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映画のタイトルで英語の勉強!原題と邦題が違う映画7選 天才が出てくる映画編

  映画の話題は、世界共通で盛り上がれますよね。でも英語のタイトルが分からないと話しが始まりません。内容を伝えて分かってもらうのも大変ですよね。
特に自分のお気に入りの映画や話題の映画は、原題も一緒に覚えておくことをおすすめします。
今回は天才が出てくる映画です。
映画の内容の大まかな紹介と、タイトルから英語も学べるように解説しています。
ぜひ参考になさってください。

 

原題と邦題が違う天才が出てくる映画7選 

 

 

完全なるチェックメイト

原題: Pawn Sacrifice

2014年アメリ

 

実在の天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーをトビー・マグワイヤ―が演じています。

アメリカとソ連の冷戦下にあった1972年、15歳でチェスの最年少グランドマスターになった経歴を持つボビー・フィッシャーですが、突飛すぎる思考と予測不能な行動で変人としても知られています。

アイスランド開催の世界王者決定戦で、ソ連のチェス王者ボリス・スパスキーと対戦することに。この対戦は ”代理戦争” として世界中が注目していました。

フィッシャーは1局目、完敗。2局目は不戦敗。果たして全24局ある対局の結果は。

 

原題の "Pawn Sacrifice" (ポーン・サクリファイス)直訳は「犠牲になる駒」 "sacrifice" はチェス用語で「捨てごまにする」の他に「いけにえにする」「犠牲になる」の意味が含まれます。

"pawn" は「人質」「担保」、動詞では「質に入れる」という意味の他、チェスで使う一番価値の低い駒の名前でもあります。

この映画のタイトルには、ボビー・フィッシャーとボリス・スパスキーのようなチェスプレイヤーは、この時代において「相手国にとられてもいいような存在」であったことも意味に含まれているそうです。

 

 

奇跡がくれた数式

 原題:The Man Who Knew Infinity

2015年イギリス

 

実在する人物、インドのアインシュタインと呼ばれる数学者シュリニヴァーサ・ラマヌジャンの半生を描いた映画。

 

インドのマドラス(現・チェンナイ)で暮らすラマヌジャンは、妻を養うためにも仕事を探していますが、学歴のない彼の独学で学んだノートを見ても誰も相手にしてくれません。ようやく事務員の仕事に就くと上司に、研究を発表した方がいいと言われ、イギリスのケンブリッジ大学の数学者G・H・ハーディーに手紙で自分の研究論文を送ります。

手紙を読んだハーディ教授は、インドからラマヌジャンを呼び寄せることにします。

そしてラマジャンは、母の反対も押し切り、妻には必ず呼び寄せると約束し、1人でイギリスへ旅立ちます。

しかし学歴もないインド人ということで、他の教授たちからは拒絶されてしまいます。ハーディ教授も数学の公式しか頭にないような冷たい人間。直感で公式がひらめくラマヌジャンには公式の証明ができません。

やがて戦争も始まり厳しい環境の中、ハーディ教授とも徐々に打ち解けるのですが、ラマヌジャン結核を患ってしまいます。

 

原題の直訳は「無限性を知っていた男」

当時、ラマヌジャンが発見した定理が、現在のブラックホールの研究やインターネット網の研究につながっています。数多くの、誰も気づかない驚くべき数学的発見をラマヌジャンはしていたのです。

 

 

僕と世界の方程式

原題: X+Y

米題:A Brilliant Young Mind

2014年イギリス

 

9歳の時に父を交通事故で亡くし、母と2人暮らしのネイサンは、自閉症スペクトラムと診断されています。父とはうまく意思疎通ができていたのですが、母や周囲の人とはうまくコミュニケーションをとれません。

そんなネイサンは人並み外れた数学の才能を持っています。母はその才能を伸ばそうと、元数学オリンピック出場者で数学教師のハンフリーズに個別指導を頼みます。

やがてネイサンは国際数学オリンピックのイギリス代表チームの候補となります。

そしてイギリスの最大のライバルである中国との合同合宿で、1週間台湾へ行くことに。そこで中国チームの1人の少女チャン・メイとパートナーを組むことになるのですが、このことがネイサンの心に大きな影響を与えます。

 

イギリスの原題は "X+Y"、 アメリカで公開されたタイトルは "A Brilliant Young Mind" です。米題の直訳は『輝かしく若い頭脳』

この映画は、監督モーガン・マシューズが、2007年に製作したドキュメンタリー番組 "Beautiful young minds"(直訳:美しく若い頭脳たち)を自ら映画化したものです。

米題は、このドキュメンタリー番組のタイトルに、ちなんでつけられています。

"Beautiful young minds" は数学オリンピックに出場する若者たちに焦点を当てた番組なので複数形であるのに対し、映画タイトルではネイサンに焦点に当て、1人称になっています。

 

ラスベガスをぶっつぶせ

原題:21

2008年アメリ

 

ラスベガスで実際に起こった、ブラックジャックのカードカウンティング事件を書いた小説 "Bringing Down the House, 2003年" (邦題:ラスベガスをぶっつぶせ!)を映画化したものです。

 

マサチューセッツ工科大学の学生ベンは、ハーバードの医学部に進学を希望していますが、それには多大な学費が必要です。

ある数学の授業でローザ教授は、ベンの天才的な数学の才能を知ります。

そしてローザは自分の率いる、あるチームに参加を誘います。そのチームというのは、ラスベガスのカジノに乗り込み、ブラックジャックのカウンティングをして儲けているのです。最初は断っていたベンですが、30万ドル貯めるまでと決め、チームに加わります。

そしてベンは自分の数学能力と抜群の記憶力を活かして、カジノで荒稼ぎするようになるのです。平日は大学生活、週末はラスベガス、そんな生活が始まりました。

 

原題の "21" というのは、カードゲーム・ブラックジャックの別名です。

ブラックジャックはカードの合計数が21を越えないように、より "21" に近い数字になったものが勝ちになります。

カウンティングというのは、場に出たカードを全て記憶して、まだ出ていないカードを予測することです。違法ではありませんが、カジノでカウンティングは禁止されていて見つかると出入り禁止となります。

この映画のもとになっている小説タイトル "Bringing Down the House" の意味ですが、 "bring down" は「下げる」「減らす」「落ち込む」の他に「打ち倒す」の意味があります。それでこの邦題になったのでしょう。"the house" はこの場面で"カジノ" の意味になります。 

他にも "Bringing down the house" で「満場をうならせる」「大喝さいを受ける」と言うものもあります。 この時の "house" は "劇場" を指していて「割れんばかりの拍手で劇場が倒れる」という例えからの由来です。

 

プルーフ・オブ・マイ・ライフ

 原題:Proof

2005年アメリ

 

主人公キャサリンの父、ロバートはシカゴ大学の教授で天才数学者。しかしある時、精神を病んでしまいます。キャサリンは大学で数学を学んでいましたが、父の看病で中断することに。しかし父は5年後に亡くなります。

キャサリンもまた、父から数学の才能と不安定な精神傾向を受け継いでいました。

父の死後、ノートから数学界にとって重大な証明が書かれたものを発見されます。しかしキャサリンはその証明を自分が書いたと周囲に言い張ります。

しかし姉にも恋人にも信じてもらえず、キャサリンの精神も衰弱していきます。

 

原題は "Proof" (証明)

邦題はカタカナですが "Proof of my life" 直訳すると「私の人生の証明」

 

天才スピヴェット

 

原題:L'extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet

英題:The Young and Prodigious T.S. Spivet

2013年フランス・カナダ

 

映画『アメリ』の監督でも知られるジャン=ピエール・ジュネによる映画。

 

モンタナの牧場に家族と住む10歳のスピヴェットは、生まれながらに天才的頭脳の持ち主。しかし突飛な彼の言動は家族には理解されずにいました。さらに双子の弟が死んでしまったことで、家族の心はぽっかりと穴が空いているようでした。

ある日、スピヴェットにアメリカを代表する研究機器であるスミソニアン学術協会から、最も優れた発明に贈られるベアード賞受賞の知らせが届きます。

スピヴェットは、ワシントンDCで開かれる授賞式に出席するため、1人で行くことを決意。

出会いや様々な困難にも乗り越え、大陸を横断します。受賞スピーチでスピヴェットが明かす重大な真実とは何か。

 

 原題の直訳は『若くて驚くべき T.S. スピヴェットのとっぴな旅』フランス語で "extravagant" は「とっぴな」「ばかげた」の意味です。

英題は『若くて驚くべき T.S. スピヴェット』"prodigious" は「驚異的な」「驚くべき」の意味があります。

 

ex) "It's a prodigious invention!" (それは驚くべき発明だ!)

 

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ

 

原題:Genius

2016年イギリス・アメリ

 

1920年代にヘミング・ウェイなどの世界的な作家を見出した実在の編集者、マックスウェル・パーキンズと若手作家トマス・ウルフの本当にあった2人の友情を描いています。

編集者パーキンズにコリン・ファース、ウルフ役にジュード・ロウ、ウルフの年上の恋人役にニコール・キッドマン

 

ある日、編集者パーキンズの元に無名の作家トマス・ウルフの膨大な量の原稿が持ち込まれます。ウルフの才能を見抜き、パーキンズは原稿を短くすることを条件に出版することに。この日からパーキンズは、ウルフのことをトムという愛称で呼び、自宅にも招待するような仲になります。そしてトムの小説「天使よ故郷を見よ」はベストセラーとなります。

その後トムは新作「時と川の」をパーキンズに渡します。トムの書く文章は、とにかく長いので編集作業に長い時間がかかります。ようやく完成したところでトムは「この本をパーキンズに捧げる」と献辞を残し、書評を見るのが怖いと言って1人ヨーロッパへと旅立ちます。しかしそんな心配は不要で、2作目も重版となるベストセラーに。

 

原題は "Genius" (天才)です。トムが天才肌の作家であることからつけられているタイトルです。天才肌であり、かなり変わり者でもあります。

 

ex) The book was written by a genius.(その本は天才により書かれました。)