – ゴールドメンバーシップ
余談:私の友人はこのサイトで知り合ったフランス人男性と結婚し、今年2019年の3月からフランスの小さな田舎町で暮らし始めています。
③Multilingual Network
こちらのサイトは、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語に限定したペンパルを探すサイトです。
日本人がつくったサイトで、主に日本語を勉強していて日本に興味のあるフランス人、ドイツ人、スペイン人、イタリア人、ロシア人が登録しています。
無料のトライアル登録で180日間試すことができます。登録は言語ごとです。
有料のサポーター会員に5通、自己紹介を載せている無料のトライアル会員(ニューフェイス)にも5通までメッセージを送ることができます。ただしニューフェイスが既に5通メッセージを受け取っている場合は送ることができません。
オープンアドレスと言って、メールアドレスをサイト上で公開してる会員には、何通でも送ることが可能です。
メッセージは登録したメールアドレスにメールとして送られてきます。
サポーター登録は、30日間→1,600円、90日→2,600円、180日→3,600円、少し値は張りますが、180日間のトライアルの期間内にパートナーを見つけられれば、無料で使える便利なサイトです。
私はフランス語とスペイン語の勉強をしていた時は、主にこのサイトでペンパルを探していました。
相手は日本語を勉強している人たちに限定しているので、日本語が堪能な方も多いです。自己紹介も日本語で書かれているものが多く見られます。
英語圏ではありませんが、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語に興味があればぜひおすすめのサイトです。
④Meetup
「メールやチャット、ビデオ通話などは煩わしい」「すぐに外国人と交流したい」「1対1で会うのは気が引ける」という人はこちらもおすすめです。
ニューヨーク発祥の Meetup は、世界中で2,700万人以上が登録利用している世界最大級のコミュニティーサービスです。
共通の地域や趣味を通じて、交流することができます。日本に住んでいる外国人や旅行者まで、幅広く参加しているので、外国人と交流する場として大変優れています。
私は派手なパーティーや大人数のグループは苦手なので、小さなコミュニティーを選んで参加していました。例えば、美術館に一緒に行くグループもあります。
グループにもよりますがだいたいが、館内は自由行動で鑑賞後にカフェなどで話しをして、解散という流れでした。
外国人と友達になれるチャンスも充分あれば、日本人の同じ外国語を勉強する仲間との出会いもあります。
⑤Lang-8
「メールもチャットもビデオ通話も、直接交流するのもイヤ!」という方におすすめなのはこちらです。
Lang-8 は、言語学習者向けの相互添削型のSNSサイトです。2007年に京都大学工学部の学生がサービスを開始しました。その後、株式会社Lang-8として設立しています。
このサイトでは、自分が書いた外国語の文章をネイティブに添削してもらえます。日本語で投稿された文章を見て、自分が添削することもできます。
フレンドリクエスト機能があり、マイフレンドになると優先的に文章を見てもらえ、添削してもらえます。
私はこのサイトで、外国人の友達にメールを送る時などに確認のために文章をよく添削してもらっていました。間違えた箇所は、ノートに書き写していたので、かなり勉強に役立っていたと思います。
その後に Lang-8 のモバイル版アプリ HiNative(ハイネイティブ)が登場し、今は主にHiNative を活用しています。
ただ、長い日記のような文章を添削してもらいたい場合は、Lang-8 の方が適しているかもしれません。両方とも無料で使えるので、内容に応じて使い分けるといいですね。

気を付けたいこと
今回ご紹介したサイトは、私が実際に使ったことがあって、安心して使えるサイトを5つ挙げました。
アプリは手軽すぎることから軽い人が多い印象があり、HiNative 以外は使っていませんでした。
ここ最近はマッチングアプリなども増え、日本人女性を狙った外国人詐欺師がいることも事実です。
ただ、今回紹介したサイトにも少なからず変な人は紛れています。
もし男女の出会いを求めていなければ、自己紹介文に『既婚者』『彼氏・彼女がいる』『同性の相手を探している』『デートの相手は探していない』などとはっきり書くといいでしょう。
メールだけでも、やりとりしている内に、なんとなくどんな人物か見えてきます。
見極める力をつけることもポイントです。
ちょっと変わったランゲージエクスチェンジパートナー
私が過去に出会ったちょっと変わった人たちをご紹介します。
自称芸術家のイタリア人
Skype で会話中に服を脱ぎ始めて、”Your turn” と言ってきたので、即行 Skype 通話を切ったらメッセージに “I’m so sorry” と謝り、もう一度話したいと書いてきましたが、そのまま拒否して終わらせました。彼とはメールやチャットもほとんどせずにすぐ Skype 通話を承諾したら、このような結果に至りました。まずは段階を踏んでメール→チャット→ビデオ通話 がいいかもしれません。
日本文学好きのニューヨーカー
チャットのみのやりとりでしたが、一時期頻繁に連絡を取っていたL君。
少しマゾ気質のある青年で、谷崎潤一郎の小説「痴人の愛」について熱く語っていました。しかしある時、連絡は突然なくなりチャットリストからも消え、消息不明になってしまいました。
結婚したいモロッコ人
モロッコ出身・在住のタクシードライバーの青年。チャットのみで一時期頻繁にやりとりしていました。ある日「僕は結婚相手を探している。モロッコに嫁に来い」と書いてきたので、丁重にお断りしたら連絡は途絶えました。
引きこもりのフランス人
日本のアニメや漫画が好きで、日本語を勉強している30歳の青年。猫と暮らしていて仕事はしていません。家から出るのは煙草と食料を買いにいく時だけ。彼とは Skype のビデオ通話でよく会話して、お互いにフランス語と日本語の勉強をしていました。優しい青年で、社会に出ることを怖がっていました。働いたことはないそうです。
まとめ
私は今は新しい言語交換パートナーを探していないのですが、一時期は今回ご紹介したサイトで知り合って、勉強兼、国際交流をしていました。
ランゲージエクスチェンジパートナーをつくると、語学の向上の他、他国の文化を知るきっかけにもなります。
注意することも少し必要ですが、新しい世界・新しい友人をつくることができることは楽しいと思います。
インターネット上は軽率になりがちな部分があるので、お互いに思いやりを持って交流していくことが大切でしょう。