今日は私が大好きな映画『マダム・イン・ニューヨーク』について英語の学習にも触れながらご紹介します。
特に英語の勉強にちょっと疲れてしまった時、なかなか英語が上達しなくて落ち込んでいる時、英語がうまく話せなくて悔しい思いをしたことがある人全員にぜひ観てほしい映画です。
私も実際に疲れていて元気を出したい時に、ふと観たくなるので、もう6回くらいは観ています。
もくじ
映画『マダム・イン・ニューヨーク』英語の勉強をしている人みんなにおすすめしたい映画!
『マダム・イン・ニューヨーク』とは?
2012年に公開されたインドの映画です。日本では2014年に公開されました。
英題は『English Vinglish』
Vinglishは英語での意味はなく、「English」の語呂合わせとしてつくられた言葉です。
主演はシュリデヴィというインドの大女優ですが、2018年に甥の結婚式のために滞在していたドバイのホテルの浴槽で意識を失い、54歳の若さで亡くなられています。
あらすじ
(大まかにあらすじを書きますが、内容を知りたくない方は飛ばしてください。)
主人公の女性シャシは、インドで夫と娘、息子、姑の5人で暮らす中流家庭のごく普通の主婦。
料理が上手で、特に彼女のつくった「ラドゥ」というインドの伝統的なお菓子は、近所でも評判が高く、注文販売をしているほどの腕前です。
そんなシャシは英語が苦手なことがコンプレックス。
小さな息子に英語の発音をからかわれたり、英語が話せないことを年頃の娘にバカにされていしまいます。
ある日ニューヨークに住む姉から、姪のミーラが結婚をするという知らせを受けます。そしてシャシは結婚式の準備を手伝うため、家族よりひと足先に一人でニューヨークへ向かうことに。
短いニューヨーク生活が始まりましたが、英語が話せないシャシはファストフードでの注文もうまくできず、とても嫌な思いをしてしまいます。
そんな時に「4週間で英語が話せる」という広告を目にし、皆には内緒で英会話教室へ通うことに。
英会話教室の先生や仲間たちとも打ちとけ、英語の勉強を始めます。
インドの家族が着いてからも、密かに教室へ通い続けます。秘密を知っているのは姪のラーダだけ。
しかし家族に嘘をついて教室へ行っている間に、小さな息子がケガをするというアクシデントが起きてしまいました。
小さなケガでしたが、シャシは自分を責め、教室へ行くことをやめてしまいます。
シャシを応援する姪のラーダは、スマートフォンを使ってシャシを授業に参加させ、なんとか教室をつづけることができました。
ところが、卒業課題の5分間スピーチをする試験日が、ミーラの結婚式と重なってしまいます。結婚式は午後、卒業試験は午前中なので試験を受けることができます。
試験当日、シャシは試験に行く前に結婚式に食べる皆の伝統菓子「ラドゥ」を大量につくりあげました。しかしラドゥをテーブルに運んでいる途中に息子のいたずらで、全て地面に落としてしまいます。
お祝いで食べるラドゥは、とても大切なもの。シャシは試験を諦めて、ラドゥを全て作り直すことにしました。
それを見ていたラーダは、先生とクラスメイトを結婚式に招待します。
シャシは結婚式のスピーチをラーダに突然依頼され……。
シャシが英語教室で初めて覚えた言葉
entrepreneur:起業家
シャシが初めての授業で自己紹介をした時に「小さなビジネスで…インドの伝統菓子ラドゥをつくっています。」 と話すと、先生は「You are an entrepreneur!(あなたは起業家よ!)」と言って「entrepreneur(起業家)」という言葉を教えてくれました。
起業家と言われたシャシは嬉しくなり、失いかけていた自信と元気を徐々に取り戻していきます。
シャシのスピーチ全文
【英文】※英語が苦手なシャシのスピーチなので間違いも含みます。
This marriage is a beautiful thing. It is the most special friendship. Friendship of two people who are equal. Life is a long journey. Meera, sometimes you will feel you are less. Kevin, sometimes you will also feel you are less than Meera. Try to help each other to feel equal. It will be nice. Sometimes… Married couple don’t even know how the other is feeling. So… how they will help the other? It means marriage is finished? No. That is the time you have to help yourself. Nobody can help you better than you. If you do that… you will return back feeling equal. Your friendship will return back… Your life will be beautiful.
Shashi Godbole:Meera… Kevin… Maybe you’ll very busy… but have family… son… daughter. In this big world… your small little world, it will make you feel so good. Family… family can never be… never be… never be judgemental! Family will never… put you down… will never make you feel small. Family is the only one who will never laugh at your weaknesses. Family is the only place where you will always get love and respect. That’s all Meera and Kevin… I wish you all the best. Thank you.
引用元:https://www.imdb.com/title/tt2181931/quotes/?tab=qt&ref_=tt_trv_qu
【映画パンフレットの日本語訳】
結婚は素晴らしいもの。
それは最も特別な友情。
なぜなら対等な者同士の友情だから。
人生は長い旅。
時には相手より劣っていると感じる時があるかもしれない。
そんな時は、お互いに助け合って、
対等と感じるようにすること。
そうすれば大丈夫。時には、相手の気持ちがわからなくなるもの。
助け合う方法も見失う。
それは結婚の終わり?
いいえ、違う。
そんなときこそ、自分で自分を助ける時。
自分を大切にすることは、
あなた自身が一番うまくできるはず。
それができれば、再び、
相手と対等だと感じられるようになる。
友情関係が戻ってくる。
人生が輝き出す!忙しいでしょうが、
家族をもうけてね。息子や娘を。
この広い世界の中で、
小さくてもとても大切なあなたたち家族の世界を、
とてもいいものよ。家族は…。家族は、あなたを決して決めつけたり、
傷つけたり、
引け目を感じさせたりしない。
あなたの弱みを笑わないのは、家族だけ。
家族だけは、愛と敬意を与えてくれる。末永く、お幸せに。ありがとう…。
この結婚式のスピーチの場面では、いつも泣いてしまいます。
映画で英語の勉強
私は映画が大好きなので、たくさん観ます。
外国の映画を観ることは、語学の勉強にもつながるので積極的に観るようにしています。
シャシも映画で覚えた単語を結婚式のスピーチで使っています。
シャシが映画を観て覚えた単語は、
judgemental:人を見た目(固定観念)などで、決めつけること
Never be judgemental! (見た目で決めつけないで!)
時に映画は、英語だけではなく、人としての大切な部分も勉強できます。
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最後に
英語がネイティブではない私たち日本人の多くの人が、英語を話せないことで悔しい思いをしたことがあるのではないでしょうか。
私も何度も悔しい思いをしたことがあります。
でもその気持ちがあるから、頑張ろうという気持ちにもなりますよね!
上手に完璧ではなくても、この映画のシャシのスピーチのように堂々と話すことが大切だと思います。