【Netflix】『ミス・アメリカーナ』テイラー・スウィフトのドキュメンタリー映画で英語の勉強!

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1月31日に Netflix で配信されたTaylor Swiftのドキュメンタリー映画『Miss Americana』(ミス・アメリカーナ)を観てみました。

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正直、Taylor Swift のことは何となく顔と名前と数曲聴いたことがあったくらいで、あとはほとんど知りませんでした。セレブのゴシップなどにも疎いです。  

何も考えずに、どんなものだろうと思って観始めたものでしたが、どんどん内容やテイラー自身に引き込まれていき、終わった後はすっかりファンになってしまいました。 

そこで今回は『Miss Americana』から Taylor Swift の英語を抜粋してみました。Taylor Swift に特に興味がない方も、この機会にぜひ参考にしてみてください。

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『ミス・アメリカーナ』で英語の勉強!

1、ずっと良い子を目指していた

You know, my entire moral code, as a kid and now, is a need to be thought of as good.

(子供の頃も今も、私のモラルは、良い人と思われること)

“code” は「暗号」「符号」の意味の他、「規則」や「習慣」の意味があります。

“moral code” は直訳すると「道徳律」で「自分の定義」のことを話しています。

“as” はたくさんの意味があって最初の “as” は接続詞「~の時」の意味です。

“as” は2つのことが対等の関係にあることを表し、後にくる文章とイコールになります。同時性となり、子供の頃と今も、良い人と思われることが自分のモラルであることを言っています。

ここでの “good” は “a good person” の意味。

後に出てくる “as” は「~として」の意味。

“thought of as~” で、「~と思われている」「~と考えられている」の意味です。

Taylor Swift は13歳の頃から、書いていた日記には、そのこと(良い人と思われること)ばかりを書いていました。

I became the person who eveyone wanted me to do.

(みんなに求められる自分になった)

16歳でカントリー歌手としてデビューしたテイラーは、たちまち人気者となりました。

I know that, without me writing my own songs, I wouldn’t…be here.

(自分自身で書いた曲がなかったら、私はここにいなかった)

曲作りしている時のテイラーは、ステージの上に立つ顔とはまた違う顔で、とても輝いて見えます。

“would” の形は “will” の過去形ですが、ここでは “would” にすることで現在とは反対の架空の状況を表しています。

文法用語では仮定法過去と言われるもので、基本の形は “If 節” で用いられますが、この文章のように “If” を省いて使うこともよくあります。

2、成功しても孤独

I didn’t have a partner that I climbed it with that I could, like, high-five.

(成功しても喜びを分かち合うパートナーはいなかった) 

2度目のグラミー賞受賞。

素晴らしい賞をもらっても、電話して知らせたい相手は母親以外にはいなかったテイラー。喜びのすぐ後に孤独を感じた瞬間です。

“climb” は「登る」の他に「(努力して)出世・昇進する」「(評判・地位などが)上がる」「有名になる」などの意味があります。

“hight-five” は「ハイタッチ」の意味。「ハイタッチ」は和製英語です。

It’s not good for me to see pictures of myself every day, ’cause I have a tendency (to get triggered)…

(毎日自分の写真を見ることは私にとってよくない、(気にしすぎちゃう)傾向があるから)

自宅の前にいる大勢のファンやパパラッチに写真を撮られながら車に乗りこむ普通ではない日々。このあと摂食障害を克服したことも告白。自分の写真がきっかけで食べ物をほとんど食べなくなってしまうことがあったことを話しています。

’cause は because の省略で、カジュアルな書き言葉や話し言葉でよく使われます。

“have a tendency” は「傾向がある」

“to get triggered” の部分はもう少し後に出てくる言葉ですが、この部分にかかっています。

“trriger” は「(銃の)引き金」や「きっかけ」の意味で、自身のトラウマを思い出させる「きっかけ」の場面でも使われます。

“triggered” にすると、その “trriger”(きっかけ)が元で、「パニックになる」などと言った、感情や身体に起こる激しい反応のことを言います。

他にスラングで「怒る」の意味としても使われます。

3、良い子でいることの限界 

But a nice girl doesn’t force their opinions on people.

(良い子は人々の前で意見を強いらない)

A nice girl smiles and waves and says thank you.

(良い子は笑って手を振ってありがとうと言う)

A nice girl doesn’t make people feel uncomfortable with her views.

(良い子は自分の意見で人を不快な気持ちにさせない)

ずっと本当に言いたいことは言わずに良い子になろうとしてきたテイラー。でも限界がきた。

wave は名詞は「波」ですが、動詞では「手を振る」の意味があります。

“make ~” で「人を~の状態にさせる」で、~の部分は動詞か形容詞が入ります。

例)Classical music makes me sleepy.

(クラシック音楽は、私を眠くさせる)

“view” は「意見」”opinion” よりも自分の感情や偏見が強く入っているイメージです

4、良い子からの脱却

Donald Trump likes my music 25 % less.

(ドナルド・トランプは私の曲を25%嫌いになったわ)

ついに初めて政治的発言をしたテイラー。その後のトランプ大統領のコメントを見て、テイラーが仲間に言ったセリフ。

I need to work on my face. 

(顔をつくらなきゃ)

I look like have a mean face sometimes when I’m not trying to.

(そうしていないと、時々意地悪な顔に見えるわ)

プロモーションビデオの作成中、自分の顔をチェックして言ったセリフ。

“work on my face” は直訳で「顔の上で働く」=顔をつくる

“mean” は「意地の悪い」「不愉快な」の意味。

その時つくっていたプロモーションビデオはこちら(1:15くらいの黄色のスーツを着て踊っているシーン)

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I want to wear pink and tell you how I feel about politics.

(ピンクの服を着て、政治について私がどう考えているか教えたいわ)

“wear ” で「~色の服を着る」になります。 

最後に

このドキュメンタリー映画『Miss Americana』が気に入った人は、Taylor Swift の2018年のツアー映像『reputation』もおすすめです。Netflix で観られます。

以前に紹介した Lyrics Training でぜひ歌詞のリスニングも挑戦してみてください。

Taylor Swift は、よくその時の自分の気持ちを歌詞に表すので、メッセージ性の強いものが多く、意味を理解するとより一層、曲に近づけます。

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