多言語を同時に学習することについて【効率・メリット・デメリットは?】

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「多くの言語を勉強したい!」

「でも多言語を同時に学習するのって効率的ではないのかな?」

「多言語を同時に学習するメリット・デメリットって?」

多言語学習を始めると、このようなことを考えることがありますよね。

今回は多言語を同時に学習すること、効率・メリット・デメリットなどについて書いていきます。

多言語を同時に学習することについて【効率・メリット・デメリットは?】

多言語を同時に学習するということ【効率的なのは?】

多言語を同時に学習することについて、意見はさまざまあるでしょう。

まず、全く言語の勉強をしたことのない人は、1言語に集中することがおすすめです。

言語を勉強した経験がある人は、勉強の仕方や自分にあったやり方を分かっているので、すんなり始められて、習得も比較的早いです。

全く語学学習の経験がないと、勉強のやり方自体に右往左往してしまうものです。

まずは1言語の勉強に集中して経験を積みましょう。

それを踏まえて、私の個人的な意見としては、同時に学習する言語は2ヶ国語までがベストだと考えています。

ただ、正解はないですよね。人の性格や生活スタイル、環境などにより、それぞれ向き不向きがあります。

最高で3ヶ国語まで。それ以上になるとほとんどの人にとって時間と能力の範囲を超えてしまうでしょう。

それでも語学好きだったら、この言語もあの言語も学んでみたい!と欲張りになってしまうものですよね。

ただ、私自身の経験から言うと、4~5ヶ国語以上の勉強を始めても、いくつかの言語は疎かになってしまい、いつの間にか勉強している言語は結局2~3言語になっているものです。

よっぽどの強い意志がない限り、4ヵ国語以上の学習を同時に継続していくことは難しいです。

無理に4~5か国以上の勉強を同時に進めるより、期間を決めて勉強の計画をたてるほうが効率がいいでしょう。

例えば、「1年間は英語とフランス語に集中、その次の年にまた新たなプランを考える」など。

言語学習に終わりはありません。長いスパンで見て、コンスタントに継続できることが大事です。

自分が続けられる計画を立てましょう。

効率的な組み合わせとレベル

言語の組み合わせやレベルによっても、習得の速さは変わってきます。

英語がすでに中級以上のレベルであれば、ドイツ語、フランス語、スペイン語などは勉強がしやすい言語になります。

なぜならインド・ヨーロッパ語族という同じグループから生まれ、分類されているもので、みんな親戚のようなものだからです。

特にドイツ語はインド・ヨーロッパ語族から派生したゲルマン語族という点でも同じなので、共通点が多くあり、勉強しやすいでしょう。

また、フランス語、スペイン語、イタリア語はインド・ヨーロッパ語族のイタリック語派に分類されるロマンス諸語で同じグループなので、語彙や文法など似ている部分が多くあります。

例えば、フランス語を先に習得して中級以上のレベルまで到達してから、スペイン語やイタリア語を後から学習するととても楽に感じます。

日本語を活かす

私たちは日本人で日本語が母国語です。

そして日本語と英語は言語間距離がとても遠い言語なので、お互いの言語を習得するには相当な努力と時間が必要とされます。

英語学習に苦労する人が多いのも当然ですね。

ただ、逆を返せば、英語を習得してしまえばかなり言語の幅が広がります。

前に書いたように、インド・ヨーロッパ語族の言語が習得しやすくなる他、

例えば、中国語は漢字を使う点で、違いはあるものの、日本語を母語とする私たちには学習するのに有利な言葉です。

また、中国語の基本的な語順は英語と同じなので、英語の知識も役立ちます。

他にも、日本人が習得しやすいと言われている韓国語やインドネシア語、マレー語などを責めていくのもおもしろいですね。

多言語を同時に学習するメリット

ここで多言語学習をするメリットとデメリットを挙げていきます。

メリット

・短期間でグローバルな人間になれる

・学習の相乗効果を得られる

・楽しい

・短期間でグローバルな人間になれる

語学学習でまず学ぶことと言ったら、基本的な挨拶などですよね。

小難しい文法は抜きに丸ごとフレーズを覚えてしまえばいいので、基礎は比較的早い段階で身に付きます。

その段階までなら4,5ヵ国語くらい同時に到達できる可能性があります。難しくなるのはその先です。

とりあえず挨拶などの基礎まで話せるようにして、ネイティブとコミュニケーションをとってみるなんてこともできますね。

自分の母国語を勉強している人には親近感を覚えるものです。友人も世界もあっという間に広がります。

・相乗効果を得られる

特に同じグループの言語であれば、共通点も多くあります。

例えば英語とドイツ語は同じゲルマン語族の仲間なので、共通する点は多いです。

共通点や似ている点を発見すると、アドレナリンが出て学習意欲も高まります。

多くの言語を勉強していると、ある時に、点と点がつながるということを身をもって体感できます。

共通する部分が多ければその分、学習も楽ですね。

全く違う言語だとしても、勉強している言語の比較を自分なりにしてみることで、言語間の区別がつき、それぞれの言語の理解度が高まります。

・楽しい

多言語を学習する人たちのほとんどは、必要に迫られてというより、語学が好きだから学んでいるのですよね。

誰かに強いられてする勉強ではなく、語学が好きで自発的に勉強しているのだと思います。

語学好きなら上達に関わらず、自分の新しい知識がどんどん増えていくことを純粋に楽しめるでしょう。

本を読んだりラジオを聞いたり、ネイティブと会話をしてみたり・・・。

勉強をすればするほど分かることが増え、楽しくなりますね。

多言語を同時に学習するデメリット

デメリット

・中途半端になりがち

・混乱する

・中途半端になりがち

1つの言葉に集中して勉強するよりも、時間が分散されてしまうので、どの言語も中途半端になってしまいがちです。

気を付けないと、いつまでたっても基礎から抜け出せないなんてことにもなりかねません。

・混乱する

例えばフランス語やスペイン語などの似た言語を同時に勉強すると、似ているけど少しの違いもあるので、混乱してしまうこともあります。

似た言語を学習する時は、ひとつの言語をある程度習得してから、時期をずらして次の言語の学習を始めるといいでしょう。

多言語を同時に学習するうえで大切なこと

①優先順位を決めておく

多言語を同時に学習する時は、優先順位をつけておくことがおすすめです。

特に自分の軸となる言語というのを決めておくといいでしょう。

複数の言語を勉強していると自分が今、何を学習すればいいのか、自分の学んでいる言語が何なのか分からなくなってしまうことがあります。

結局何も手付かずとなってしまい、どれも身に付かない・・・なんてことになりかねません。

優先する言語は後で変えても大丈夫です。

常に「迷った時には、この言語」というものを決めておきましょう。

②時間を決めて学習

複数の言語を同時に学習するうえで大事なことは、時間配分を決めておくことです。

例えば、朝8時から30分は英語、夜20時からは1時間フランス語と時間を決めて学習を進めるようにしましょう。

何も決めずに適当にしていると、結局どちらも勉強できなかったなんていう日も出てきてしまいます。

時間は必ず決めておくことが学習を続けられるポイントです。

③習慣化する

同時学習に限ったことではありませんが、学習を続けるには習慣化してしまうことが一番大事です。

②で書いたように、学習する時間を決めて、語学学習を自分の生活ルーティーンに組み込んで深いことは何も考えずに勉強を始める習慣を身に付けましょう。その方が断然に楽になります。

④目標設定

目標もなく学習を続けていませんか?

ここで言う目標は大きなものではなく、大きなゴールにたどりつくまでの過程となる、細かい目標のことです。

漠然と勉強を続けていくより、目標を立てると学習が一気にはかどりやすくなります。

「いつまでに単語を●個覚える」「いつまでに参考書●章を終わらせる」

検定試験を利用するのもいいでしょう。

検定試験は日にちが決まっているので、「11月の試験に合格」という目標が自動的に立てられます。

試験勉強をすることで、レベルアップも見込まれます。

最後に

いかがでしたでしょうか。

多言語を同時に学習することについて取り上げました。

私自身が多言語の同時学習をしている経験を踏まえて考えて書いたものです。

少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。

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