ベストティーチャーは、他のオンラインスクールと違ってすぐにはスピーキングのレッスンに進めません。
「書く、読む、聞く、話す」の4技能を学習できるオンライン英会話スクールです。
これを聞いただけでは、どんな感じなのか全然分かりませんよね。
私も全く分からなかったので、実際に無料体験をしてみました。
この記事ではベストティーチャーのレッスンの流れから、無料体験レビューとして、実際に体験して感じたベストティーチャーのメリット・デメリットなど、お伝えします。


こんな疑問を持っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

もくじ
ベストティーチャーの無料体験レビュー!4技能学習できるオンライン英会話って?
ベストティーチャーの特徴
株式会社ベストティーチャーは2011年に創業されました。本社は渋谷区にあります。
自分で考えた英文を講師に添削してもらい、その英文を使って練習をすることで、英語を話せるようになることをコンセプトとしています。
スピーキングとライティングの練習が両方できる唯一のオンライン英会話スクールです。
通常コースの他に、試験対策コースがあるのも特徴のひとつです。
月額(通常コース) | 12,000円(税込) |
月額(試験/英検®対策) | 16,500円(税込) |
レッスン時間 | 25分(スピーキング) |
レッスン回数 | 無制限 |
予約締切 | 20分前まで |
無料キャンセル | レッスン開始30分前まで |
時間 | 24時間 |
講師国籍 | ネイティブ、多国籍60ヵ国以上 |
講師数 | 約1,000人 |
無料体験 | 1回(ライティング、スピーキング) |
無料会員のクレジットカード登録 | なし |
通常コース:日常会話とビジネス会話などのさまざまな場面での会話練習
試験対策コース:TOEFL、iBT、IELTS、TOEIC SW、TEAP、GTEC CBT の対策
英検®対策コース:英検®1級~3級の対策
試験対策コース、英検®対策コースを選んでも、通常コースのレッスンも選択が可能。
ライティングもスピーキングも、無制限でレッスンが受けられます。
無料体験はライティングとスピーキングのレッスンが1回ずつ。
ライティングは3つまで同時進行ができます。
無料体験では3つのライティングを完了することはできますが、添削されるのは1つのみです。
WritingとSpeakingを両方学びたいならベストティーチャー(Best Teacher)
ベストティーチャーのレッスンの流れ

・無料会員登録
まずは無料会員登録を公式ホームページから行います。
無料会員登録は、クレジットカードの登録はないので安心・簡単にできます。

全ての項目に入力をして「会員登録」をすると、メールにURLが届きます。
クリックしてマイページに入れば、すぐにライティングに取りかかれます。
・ライティング
ライティングのレッスンでは、自分で文章をつくって、その後講師に英文を添削をしてもらうという流れ。
無料体験のトピックは「自己紹介」です。
有料会員になると、1,000以上のトピックから選べます。
トピックは趣味の話や週末したことなどの日常会話から、会社の説明やEメールなどのビジネス会話まで揃っています。
もし自分が話したいトピックが見つからなければ、自由トピック(Free conversation)も可能です。
ライティングはかたくるしいものではなく、チャット会話のような感じでした。
まず講師から簡単な挨拶のメッセージが届くので、それに返信をします。
講師から届いた最初のメッセージ
”Hello. How are you? What’s your name?”
これに自分で考えた英文を返信。
講師と生徒お互いが最大5回までのやりとりができます。1回の文字数は100文字まで。

上の画像は、実際におこなった会話です。
簡単な挨拶から始まり、住んでいる場所、学生か働いているのか、休みの時にする好きなこと、などの基本的なことを聞かれました。
講師からの返信は2,3分以内には返ってきました。
返信が届くとメールにお知らせがくるようになっていますが、設定でOFFにもできます。

マイページの上にあるベルマークから返信の確認ができるので、OFFにしていても問題ないでしょう。
ONにしておくと、メールがすぐにいっぱいになってしまいます。

チャットの下側にWeblioの英和辞書があるので、分からない英語を調べたい時に活用できます。

左側には、実際のみんなのやりとりの他、単語やフレーズがチェックができます。
・添削待ち
5往復の講師とのやりとりが終わったら、次は講師の添削になります。
添削は数分~数時間ほどで返信が届くとありましたが、20分かからないで添削が終わったお知らせを受け取りました。
「通常コース」では、Writing レッスンを3つまで同時進行で進められます。添削待ちをしている間に次のレッスンにも進めます。
「ダッシュボード」か「レッスン」の「Writhingレッスンを選択」をクリックして、レッスンを選びます。

・講師からの添削
添削されたものをチェックしてみると、かなり細かくチェックされていました。

「Kanagawa は固有名詞なので大文字にする」など、ライティングレッスンならではの指摘ですね。
英文を送ってから、“city” と聞かれているのに、”Kanagawa prefecture” と書いてしまったことに気付いたのですが、その点は特に指摘されず。
次も

「1つの文章につなげる」ことや、「to不定詞の入れ忘れ」など、普段スピーキング練習だけでは注意されないようなことまで指摘されました。
右側にある「音声」をクリックすれば、正しい文章の音声を聞けます。
文章が正しければ添削はありませんが、他に違う言い方を教えてくれたりします。
・トレーニング
ベストティーチャーでは、添削してもらってすぐにスピーキングレッスンに入るわけではありません。
スピーキングの前に自主トレーニングを行います。

1、Checking Correction
添削された英作文の見直し、正しい英語表現の見直しをします。
2、Overlapping
英文を見ながら、音声に合わせて音読をします。
3、Shadowing
聞こえた音声に続いて英文を見ずに声を出して読み上げます。ここでは英文は見ません。

音声の速度を5段階に変えられます。
4、Dictation
音声を聞いて空欄の英語を埋めていきます。
部分的な聞き取りか、文章全体の聞き取りにするかを選べます。

この4つを終えて、はじめてSpeakingの練習になります。「トレーニング完了」ボタンを押して、講師を選び予約してください。
・スピーキングレッスンの予約
ベストティーチャーでは、ベストーク(β版)という独自の通話機能を使ってビデオレッスンを行います。
デバイス、ブラウザ、マイク、スピーカー、ウェブカメラの環境チェックをおこなった後、予約ができるようになります。
予約の検索はとてもシンプルでした。

添削をしてくれた講師がもし空いていれば、同じ講師にしてもいいでしょう。
添削の画面にある顔写真をクリックすれば、講師のプロフィール画面に移ります。
私の文章を添削してくれた講師はアメリカ合衆国の講師でした。
ただ、講師のプロフィール画面からスケジュールチェックはできないので、自分の予約したい時間にその講師がいなければ予約はできません。
私はスピーキングレッスンには、南アフリカの講師を選びました。
時間がきたら右側オレンジ色の「ベストーク(β番)でレッスン」をクリックすればレッスン画面に入ります。

レッスン画面はこのような感じで、時間がくると講師と自分のビデオが動作されお互いの顔が見えるようになります。
・レッスンの流れ
今回のレッスン内容は、このような流れになりました。(レッスンの流れは講師によって違います)
①自己紹介
②音読(自分のパート)
③質疑応答
④他の表現方法
⑤フリートーク
1、自己紹介
声が聞こえるか、顔が見えているかのチェックをした後、簡単にお互いの自己紹介をします。
と言っても、今回の教材となるライティングも「自己紹介」なので、本当に簡単に名前の紹介と、お互いの国の天気の話を少ししました。
2、音読
ライティングの文章を読みます。
講師が初めに読み始めるので、自分のパートを正しく添削された文章で読み上げます。
3、質問
講師に「何か質問はありますか?」と聞かれるので、疑問に思ったことなどを聞いておきましょう。
私は苦手な “work” と “walk” の発音の違いや、 “write” “right” “light” の発音の違いを聞き、練習しました。
4、他の表現方法
ライティングした文章の中から、「こんな言い方もあるよ」というものを教えてもらいました。
日本語もそうですが、必ずこの言い方が正しいというものではなく、人によっても使う表現や言葉はそれぞれ違うので参考になります。
自分の表現の幅も広げられますね。
5、フリートーク
今回は自然と話が脱線していってフリートークになったのですが、もしもう一度復習したければ希望しましょう。
・レッスン後のフィードバック
スピーキングレッスンが終わると、講師からのレベルチェックレポートがメールで送られてきます。
・リスニング
・発音
・語彙力
・文法
・表現力
・総合評価
その他に、講師からのコメントがベストティーチャーのマイページで確認できます。
ベストティーチャーの無料体験を終えて感じたこと
・デメリット
1、無料体験は1回なので、講師の良し悪しはよく分からない
講師は、ネイティブとその他の国60ヵ国以上となっていますが、レッスン予約をした時にネイティブ講師が少なめに感じました。
フィリピン、ジンバブエ、セルビア…など国は様々でしたが、アメリカ、イギリス、カナダなどの講師は少なめで、いたとしてもすでに予約が埋まっていました。
時間帯にもよるかもしれませんが、ネイティブ講師にこだわりがある人は、注意した方がいいかもしれません。
ただプロフィールを見ていると、全体的に講師の質は高いと見受けられます。
英語教育の資格を持つ人も多いです。
あとはプロフィールから他の人が書いたレビューが読めるので、参考にするといいでしょう。
2、講師のスケジュールがチェックできない
講師のプロフィールからスケジュールがチェックできないので、自分の都合のいい時間からレッスンのできる講師を選び出すしかありません。
「各講師のレッスンスケジュールが見られたらいいのにな」と感じました。
3、料金は高め
通常コースで12,000円は、他のオンラインスクールと比べると少々高めになります。
毎日話せるプランで、他のスクールと比較したものです。↓
ベストティーチャー | 12,000円(通常コース/無制限) |
ネイティブキャンプ | 6,480円(回数無制限) |
DMM英会話 | 6,480円(1日1レッスン) |
レアジョブ | 6,380円(1日1レッスン) |
QQEnglish | 10,648円(月30回コース) |
※全て税込み金額
ただし、ベストティーチャー以外のスクールは講師が全てフィリピン国籍か、ネイティブ以外の多国籍となります。
ベストティーチャーの場合は、ネイティブを含む多国籍60ヵ国以上です。
こちらは、ネイティブ講師とのレッスンができるオンラインスクールとの比較です。↓
ベストティーチャー | 12,000円(通常コース/無制限) |
ネイティブキャンプ | 6,480円+1レッスンにつき1,000コイン(2,000円) |
DMM英会話 | 15,800円(毎日1レッスン) |
Cambly | 18,844円(週7回30分、12ヵ月プラン) |
ネイティブ講師とのレッスンとなると妥当な金額、むしろ安い方です。
その他、自分のライティングを講師に添削してもらえるオンラインスクールはベストティーチャーだけ。
自習機能もフィードバックも十分で、学習したことが身に付くようなしくみになっていることを考えると、良心的な価格とも言えるでしょう。
・メリット
1、細かい間違いを正確に知ることができる
スピーキングレッスンだけでは、なかなか指摘されないような細かい間違いもなおしてもらえます。
例えば、定冠詞の入れ忘れや複数形の間違いなどは、会話だけでは素通りされてしまうことがほとんどです。
ライティングレッスンでは、そのような間違いまで直してもらえるので、正確な英語が身に付きます。
間違いは文字で書かれているので、明確に理解ができます。
2、自分の書いた文章が教材になるので、身に付きやすい
教材となるものは自分の書いた文章なので、身に付きやすいのは当然と言えますよね。
つくられた教材を使うよりもモチベーションも保ちやすく、楽しく英会話の練習ができるようになります。
自分で考えた文章は、記憶にも残りやすいです。
3、レッスン回数は無制限
レッスンの回数に制限はなく、好きなだけレッスンが受けられます。
スピーキングのレッスンを受けるにはライティングを終えてからですが、講師の返信や添削も速くてスムーズなので、毎日レッスンを受けることも可能でしょう。
・向いていない人
1、スピーキングの練習をすぐにしたい人
ベストティーチャーは、ライティングを終えてからでないとスピーキングに進めません。
スピーキング練習をすぐしたい人や、スピーキング練習だけをしたい人には向いていません。
2、英語入門者~初心者
全く英語が分からない状態では、英文をつくるのにとまどってしまうかもしれません。
講師の添削やアドバイスも英文なので英語を理解する力も必要です。
スピーキングレッスンでも、教材は自分でつくった英文になるので、余った時間はフリートークになることが多くなります。
ある程度の英会話力がついた段階で受講すれば、さらなる向上が期待できるでしょう。
3、絶対にネイティブ講師がいい人
スケジュールが合えば、ネイティブ講師とのレッスンが予約できますが、合わなければネイティブ講師とレッスンが受けられるとは限りません。
ただ、さまざまな国籍の講師がいるので、いろいろな国の講師と話せるというメリットはあります。
・向いている人
1、じっくり学習に取り組みたい人
ベストティーチャーは、ライティングして添削してもらった後に、自習トレーニングを終えて、やっとスピーキングに入れます。
自習トレーニングも「オーバーラッピング」「シャドーイング」「ディクテーション」と、徹底的にライティングを復習。
これはスピーキングレッスンの予習にもなるものです。
予習と復習も面倒にせず、じっくり学習に取り組める人に向いています。
2、試験対策をしたい人
ベストティーチャーは、試験対策のコースもあるので、試験を受ける人は利用するといいでしょう。
特に独学で勉強している人にとっては、強い味方となってくれることでしょう。
私は試験対策コースは受講していませんが、ベストティーチャーの試験対策コースを受けた人のレビューは高いものが多かったです。
留学に向けたTOEFL iBTで過去最高の結果を出せました!
仕事と育児を両立しながら英検®1級合格しました
※Best Teacher 有料会員の声より
3、いろいろな国の講師と話したい人
多国籍の講師がそろっているので、いろいろな国の人と話してみたいという人におすすめです。
日本にいながら、さまざまな国の文化や習慣などを教えてもらえる点は、オンライン英会話のいいところのひとつです。
最後に
いかがでしたでしょうか。「書く、読む、聞く、話す」の4技能を学習できるオンライン英会話スクール、ベストティーチャーについての記事でした。
オンライン英会話を受講するか迷っている方は、まずは無料体験を受けてみることをおすすめします。