BRAIN DRIVEN (ブレインドリブン)を読んで英語学習のモチベーションを高める方法を知る

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みなさんは英語の学習していて、モチベーションが下がったり上がったりすることがありませんか?

いつもモチベーションが上がっている状態でいられればいいのですが、時にはモチベーションが下がってしまうこともありますよね。

モチベーションを上げる方法は調べればたくさん出てきてます。

やり方だけではなく、モチベーションのメカニズムを知り、自分でコントロールできるようになれば、新しい視点からモチベーションを高める方法を実践できるようになるでしょう。

挫折することはほとんどなくなり、勉強が毎日はかどり、成果も出しやすくなります。

今回は神経科学の視点から書かれた書籍『BRAIN DRIVEN (ブレインドリブン)パフォーマンスが高まる脳の状態とは』の Chapter1「モチベーション」の一部を簡単に要約しました。

効率よく学習に取り組みたい方は必見の内容です。

『BRAIN DRIVEN(ブレインドリブン)』の著者である青砥瑞人さんは、米国のUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)神経学部を飛び級して卒業。

2014年、DAncing Einstein を起業。 神経科学を活用した人材教育事業などを展開しています。

現在『BRAIN DRIVEN(ブレインドリブン)』は Amazon の prime 会員なら prime reading でダウンロードして読めます。

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BRAIN DRIVEN (ブレインドリブン) を読んで英語学習のモチベーションを高める方法を知る

そもそもモチベーションとは

そもそもモチベーションとは何か?

モチベーションと言ってもさまざまで、仕事に関すること以外に、食べたい、眠りたい、スポーツで勝ちたい、などもモチベーションと言えます。

モチベーションは辞書(『デジタル大辞泉』小学館)によると

1、動機を与えること。動機づけ。

2、物事を行うにあたっての、意欲・やる気。または、動因・刺激

私たちが考えているモチベーションはおそらく、ほとんどの人がこの意味として考えていると思います。

神経科学の専門家からすると、この説明は「カオス」なもののようです。

というのは、

●【動機を与えること(動機づけ)】と【与えられること(動因)】は、まったく異なる文脈であること

●【行動を起こすことの意欲と動因、刺激、原因】は、すべて違うシステムであること

この2つの理由によって、この説明すべてが「モチベーション」と言ってしまうのは「カオス」であると言っています。

共通して言えることは、モチベーションが行動の原因となり、その結果として行動が誘引される関係性であることが言えます。

神経科学的には、このような言葉があります。

モチベータ:行動を誘引する視点となる間接的な要因(お金など、ご褒美となるもの)

モチベーション・メディエータ:行動を誘引する直接的な体内(脳内)の状態(やる気になっている状態)

モチベーション:行動を誘引する直接的な体内(脳内)の状態を認識した状態(やる気になっている自分を認知した状態)

1、「自分を高める」ためのメタ認知

「自分を高める」ためには「メタ認知」と呼ばれるものが重要となります。

メタ認知」は自分を客観的にとらえて認知することです。

主観的だけではなく客観的になることが大切になってきます。

注意を向けていない情報に関しては、脳には残らない仕組みになっているのです。

これは自分のことにも言え、意識して自分自身に注意を向けていないと、自分の情報が書き込まれない。

ほとんどの人は自分のことはよく分かっているという錯覚を持っていて、意識的に自分を見ようとしないものです。

自律的な脳を育むには、自分を客観的に捉えてみることが大切で、自分の感じ方、考え方、ふるまい方を知り、自分で感じ、考え、行動すること。

自分がどんな時にどのような感情になるかを自分で知ることで、パフォーマンスは上がり、成長します。

人によってモチベ―ションが高まる要因は違うもの。

他人のモチベーションに合わせるのではなく、自分のモチベーションを自分で発見することが重要です。

2、良いリズムの生活、睡眠が大事

睡眠不足では、生存のための睡眠が優先されることが多いので、高いパフォーマンスになることが難しくなります。

学習や仕事のモチベーションどころではなくなってくるので、まずはコンディションを整えておくことが第一です。

特に生活リズムの面で、モチベーションに強い影響を与えている可能性が高い、「セロトニン」という脳内の神経伝達物質が重要になてきます。

朝の太陽を浴びることで脳内にセロトニンがつくられます。

朝のセロトニンの量が多いと、夕方~夜になるにつれて、「メラトニン」という物質が増え、良い睡眠につながるのです。

また、セロトニンが脳内に一定以上あると、脳に落ち着きも与えてくれます。

このことから、日頃からモチベーションを高めたいなら、生活リズムを整え、夜はぐっすり寝ることです。

3、空腹時を利用

「お腹が空いている」ときは、「食べ物を食べたい」というモチベーションが働いています。

この時、脳内ではドーパミンが大量につくられていると推定されているので、

この空腹時によるドーパミンを「勉強」に「意識的に」振り向けます。

例えば、自分の大好物のものを利用して、大好きなコーヒーが目の前にあるのに、見るだけで飲まない。

「飲みたい」と思っている時に、ドーパミンが最大値になります。

まずはその状態に「気付く」こと。「飲みたい」のモチベーションをどこに活用したいのか意識して誘導することが大事です。

ドーパミンに自分で気が付いた時に「勉強する」にシフトします。

ドーパミンが出た状態で取り組めば、集中力も高まり、勉強の効率が上がるはずです。

4、やる気スイッチ

「やる気スイッチ」は、自分のモチベーションを意識的に高めるためのものです。

自分のお気に入りの名言や、本や漫画の一説、ドラマやアニメのワンシーン、お気に入りの音楽など何でもOK。

実際に見たり聞いたり、お気に入りの言葉をつぶやいたり、映像を頭に思い描いたり、それだけでもモチベーションは高まります。

お気に入りがない人は探すことです。

スポーツ選手がお気に入りの音楽で気分を高めている光景を見たことのある人もいるでしょう。

おすすめなどもよく紹介されていますが、自分の感覚と感情を大切にし、自分の気分が高まるモチベータとなるものを見つけることが重要です。

★身体的動作を加える

モチベータと関連づけて身体的動作を加えると、さらに効果がアップします。

モチベータを想像したり、聞いたりした時に自分の「作法(ルーティーン)」をつくります。

その作法で大切なことは、Uniqueness独特性です。

日常的にはしないような、モチベーションを高めるための、独特だけど、簡単な動きにしましょう。

・胸の前で十字を描く

・胸に手を当てて目を閉じて5秒数える

①自分が高まる言葉や場面、音楽などの特定

②実際に見たり聞いたり、想像する

③自己の高揚感を脳で表現する

④自分で決めた独特な作法を創造

モチベータ高揚感独特な作法 を脳内で繰り返して、脳にその結びつきを学習させます。

ポイントは、高揚感を意識して作法を繰り返すこと。

そうすることで、3つの結ぶ付きを脳が学習し、自然と高揚感を引き出してくれるようになります。

ドーパミンとノルアドレナリンの違い

モチベーションに関する神経伝達物質として重要なものは2つ、

ドーパミンノルアドレナリンです。

モチベーションを高めて何かに集中したり、パフォーマンスを最大化するにはどちらも必要となります。

ドーパミン→「βエンドルフィン」がつくられやすくなる

ノルアドレナリン→「コルチゾール」がつくられやすくなる

「βエンドルフィン」は、脳内アヘンと呼ばれる快感物質

「コルチゾール」は、ストレスホルモン

「もっと行動したい」という快感

→(βエンドルフェン)

「もうやめたい」というストレス

→(コルチゾール)

この2つのバランスが、行動を起こしたとき、長続きするか否かを決める指標のひとつになっています。

モチベーションは、4タイプに分けられます。

①惰性モチベーション

②嫌避モチベーション

③好接モチベーション

④学習モチベーション

①惰性モチベーション

・ノルアドレナリンが少なく、ドーパミンもあまり出ていない状態

・少しのドーパミンと少しのノルアドレナリンで行動している場合もある

・大して求めていないけど、大してストレスも感じていない

②嫌避モチベーション

・ノルアドレナリンの量が多く、ドーパミンが少ない状態

・嫌いで避けたい行動を生むモチベーション

・求めていなく、分散的になりやすく集中もしにくい。ストレスも高くなりやすい

③好接モチベーション

・ドーパミンの量が多く、ノルアドレナリンが少ない状態

・望んで刺激や情報に向かう状態。

・強く求めていて、集中できそうだが、ノルアドレナリンが少ないため注意の強化が得られず、集中しきれない

④学習モチベーション

・ノルアドレナリンとドーパミンがどちらも適度に出ている状態

・強い記憶を育み、あらゆる学びに最高な脳の状態

・ストレスホルモンを生むノルアドレナリンは、必ずしも悪いものではなく、むしろ注意や記憶の定着率を上げてくれる

・「学習モチベーション」の維持

では、学習に最も適している「学習モチベーション」を維持するには、どうすればいいのか。

ドーパミンとノルアドレナリンの2つの神経伝達物質は、ドーパミンの分泌が先にあらわれます。

まず、行動したり、情報を見たりする前にドーパミンが放出され、その後、実際に行動することでノルアドレナリンが合成されます。

行動前に放出されたドーパミンの量が多いと、より集中しやすくなります。

学習モチベーションの状態を維持するには、ドーパミンの量が鍵となる可能性が高いということです。

・嫌避→好接→学習のモチベーションフロー

新しいことを学ぶとき、「好接モチベーション」から入っていても、うまくいかないことにぶつかり、やめてしまうケースがあるでしょう。

「嫌避モチベーション」に変わってしまうこともあります。

また、最初の目的やモチベーションの情報が脳に十分に記憶されていないと、「惰性モチベーション」になって継続している場合もあります。

「嫌避モチベーション」の状態で新しいことを学ぶと、ネガティブなことにばかり目が向きやすくなってしまうので、いかにポジティブな体験にするかがポイント。

「新しいこと」を楽しむ気持ちで行うこと自分ができていること、成長している部分、希望などに目を向けることが「学習モチベーション」を維持するうえで大切です。

「好接モチベーション」から「学習モチベーション」に向かうときは、ノルアドレナリンを大量に使う必要があります。

ノルアドレナリンを大量に使う→コルチゾールが出やすくなる→失敗しやすくなる→失敗を認識

失敗を認識=成長の差分、成長へのポテンシャルに注意が向いている

失敗の原因を素直に認識し、失敗を成長の糧とすることが大事。

コルチゾールを出しすぎてストレス反応に負けてしまうか、コルチゾールを整えて学習モチベーションにつなげられるかが、大きな分かれ道となっています。

最後に

いかがでしたでしょうか。

モチベーションが高まる仕組みを自分で理解していると、勉強の効率がぐっと上がります。

今回書いたことは『BRAIN DRIVEN』に書かれている中の、ほんの一部のことです。

私が今日ブログに書いたことは、「モチベーションを育むヒント5」までを簡単に抜粋したもので、この後「モチベーションを育むヒント」が18まで続きます。

そしてCHAPTER2では「ストレス」、CHAPTER3で「クリエイティビティ」について書かれています。

もっと詳しく知りたいと言う人は、ぜひ『BRAIN DRIVEN』を読んでみてくださいね。

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