今回は、言語学習に関するおすすめの洋書を4冊ご紹介します。
どの本も英語で書かれていて英語を母国語とする人向けに書かれていますが、英語学習にも応用できます。
英文も難しいものではないので、中級レベルで十分読める本です。言語の学習法を英語で学んでみませんか?

もくじ
英語学習法を英語で学ぶ!言語学習に関する本4選【洋書】
1、Fluent Forever
発売日:2014年8月5日
ページ数:338ページ
著者はオペラ歌手でもあるアメリカ人のGabriel Wyner。
母国語である英語の他、ドイツ語、フランス語、ロシア語、イタリア語、ハンガリー語を話せるポリグロットです。
彼の理論はとてもシンプルで語学学習の重要な鍵は3つあります。
①発音から学ぶ
②翻訳しない
③間隔をあけて反復的に学ぶ
前半はこの3つのシステムに基づいて、著者の経験や脳の構造に基づいた暗記の方法、後半は具体的なフラッシュカードの作り方が書かれています。
彼が推奨するAnkiアプリは英語学習者の間でもよく利用されているアプリケーションで、私も長い間活用しています。
他に添削ツールとしてLang-8が出てきますが、残念ながらLang-8は現在、新規ユーザーの登録は停止されています。
日本語翻訳も出ていて、タイトルは『脳が認める外国語学習法』です。
本に書かれている英語はそこまで難しくないので、英語で読める人は原書がおすすめです。
2、Fluent in 3 months
発売日:2014年3月11日
ページ数:260ページ
著者はアイルランド人のBenny Lewisで、英語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語、ハンガリー語など数か国語を操るポリグロットです。
Bennyさんの推奨はとにかくためらわずに、初心者のうちからたくさん話すこと。アウトプット重視です。
著者自身の経験に基づき、海外留学なしでも外国語を話すようになれることを実証しています。
成功例だけでなく、最初はBennyさんも言語習得に苦労していた点もあり、興味深く読み進めることができます。
外国語習得のヒントが満載。どれも納得できるものばかりで、うなずきながら読んでいました。
インプット中心で勉強しがちな人もこの本を読めば、話し出す勇気がもらえるでしょう。
アウトプットするための語学交換サイト italki や Meetup などの有益情報の紹介もあります。
3、How to Speak Any Language Fluently
発売日:2017年6月8日
ページ数:194ページ
著者は作家で、教師でもあるイギリス人Alex Rawlingsの初出版の本です。
Alexさんは何と15か国語(英語、ギリシア語、ドイツ語、ロシア語、アフリカ語、カタラン語、オランダ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、ヘブライ語、ハンガリー語、セルビア語、イディッシュ語) を操るポリグロット。
この本を読めば自信を持って、どんな言語でも話すことを学ぶスキルを与えられるでしょう。
学習する上でのモチベーションや学習への取り組み方が分かります。
具体的な学習方法の秘訣が書かれていて、すぐに日常に簡単に取り入れられるものばかりです。
4、How to Learn a Foreign Language by Paul Pimsleur Ph.D.
発売日:1980年
ページ数:120ページ
Paul Pimsleur は、言語学習と教育の理論に大きな影響を与えたピンズラー言語学習システムを開発した言語学者です。
本の内容は言語学習の「なぜ」と「方法」の2つのセクションに分かれています。
前半では、言語を学ぶのにどれくらいの時間がかかるかなどの一般的な疑問に答え、後半は言語学習に欠かせない大事な要素である発音、文法、語彙に焦点を当てて書かれています。
1980年に出版された有名な本なので、言語学習に興味がある人は一読しておくといいでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
どの本も有益な情報を得られるので、気になったものがあればぜひ読んでみてください。
きっと今後の言語学習のヒントとなるでしょう。今回紹介した本はどれもKindle でも気軽に読むことができます。