今回はNetflixで観られるイタリア映画のおすすめを紹介します。
勉強したい言語の映画を観ることは、語学学習にとってとても有効です。
映画を通して、言語だけでなく、その国の文化や習慣も知ることができます。
初心者のうちから、たくさんリアルなイタリア語を聞いて、イタリア語特有のイントネーションやアクセントに慣れておくことが今後の学習にも役立ちます。
映画を学習ツールとすれば、飽きずに楽しみながら勉強が続けられるでしょう。
イタリア語の勉強におすすめのイタリア映画6選!【2023年Netflix最新】
Netflixは、たくさんの国の言語に字幕や音声を設定できるので、映画を使って外語語を勉強したい人におすすめのツールです。
今回は、私が実際に観て、おもしろかったイタリア映画を紹介します。
勉強を続けるコツは、自分自身が「楽しい」「おもしろい」「好き」と思えることがとても大事です。
映画鑑賞は、勉強の合間の息抜きにもなります。
教科書を使った勉強に疲れたら、映画でも観てゆっくりしましょう!
1、欲張りなだけの恋じゃなくて
原題:Sul più bello
上映時間:91分
公開:2020年
監督:アリーチェ・フィリッピ
出演:ルドヴィカ・フランチェスコーニ、ジュゼッペ・マッジョ、ガヤ・マシャーレ
頼れる親友はいるけれど、恋愛面ではイマイチぱっとしないキュートな女の子がやっとみつけた理想の相手。でも彼女は珍しい遺伝子疾患を抱えていて…。
引用:Netflix
フランス映画『アメリ』が好きな人なら、似たような世界観なので、きっとハマるはず。
ファッションやインテリアも、カラフルでポップな感じがおしゃれで可愛いです。
ストーリーも分かりやすく、明るく前向きなラブコメが好きな人におすすめ。
主人公のイタリア語は少し早めですが、発音がはっきりしていて明瞭です。
続編で『もっと、欲ばりなだけの恋じゃなくて』(2021)、『ずっと、欲ばりなだけの恋じゃなくて』(2022)と、シリーズ化されています。
2、恋をするなら今宵のディナーで
原題:Quattro metà
上映時間:90分
公開:2021年
監督:アレッシオ・マリア・フェデリッチ
出演:イレニア・パストレッリ、マティルデ・ジョリ、ジュゼッペ・マッジョ
運命の相手なんて本当にいるのだろうか? 4人の独身男女がさまざまな組み合わせで結ばれ、カップルになるパラレルワールドを描いたロマンチックコメディ。
引用:Netflix
4人の男女のパラレルワールド。
男女の恋愛の組み合わせが同時進行で、どんどん変わっていくのですごく混乱するのですが、それがまた面白い作品です。
見終わった後、ちゃんと理解したくてもう一度観たくなります。
映画の雰囲気や街並み、会話にイタリアを感じられる、おしゃれな作品です。
3、The Hand of God
原題:È stata la mano di Dio
公開:2021年
監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:フィリッポ・スコッティ、トニ・セルヴィッロ、テレーザ・サポナンジェロ
1980年代のナポリ。サッカーを愛する少年ファビエットが、家族を襲った突然の悲劇を経て、映画監督として生きる不確かだが希望に満ちた未来に向かって歩み出す。
引用:Netflix
イタリアの名匠パオロ・ソレンティーノ監督の半自伝的作品になります。
イタリア南部の美しい景色が印象的な映画。
いろいろな事情を持つ家族や親戚、友人との交流、悲劇を通して成長していく少年の物語です。
イタリア語はナポリ特有の方言にはなりますが、イタリア南部を味わうのにおすすめの作品です。
4、これからの人生
原題:La vita davanti à sé
上映時間:93分
公開:2020年
監督:エドアルド・ポンディ
出演:ソフィア・ローレン、イブラヒマ・ゲイェ、レナート・カルペンティエリ
自宅で子守をしているホロコースト経験者が、自分を襲った家なき子を引き取ることに。反発し合う2人だったが、共に暮らすうちに少しずつ心を開いてゆく。
引用:Netflix
監督はソフィア・ローレンの息子であるエドアルド・ポンディ。
原作はフランス作家ロマン・ガリ―がエミール・アンポ―ルというペンネームで出版した小説『La vie devant soi』(邦題:『これからの一生』)です。
原作の舞台はパリ。本作品では南イタリアのプーリア州の港町に舞台を移します。
大女優ソフィア・ローレンの存在感、演技力はさすが。
80歳のホロコースト経験者のユダヤ人女性とセネガル出身の移民の男の子との物語です。
南イタリア訛りのイタリア語になる点には、注意してください。
5、何がなんでも!ファミリー・ユニオン
原題:Natale a tutti i costi
上映時間:90分
公開:2022
監督:ジョヴァンニ・ボニェッティ
出演:クリスチャン・デ・シーカ、アンジェラ・フィノチアーノ、ダルマ・マンジャ・ウッ
独立した子供たちに帰省してもらいたい夫婦は、ある名案を思いつくが…。クリスチャン・デ・シーカ、アンジェラ・フィノチアーノ、ダルマ・マンジャ・ウッズ、クラウディオ・コリカ出演。
引用:Netflix
原題は日本語にすると「何がなんでもクリスマス」、イタリアではクリスマスは家族で過ごすのが基本。
それなのにクリスマスに帰省しようとしない子供たちを、どうにかして帰省させたくて、大きな嘘をついてしまいます。
ひとつ嘘をつくと、嘘は重なるもの。
ストーリーは大体予測がつきますが、コメディ映画で楽しいので、気楽な気持ちで映画が観たいときにおすすめです。
6、私がこわい100のこと
原題:Per lanciarsi della stelle
上映時間:88分
公開:2022年
監督:アンドレア・ジュブリン
出演:フェデリカ・トルケッティ、クリスティアーノ・カッカモ、チェレステ・サヴィーノ
全般不安症を抱える若い女性が、亡き親友の想いに応えるため、恐怖を克服しようと奮闘する。新たな人生の第一歩を踏み出し、真実の愛を見つけることができるのか。
引用:Netflix
主人公は、あらゆることに対して不安や心配になってしまうため、日常生活にもたくさんの制限がかかてしまいます。
普通の日常を送るため、自分で怖いもののリストを作成し、ひとつずつ克服する挑戦を始めます。
友人たちの支えが温かく、ポジティブになれるストーリーです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
イタリア映画をたくさん観て、イタリア語、イタリアの風景、イタリア文化にどっぷりつかったら学習のモチベーションにもなりますね!
またおすすめのイタリア映画を見つけたら紹介していきます。