イタリア語の注意したい発音・読み方

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イタリア語

イタリア語の読み方は、基本的にはローマ字読みで読めるので、日本人にとって読みやすくて発音もしやすい言語です。

ただ、例外がいくつかあるのでその点をしっかり押さえておきましょう。

今回はイタリア語のアルファベット、イタリア語の発音、アクセントまでを一気にご紹介します。

イタリア語の注意したい発音・読み方

まずはイタリア語のアルファベットの読み方を見てみましょう。

イタリア語のアルファベット

Alfabeto(アルファベート)

A B C Dディ E Fエッフェ G Hアッカ I (J)イルンガ (K)カッパ Lエッレ Mエンメ Nエンネ O P Q Rエッレ Sエッセ Tティ U V (W)ドッピァヴ (X)イクス (Y)イプスィロン Zゼータ

J K W X Y は基本的には外来語や固有名詞の表記にのみ、使われます。

J は別の読み方で「イルンゴ」、W は「ドッピォヴ」、Y は「イグレーコ」とも読みます。

V は上の前歯を下唇の内側に当てて発音します。

L R はどちらも「エッレ」ですが、L は舌の先を上の前歯の裏につけて発音します。

R は巻き舌で口の力を抜いて「エㇽㇽレ」のように発音します。

イタリア語の母音

イタリア語の母音は

a e i o u

の5つです。発音もほとんど日本語と同じように発音すれば大丈夫です。

イタリア語の発音の例外

c
カ行
ca
(カ)
che
(ケ)
chi
(キ)
co
(コ)
cu
(ク)
ci
チャ行
cia
(チャ)
cie/cie
(チェ)
cu
(チ)
cio
(チョ)
ciu
(チュ)
g
ガ行
ga
(ガ)
ghe
(ゲ)
ghi
(ギ)
go
(ゴ)
gu
(グ)
gi
ジャ行
gia
(ジャ)
ge/gie
(ジェ)
gi
(ジ)
gio
(ジョ)
giu
(ジュ)
gli
リャ行
glia
(リャ)
glie
(リェ)
gli
(リ)
glio
(リョ)
gliu
(リュ)
gn
ニャ行
gna
(ニャ)
gne
(ニェ)
gni
(ニ)
gno
(ニョ)
gnu
(ニュ)
s
サ・ザ行
sa
(サ)
se
(セ・ゼ)
si
(スィ・ズィ)
so
(ソ・ゾ)
su
(ス・ズ)
sci
シャ行
scia
(シャ)
sce/scie
(シェ)
sci
(シ)
scio
(ショ)
sciu
(シュ)
z
ザ・ツァ行
za
(ザ・ツァ)
zi
(ズィ・ツィ)
zu
(ズ・ツ)
ze
(ゼ・ツェ)
zo
(ゾ・ツォ)
i
ヤ行
ia
(ヤ)
ie
(イエ)
_io
(イオ)
iu
(ユ)
u
ワ行
ua
(ワ)
ue
(ウェ)
ui
(ウィ)
uo
(ウォ)
_
qu
クワ行
qua
(クワ)
que
(クェ)
qui
(クィ)
quo
(クォ)
_

その他:イタリア語では “h” の音は発音しないので “ha” は「ア」となります。

①c

c/ch

カ行はCの文字で表します。

「ケ」と「キ」は “che”、”chi” と、”c” の後に “h” が入ることがポイントです。

macchina【マッキナ】機械、 zucchero【ズッケロ】砂糖、 cane【カーネ】(犬)

ci/ce

また、チャ行も “c” を用います。”cia” が「チャ」であることに注意です。

Ciao!【チャーオ】やあ! dolce【ドルチェ】(お菓子) Cina【チーナ】(中国)

②g

g/gh

ガ行の「ギ」と「ゲ」は “ghi”、”gue” になります。

gatto【ガット】(猫) spaghetti【スパゲッティ】(スパゲティ) giaccio【ギアッチオ】(氷)

g/gi

また、ジャ行も “g” を用います。”gia” が「ジャ」になります。

Giappone【ジャッポーネ】(日本) gelato【ジェラート】(アイスクリーム) oggi【オッジ】(今日)

gl

リャ行は ”gl” で始まる “glia, gli, gliu, glie, glio” は「リャ、リ、リュ、リェ、リョ」となり、イタリア語の独特な音です。

「イ」を言う時の口の形をして、舌の前の方(一番先まではいかない)を口の天井につけて発音します。

単語内では小さい「ッ」を入れて言うのが一般的です。(地域によっても違います)

aglio【アッリョ】(にんにく) moglie【モッリェ】(妻) figlio【フィーリオ】(息子)

gn

ニャ行は “gn” で表す “gna” “gni” “gnu” “gne” “gno” となります。

bagno【バンニョ】(お風呂、トイレ) campagna【カンパンニャ】(田舎) signore【スィ(ン)ニョーレ】(紳士)

単語内では「バンニョ」「カンパンニャ」のように「ン」が入っているように発音することが一般的に多いです。(地域によっても違います)

③s

“s” は「サ行」、もしくは「ザ行」を表します。

基本は「サ行」で読みますが、前後に母音(a,i,u,e,o)に挟まれている場合は「ザ行」になります。

また、”s” の後に有声子音がくる場合も「ザ行」で発音します。(sb, sv, sd, sg, sr, sl, sm, sn)

soldi【ソルディ】(お金) rosso【ロッソ】(お金) senso【センソ】(感覚)

casa【カーザ】(家) chiesa【キエーザ】(教会) riso【リーゾ】(米)

slitta【ズリッタ】(そり) Svizzera【ズヴィッツェラ】(スイス) slip【ズリップ】(下着)

シャ行の “sci” は「シ」の読み方ですが、”scia” は「シア」でなく「シャ」になるので注意が必要です。

sciarpa【シャルパ】(マフラー) sciopero【ショぺ―ロ】(ストライキ) pesce【ペッシェ】(魚)

文頭にこない時は、前の音から小さい「ッ」を入れて発音します。

④z

“z” はザ行の他、ツァ行の音を表す場合があります。

大体は、頭文字に “z” がくる時に「ザ行」、”z” が単語の途中に入る時に「ツァ行」となるのですが、例外もあります。

zuppa【ズッパ】(スープ) zuo【ズィーオ】(叔父) zucchero【ズッケロ】(砂糖)

pizza【ピッツァ】(ピザ) grazie【グラッツィエ】(ありがとう) pizzico【ピッツィコ】(少量)

例外

mezzo【メッゾ】(半分) azzurro【アッズㇽㇽロ】(青) zanzara【ザンザーラ】(蚊)

⑤i

ヤ行は “i” を使って “ia, iu, ie, io” 「ヤ、イェ、ユ、ヨ」となります。

ieri【イェーリ】(きのう) maiale【マヤ―レ】(豚肉) chiave【キャーヴェ】(鍵)

ただし、Io【ーオ】(私)、via【ヴィーア】(道、通り)のように “i” にアクセントがくると例外になります。

⑥u

ワ行は “ua, ui, ue, uo” で「ワ、ウィ、ウェ、ウォ」のようになります。

uomo【ウォーモ】(男・人間) guasto【グワスト】(故障) guida【グイ―ダ】

⑦qu

クワ行となるのは “qua, qui, que, quo” で「クワ、クウィ、クウェ、クウォ」のような発音です。

acqua【アックワ】(水) questo【クエスト】(これ) qua【クワ】(ここに/ここで)

イタリア語のアクセント

イタリア語のアクセントは3パターンあります。

正しい場所にアクセントをつけて発音するだけで、イタリア語っぽい響きになるので実際に音を聞いて言葉ごとに覚えて身に付けましょう。

➀最後から2番目の母音にアクセントを置く

イタリア語で一番多いパターンです。

ragazzo(少年) italiano(イタリア人) bambino(子供) chiesa(教会) museo(美術館)

②最後から3番目の母音にアクセントを置く

italia(イタリア) Napoli(ナポリ) moglie(妻) compito(宿題) camera(部屋)

③最後の母音にアクセントを置く

文字で表す場合、アクセント記号を必ずつけます。

caffeè(コーヒー) città(都市)  lunedì(月曜日)  perché(なぜなら)

最後に

いかがでしたでしょうか。

意外とローマ字読みの例外となるものは多かったかもしれませんね。 

「イタリア語はローマ字読みで読みやすいはずじゃなかったの!?」と思った方もいるのでは・・・

私も思いましたよ。。。!

ただ、発音自体はしやすいものばかりなので、一回読み方を覚えてしまえば発音することにそれほど苦労することはないはず。

また、発音は規則的なこともありますが、例外もあるので、単語を覚える時にはイタリア語の実際の音を聞いて覚えることがおすすめです。

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