” but” の言い換え表現11選!「でも」「しかし」を “but” 以外で

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“but” は「でも」「しかし」などの逆説の意味となる接続詞で、文と文をつなげる役割をします。そのため文中に使われ、基本的には文頭や文末には使いません。

英会話をしていると、”but” を使う場面はよく出てくると思いますが、”but” の代わりとして使える言葉はたくさんあります。

そこで今回は “but” の言い換え表現になる表現を11個、ご紹介します。

「いつも “but” ばかり使っているな」と感じたら、ぜひ他の表現も使ってみてください!

“But” の言い換え表現11選!「でも」「しかし」を “but” 以外で

1、yet

“yet” は否定形で使われる時の「まだ」、疑問文で使われる時の「もう」の使い方を覚えている人は多いのではないでしょうか。

Have you done your homework yet?

(宿題はもうやった?)

Not yet.

(まだだよ。)

このような「まだ」「もう」の意味となる使い方は、副詞の ”yet” となります。

“yet” は接続詞としても使うことがあり、その時に “but”と同じような使い方になります。「でも」「しかし」「それにもかかわらず」などの意味です。

She had studied hard, yet she didn’t get into her first choice of university.

(彼女はよく勉強したけど、第一志望の大学に入れなかった。)

2、still

“still” の代表的な使い方は、肯定文で使われる副詞で、「まだ」の意味です。前の動作や状態が変わらずに続いていることを表します。

He is still angry.

(彼はまだ怒っている。)

“yet” と同じく、”still” を接続詞の役割として使う口語表現で、「それでも」「それにもかかわらず」の意味があります。

文頭に “still” を置くか、前の文にカンマを打って、文中として使われたりします。

He has his flaws. Still I love him.

(彼には欠点がありますが、それでも彼を愛しています。)

I was exhausted, still I went to school.

(私はものすごく疲れていたが、それでも学校に行った。)

3、however

「しかし」「しかしながら」の逆説の意味がある “however” は “but” よりもフォーマルな響きのある表現です。

ただ、かしこまりすぎるというほどではないので、日常会話でも使われます。

身内の会話でも、少し改まって話したい時、ちょっと真面目な内容の話をしている時などに “but” から言い換えてみるといいでしょう。

また、”but” は接続詞で文頭、文末に使えないですが、”however” は副詞なので文頭、文中、文末に使えて自由度が高いです。

文頭、文中に書く時には、カンマ “,” を付けます。

Coronavirus vaccinations are progressing. However, the number of infected people is increasing.

(コロナウイルスのワクチンは進んできています。しかしながら感染者の数は増えている。)

4、nevertheless

「それでも」「それにもかかわらず」「とは言っても」が当てはまる言葉です。

「××はどうであれ、●●はこうである」というニュアンスです。

“however” と同じく副詞で、文頭、文中、文末に置くことができ、後ろにはカンマを付けます。

“nevertheless” は口語表現というより、文章を書く時に使われ、会話では “however” の方が使われます。

He got a divorce and lost his job recently, nevertheless, he looks happy.

(彼は最近、離婚して仕事も失ったが、それでも彼は幸せそうだ。)

5、on the other hand

“on the other hand” は、「その一方で」「他方で」の意味で、前の発言した内容に対して、違う視点からの意見や見解を言う時に使われます。

また、2つの対照的なことを、比較する場合に使える表現です。

“On the one hand ~、on the other hand~” (一方は~で、その一方では~です。)とセットで使われることが基盤となっている表現ですが、日常会話では ”On the one hand” はほとんどの場面で省略されて使われます。

“but on the other hand,~” のように、”but” を併用して用いることもよくあります。

(On the one hand,)Food waste is one of the big problems in modern society, but on the other hand, the number of people suffering from hunger is increasing.

(食品ロスは現代の大きな問題のひとつです。しかし一方で、飢餓に苦しむ人たちの数は増えています。)

6、while

「~の間」の意味としてよく訳される “while” は、「一方で」「~に対し」「だけれども」など、比較や逆説としても使える言葉です。

基本的に “while” は出来事が同時に進行されているイメージで、対照的な出来事を比べられます。

また、“on the other hand” が2つのことを比較する表現であるのに対し、“while” は2つ以上のものの比較ができます。

もちろん “on the other hand” と同じく、2つのことを比べる時にも使えて、使い勝手の良い表現です。

I like classical music, my younger sister likes jazz, while my older brother likes pop.

(私はクラシック音楽、妹はジャズが好きです、一方で、兄はポップスが好きです。)

You’re enjoying hiking, while I’m still busy in the office.

(君はハイキングを楽しんでいるが、私はまだオフィスで忙しくしています。)

7、although / though

“although” と “though” は「~だが」「~ではあるが」という、逆説の意味がある接続詞です。

2つとも同じ意味ですが、”although” の方がフォーマルな印象で、書き言葉では ”although” の方が使われる傾向があります。

“although” “though” の後には、文章(S+V)が続きます。

もうひとつの違いは、”although” は、文頭か文中にしか使えませんが、”though” は、文頭、文中の他に文末でも使えます。

“although” が接続詞で、”though” が接続詞と副詞の2つの使い方があるからです。

Although/Though he comes off as arrogant, deep down, he’s a good person.

(彼は傲慢な印象を受けるけど、根はとてもいい人なのです。)

come off (as)~:~の印象を受ける/与える、~そうに見える

arrogant:傲慢

deep down:根は、内心は

He comes off as arrogant. Deep down, he’s a good person though.

(彼は傲慢な印象を受けます。根はとてもいい人なんだけどね。)

Although/Though I like carrots, I don’t like green peppers.

(ニンジンは好きだけど、ピーマンは嫌い。)

I like carrots. I don’t like green peppers though.

(ニンジンは好き。ピーマンは嫌いだけど。)

8、even though

”even though” は “though” の強調表現で、「~にも関わらず」の意味となります。

“though” が単なる逆説であることに対し、”even though” は「~にも関わらず」という意味合いが強くなります。

Even though the weather wasn’t good, I enjoyed walking.

(天気はよくなかったにも関わらず、散歩を楽しみました。)

The cat wanted to go outside even though it was raining.

(雨が降っていたにも関わらず、その猫は外に出たがっていました。)

9、in spite of / despite

”in spite of~” は「~にもかかわらず」の意味で、”of” の後には名詞や動名詞が置かれます。

“despite” も同じ意味で、ややフォーマルな言い方です。

後ろに文章を入れて使いたい場合は、”In spite of the fact that/ Despite of the fact that ~” として、”that” の後に(S+V)と続けます。

The match is unlikely to be cancelled in spite of / despite the rain.

The match is unlikely to be cancelled despite the fact that it’s raining.

(雨にもかかわらず、その試合は中止されなそうです。)

unlikely:~しなさそう

10、except (for)

“except (for)~” は「~を除いて」「~以外」の意味で、“but not~”(…だが、~でない) の代わりに使用できます。

例えば、

I like fruits but not bananas.

(果物は好きだけど、バナナは好きではない。)

と言う代わりに、

I like fruits except for bananas.

(バナナを除いて、果物が好きです。)

と言えます。

“except” の後に “for” をつけてもつけなくても同じ意味で使えますが、少しルールがあります。

まず、文の最初に持ってきたい時は、”except for” を使い、また、名詞を後ろに置く時にも基本的には “except for” を用います。

逆に、”except” の後に前置詞(on, in, at など )が置かれる時、またはexcept が接続詞として使われている時は、”for” を入れずに “except” だけを用います。

接続詞の場合は「〜だが」「ただし〜」に訳すことができ、よく“that” と一緒に使われます。

それ以外は特に気にせず、”except for” “except” どちらも使うことができるでしょう。

”all” “any” “every” “などの「全体」を表す言葉、”no” “never” などの「無」を表す言葉が前に入る時は、どちらも使うことができ、傾向としては ”except” を使うことが多いです。

(always, anything, everything”, nobody など)

I cleaned everything except (for) the bathroom.

(バスルーム以外は、全て掃除しました。)

※“everything” が前に含まれているので、”except を使います。”for” を入れても間違いではありません。

He’s a very good student, except that he’s always late for class.

(彼は良い生徒だが、いつも授業に遅刻している。)

11、apart from

“apart” from” は “except (for)” に近い表現で、「~を別にして」「~を除いて」「~以外は」の意味として使われます。

“apart from” には、他に「~から離れて」の意味があることから、「対象としていることから一旦離れて、別に考える」とすると理解しやすいです。

“except for” が「~以外」「~を除く」だけに使われるのに対し、”apart from” は「~の他に」の意味で、「加える」ことにも使えます。

My dad hardly ever watches movies apart from “Harry Potter”.

(私の父は、ハリーポッターを別にして、ほとんど映画を観ません。)

※”apart from” の部分を “except for” に置き換えられます

Apart from swimming, she is also good at tennis.

(水泳だけでなく、彼女はテニスも得意です。)

※”except for” には置き換えられません。

最後に

いかがでしたでしょうか。

“but” の言い換え表現はたくさんありましたね。

言葉は、実際に使うことでだんだんと自分の使える言葉として確実に定着します。

今回紹介した全ての表現は、使い方が簡単というわけではないですが、ひとつひとつの特徴をつかんで、ぜひ積極的に使ってみてくださいね!

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