今回は、スウェーデン語の勉強におすすめのトレーニングブックの紹介をします。
スウェーデン語トレーニングブックは、特に初級の文法学習をひと通り終えた初級~中級の練習にピッタリな本です。
スウェーデン語学習の初級~中級の勉強におすすめのトレーニングブック
スウェーデン語トレーニングブック
出版社:白水社
内容:スウェーデン語の仕組みが体系的にまとめられた文法ドリル
著者:當野孝之(トウノタカユキ)
スウェーデン語トレーニングブックの特徴
➀表紙がかわいい
スウェーデンの国旗の色を思わせるさわやかな薄青い背景に黄色の文字。
そしてスウェーデン、ダーラナ地方の伝統工芸品、ダーラヘストの絵がマッチしていてとても可愛いのです。
スウェーデン語の上達に表紙の可愛さなんて関係ないかもしれませんが、何でもない表紙の参考書よりもモチベーションが上がります。
表紙に関しては、私が持っている語学学習の教科書や参考書の中で断トツのお気に入りです。
②見開きの2ページごとのシンプルな構成
見開きで左のページに文法説明、左のページに練習問題という構成になっていて、全部で78課まであります。
私は、できるだけ毎日1課ごと終わらせるようにしています。
長すぎず短すぎず、ちょうどいい量なので挫折せず続けやすいです。
③練習問題の文章でスウェーデンのことが分かるようになっている
例えば、スウェーデンの有給休暇についての文章から、世界遺産や歴史などについてが簡単に触れられています。
スウェーデン語の文章を読む練習をしながら、スウェーデンの情報が知れるのも嬉しいです。
④新しく出てくる語彙には意味が書かれている
練習問題に出てくる新しい語彙には、下に日本語で意味が書かれています。
そのため、知らない単語に出会った時、自分で調べる時間を省けて、あくまでも文法の練習に集中できて効率的です。
文法強化に加えて語彙力も増やせます。
⑤音源がないことが残念
スウェーデン語トレーニングブックには音源がついていません。
ドリルなので仕方ないかもしれませんが、音が聞けたらもっと良かったです。
スウェーデン語の音を聞くことは日本で普通に生活していたら、まずないと言っていいでしょう。
スウェーデン語を聞く機会は本当に限られています。
そのためスウェーデン語の音に慣れるには、教科書などに付属しているCDなどの音源を聞くことが大事になります。
スウェーデン語トレーニングブックに音源がついていたら、より最高の教材となっていたでしょう。
スウェーデン語トレーニングブックのおすすめ勉強方法
スウェーデン語トレーニングブックは全部で78課あり、毎日1課ずつこなしていけば単純計算で約2ヵ月半で終わります。
ただ、多くの人にとって、毎日1課ずつコンスタントに続けるのは難しいことでしょう。
早くて3ヵ月、遅くて6ヵ月の間で終わらせるなど、目標を立ておくのがおすすめです。
厳しすぎない目標を前もって決めておくことで継続しやすくなります。
分からなかったり、間違えた箇所にはその都度マークをつけておいて後から見直すようにしてください。
特に勉強したい課には付箋を貼っておいて後から見てすぐ分かるようにしておきます。
そしてトレーニングブックは1回終わらせて終了にせず、何回も繰り返し練習しましょう。
また、使えそうな例文があったら、考えずに言えるようになるまで声に出して言うようにすると覚えられます。
スウェーデン語トレーニングブックはこんな人におすすめ
スウェーデン語トレーニングブックは、基本的な文法の勉強をある程度終えている人におすすめです。
問題を解くことで理解力が高まり、さらにレベルアップが期待できるでしょう。
スウェーデン語トレーニングブックは、問題を解くためのドリルなので、文法の説明は各課1ページごとにシンプルにまとめられたものです。
そのため、もっと詳しい文法説明を求める時は、別で文法書を持つ必要があります。
ただ、全ての文法事項を終えている必要はなく、入門~初心者レベルの文法が終わっていれば取り掛かれます。
課が進むにつれ、難しくなってくるかもしれませんが、他の文法書と並行して使うといいでしょう。
初心者におすすめの文法書は、三修社から出版されている『スウェーデン語の基本』(黒田亨 著)がまずはおすすめです。