今回は人の性格や特徴をあらわす英語で、特に嫌な性格を集めて紹介します。
こんな人には関わりたくないなーと思うかもしれませんが、出会ってしまうこともありますよね。
英語学習レベルは中級~上級で、ネイティブがよく使っている言葉なのでぜひ参考にしてみてください。
周りに当てはまる人がいたら、その人をイメージしてその言葉と結びつけると覚えやすくなるのでおすすめです。
もくじ
人の性格や特徴をあらわす英語14選!横柄、自己中の英語は?【嫌な性格編】
嫌な性格編14選【英語中級~上級レベル】
1,arrogant
傲慢、思い上がった、横柄な
“arrogant” は「態度のデカい」「横柄な」の意味で、人の性格や態度、発言に対して使います。
He comes off as arrogant. I think it’s hard to get along with him.
彼は傲慢のような印象を与える。彼と仲良くなるのは難しいと思う
come off~:~という印象を受ける
2、snob
お高くとまった、気取った、横柄
人を見下したり横柄な態度を取る人のことをあらわす言葉です。
上から目線で話したり、地位的に自分の方が相手より上だと思って話す、偉そうな人や気取った人のことを言います。
“snob” は名詞で、形容詞では “snobby” または “snobbish” になります。
He’s such a snob. He thinks he’s better than everyone.
彼は本当に横柄な人だ。自分が他の誰よりも優れていると思っている。
I thought she came off as snobbish. I want to keep a little distance from her.
彼女は気取っている印象だと思った。彼女から少し距離を置きたい。
3、entitled
自己中心的、自分を特別だと思っている
もとの基本的な使い方は、”be entitle to” 「~する権利・資格がある」の意味です。
近年では、「自分が特別だから何をしても許される」と思っていて、身勝手な要求や振る舞いをする人のことを表す言葉としてよく使われています。
例えば、有名人やお金持ち、会社の上司、学校の先輩など、何かのコミュニティの中で自分の立場が上であることから、威張って自己中心的な態度で周りに迷惑をかけることが多いです。
このような人たちは、時に事件や不祥事を起こすことも少なくありません。
I think many celebrities are entitled.
多くの有名人は自己中心的だと思う。
4、pretencious
思い上がった、うぬぼれた、気取っている、見栄っ張り
語源は、フランス語の “prétentieux” (大げさな)です。
動詞の “pretend” の派生語でもあり、pretend” が「~のふりをする、~になりきる」の意味であることから、「そうではないのに、そう見せかけてる」というニュアンスが含まれていることが分かります。
I thought he came off a bit pretentious.
彼はちょっとうぬぼれている人だと思った。
5、obnouxious
不快な、感じの悪い、嫌な
「非常に不快で迷惑」という意味で、人や物事に対して使われることが多く、特に人の性格や態度に対してよく用いられます。
言動や行動が不快で、土足で人の心に入ってくるような、日本語で言う「デリカシーのない人」「KYな人」のことを指します。
The man is very obnouxious! I can’t stand his attitude!
あの人はすごく感じ悪い!彼の態度には耐えられない!
6、scatterbrained
注意散漫、そそっかしい、軽率
注意散漫で忘れっぽかったり、軽はずみで軽率、無秩序な人のことを指します。
“scatter” は、「あちこちにまき散らす、散らばす」の意味です。
He’s sure to forget, he’s so scatterbrained.
彼はきっと忘れるよ。すごく注意散漫なんだ。
7、unreliable
信頼できない、頼りない
“un-“(~でない)と “reliable”(信用できる、あてにできる)が組み合わさって “unreliable”(信用できない)の意味となります。
“reliable” は、”rely”(~に頼る) の派生語です。
※rely on~(~をあてにする)
やると言ったのに最後までやらなかったり、口だけでいつも実行しないなど、適当で信頼できない人のことを言います。
He’s unreliable. He lacks a sense of responsibility.
彼は信頼できない。責任感がない
8、procrastinator
先延ばしにする人、すぐにやらない人
“procrastinate” が「先延ばしにする」の意味の動詞で、”procrastinator” が派生語で「先延ばしにする人」という意味の名詞で、人に対して使います。
また、”procrastination” は「先延ばし」の意味になる名詞です。
I have a tendency to be a procrastinator. It’s a bad habit I need to break.
私は先延ばしにする傾向がある。それは悪い癖で直す必要があります。
9、fickle
気まぐれな、移り気な
気分がコロコロ変わって、移り気の多い人のことを言います。
“fickle weather” は「変わりやすい天気」の意味です。
She’s fickle and selfish. She always changes her mind.
彼女は気まぐれでわがままだ。いつも気が変わります。
10、indecisive
優柔不断、ぐずぐずした、煮え切らない
なかなか決断ができず決められない、優柔不断な人のことを言います。
“decide”(決める)の形容詞 “decisive”(決断力のある) に 否定の意味となる接頭辞 “in” をつけることで、反対の意味で「決断力がない」の意味となります。
考えすぎて決断ができないというニュアンスの言葉です。
You’re so indecisive. Can you just make up your mind?
すごく優柔不断だよね。早く決めてくれない?
11、stubborn
頑固な、強情な、意固地な
自分の意見を曲げない人や、言われても聞かない人のことです。
特に生まれつき持った性格として「頑固な人」を指す時に言います。
“stubborn” はネガティブな意味として使われるので、ポジティブな意味で「決意の固い人」を言いたい時は “determined” を用います。
My dad is very stubborn. He never changes his mind.
私の父はすごく頑固です。彼が意見を変えることはありません。
12、self-conscious
自意識過剰、自意識が強い、人目を気にする
自分に自信がなくて、周りの人にどう思われているかを気にしている人のことを指します。
「自意識過剰」と言うと、うぬぼれているようなイメージがありますが、”self-conscious” は、自分に自信がなく弱気なイメージになります。
“conscious” が形容詞で「意識して、気にしている」の意味です。
“I’m self-conscious about~” は「自分の~が気になる、自身がない」の意味です。
I’m self-conscious about my looks.(自分の見た目に自信がありません。)
She’s very self-conscious and cares a lot about what others think of her.
彼女は自意識過剰で、他人からの評価をすごく気にしています。
13、stingy
ケチ、せこい
お金や物に対してケチでせこい人のことを指し、ネガティブな意味合いが含まれています。
同じ意味で “cheap” も言えます。
He’s too stingy to buy me even a drink.
彼はケチすぎて私に一杯すらおごることできない。
14、petty
心が狭い、せこい、ケチ、細かい
“petty” の意味は「重要でない、ささいな、狭量な」という意味で、語源はフランス語の “petit” (小さい)であることから、「せこい=器が小さい」のようなニュアンスになることが分かるでしょう。
お金に関して「ケチ」というより、小さなことにこだわって細かいことを気にしている人のことです。
例えば、食事を割り勘にする時も細かく1円まで計算して分けないと気がすまなかったり、過去の小さな出来事をいつまでも根に持って文句を言うような人に対して使えます。
“Don’t be petty!” と言えば「些細なことにこだわるな!」の意味です。
He is really petty. It makes me tired.
彼は本当に細かくて疲れます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はあまり関わりたくないような性格の人ばかりが出てきましたが、実際にネイティブがよく使っている英語でテレビドラマや映画で遭遇することも多いです。
イメージしながらしっかり覚えてしまいましょう。
嫌な性格ばかり出てきたので、優しい人についても勉強してくださいね!