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映画のタイトルで英語の勉強!原題と邦題が違う映画10選

 

映画については、万国共通で盛り上がれる話題ですよね。しかし、英語のタイトルを知らないと話しが始まりません。 

今回は原題と邦題が違う映画を10作品紹介します。

タイトルから英語の勉強もできます。原題と邦題の違いも見て楽しんでみてください。

 

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※全ての映画の画像はAmazonからのもので、画像をクリックすると Amazon のリンクへ飛びます。

タイトルが長い映画 

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります 

原題:5 Flights Up

2014年アメリカ映画

 

モーガン・フリーマンダイアン・キートンが夫婦役で共演した作品。

ニューヨークのアパートメントの5階にある眺めのいい部屋に40年間暮らしている老夫婦。しかし建物にはエレベーターがないため、年老いた2人にエレベーターがないことが徐々につらくなってきます。部屋を売ることを決めた2人でしたが、次々と問題が生じて...。

 

原題の "5 Flights Up" のもとになっている言葉は "a flight of stairs" で「一続きの階段」 「(階と階[踊り場]との間の)階段」 という意味があります。つまり原題は「5階上に上がる」という意味になります。

 

日常会話で5階を表す時は "fifth floor" がよく使われている表現です。 

" I live on the fifth floor" (5階に住んでいます。)

 

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

 原題:Demolition

2015年アメリ

 

ウォール街のエリート銀行員のデイヴィスは仕事以外のことには関心がない少し冷めた人間。

仕事では順調な人生を送っていましたが、突然の事故で妻が他界してしまいます。しかし妻が亡くなっても涙がひとつも出ない。デイヴィスは自分自身には悲しみの感情を持っていないと思い始めます。そしてデイヴィスは、義理父フィルとの会話をきっかけに身の周りのものを壊し始めます。その行動は徐々にエスカレートして... そして映画の最後に彼が車の中で見つけたものは、妻の残したメモでした。

 

原題の "Demolition" は「破壊」「取り壊し」「解体」という意味です。 

動詞は "demolish" で、

The building was demolished by the construction company.(そのビルは建築会社により、解体された。) 

 のように使えます。

 

女性が上から目線のタイトル

そんな彼なら捨てちゃえば?

原題:He's just not that into you.

2009年アメリカ映画

 

ジェニファー・アニストンベン・アフレックドリュー・バリモアスカーレット・ヨハンソンなど、豪華キャストの恋愛コメディ映画。さまざまな境遇の男女9人の恋愛模様を男女それぞれの目線で描いた物語です。

 

原題は "He's just not that into you" 「彼はあなたに興味がないだけ」という意味です。映画の中にもありますが、デートの終わりに「また連絡するね」と言ったのに全く連絡がこない。「忙しいの?じらしているの?」など、女性はいろいろ考えますが、答えは『この映画のタイトル通り』ということ...。

邦題は原題に対する答えの意見となっています。

 

 

"be into ~" で「~にはまっている」「~に夢中」という意味で、覚えておくと便利な言葉です。

" I'm into Yoga." (私はヨガにはまっています。)

 

10日間で男を上手にフル方法

原題: How to Lose a Guy in 10 Days

2003年アメリ

 

主演はケイト・ハドソンとマシュ―・マコノヒ―

ニューヨークで働くアンディは人気雑誌の女性向けハウツー記事編集者です。

雑誌の企画で「10日間でどうしたら男にフラれるか」を体験取材することになったアンディ。

一方、上司と「10日間で恋人をつくれるか」掛けをしたベン・バリ―。バリーの上司がターゲットに指定した女性はアンディでした。

 

原題を直訳すると、「10日で男を失う方法」なのですが邦題はなぜか「フル方法」となっています。「フル方法」ではなくて「フラれる方法」ではないの?と個人的にあまりしっくりこないタイトルです。

 

フラれるを英語で言うと、「捨てる」「見限る」の意味がある "dump" を使って 

She dumped her boyfriend last night.(彼女は昨晩彼氏をフリました。)

I was dumped by my boyfriend yesterday.(昨日彼氏にフラれました。)

と言いますが、「捨てる」という少し激しく、ひどい言い方でもあるので、別の言い方で

「...との(関係が)終わる」の "break up with ..." を使って

I broke up with him. (彼をフリました。)

とも言えます。

 

この映画のタイトルにちなんだ、同じくケイト・ハドソン主演の2008年の映画「2日間で上手に彼女にナル方法」 もあります。この映画の原題は "My Best Friend's Girl" です。

 

少年が出てくる映画

6歳のボクが、大人になるまで

原題:Boyhood

2014年アメリカ映画

 

主演はパトリシア・アークエットイーサン・ホーク、エラー・コルトレーン

この映画はエラー・コルトレーンが演じるメイソン・ジュニアの6歳から18歳までの12年間を描写した映画です。実際に2002年の夏から2013年の10月まで12年間に渡り、撮影が行われています。

6歳の時に両親の離婚で、母親の故郷へ姉と共に引っ越しその後、母親の再婚、父との再会、父の再婚など、様々な経験を経て、成長していく様子が描かれています。

 

原題の "Boyhood" の意味は、「少年時代」です。

"Girlhood" は 「少女時代」"Childhood"「子供時代」です。この接尾辞 "hood" は「性質・状態・集団・時期」などを表す名詞をつくります。

neighborhood(近所)・parenthood (親であること、親子関係)・hardifood(大胆)・likelihood(見込み、可能性)

など、たくさんの言葉があります。 

 There is a likelihood of rain tomorrow. (明日雨になる可能性が高い。)

 

 

僕のワンダフル・ライフ

 原題:A Dog's Purpose

2017年 アメリカ映画

 

ゴールデン・レトリバーのベイリーが、大好きな飼い主イーサンの元へ3度目の生まれ変わりで、戻ってくるという犬と人間の愛を描いた物語。

ついに再会したベイリーとイーサンでしたが、ベイリーの姿はセント・バーナードとオーストラリアン・シェパードのミックス大型犬。当然イーサンはベイリーだとは思っていません。名前も違う名に名付けられます。どうしたら、ベイリーの存在に気付いてもらえるか、ベイリーは考えます。

 

原題は "A Dog's purpose" 直訳で『犬の目的』です。"purpose" は、「目的、意図」や「(強い)決心、決意」の意味です。犬の目的とは何なのか。

 

 He achieved his purpose in 10 years.(彼は10年後に目的を達成した。)

 

2019年には続編『僕のワンダフル・ジャーニー』が公開されました。原題は "A Dog's Journey" (犬の旅)です。"journey" は「(陸上の比較的長い)旅」の他に「旅程」の意味があります。

邦題は「ワンダフル」を使って犬の鳴き声の「ワン」と「素晴らしい、驚くべき」の意味の "wonderful" を掛け合わせていると思いますが、アメリカで犬の鳴き声は通常、 "Bow-wow" 「バウワウ」や "Woof" 「ウッフ」と表現されているので、残念ながらこの掛け合わせの意味は理解してもらえないでしょう。

 

100歳の少年と12通の手紙

原題:Oscar et la dame Rose

英題:Oscar and the Lady in Pink

2009年フランス・ベルギー・カナダ合作映画

 

白血病で入院中の10歳のオスカーは両親にも周りの大人たちにも心を開けません。

しかし病院内で偶然出会ったデリバリーピザ屋の女主人ローズにだけ打ち解けるようになります。誰にも心を開かないオスカーのためにオスカーの担当医はローズにオスカーの話し相手になってほしいと頼みます。口が悪くて、元プロレスラーだと言うローズとの会話は楽しいけど、ローズが病院にくる約束をしたのは12日間でした。

ローズは今日から1日を10年と考えて過ごして、毎日神様に手紙を書く事をオスカーに提案します。その日からオスカーは1日ごとに10歳ずつ年をとるようになり、同じ病棟に入院しているペギーに恋をして結婚まですることに。

 

 

 原題はフランス語で "Oscar et la dame Rose"

英題は "Oscar and the Lady in Pink"

直訳すると原題は「オスカーとローズ婦人」、英題は「オスカーとピンク色の服の婦人」 です。

映画 "Men in black" も「黒色の服を着た男たち」という意味になります。

もしフランス語で「ピンク色の服の婦人」と言う場合は "La dame en rose" となります。 

 

この映画は私がフランス語を勉強していた時に入っていた『フランス語の原書を読む会』で読んだ思い出深い作品のひとつです。

Rose(ローズ)は映画内で名前として呼ばれていますが、原作の小説では "Mamie-Rose" (マミー・ローズ)と呼ばれています。この名はかつて昔にフランスで病院のボランティアで患者の面倒を見るピンクの制服を着た女性のことをこう呼んでいたそうです。年齢的には老女になります。

話しことばでは子供が「おばあちゃん」のことを "Mamie" とも呼びます。

 

 

 

料理に関する映画

幸せのレシピ

原題:No Reservations

2007年アメリカ映画

 

2001年ドイツ映画『マーサの幸せレシピ』(原題:Bella Martha  英題:Mostly Martha)のリメイク作品です。ちなみに『マーサの幸せレシピ』の原題 "bella" は「美しい」の意味。マーサはドイツ・イタリア語読みでは「マルタ」となります。

英題の "mostly" は、「たいてい」、名詞の前に置いて「主に」の意味です。

 

ドイツ映画『マーサの幸せのレシピ』のリメイク版『幸せのレシピ』は、舞台の場所がドイツからアメリカに変わったもので基本的な主な内容は同じです。

 

マンハッタンのレストランで料理長を務める完璧主義者で気の強いケイト。ケイトは人づきあいは苦手で1人で暮らしていましたが、事故で突然亡くなった姉の娘ゾーイと一緒に暮らすことになります。一方、仕事場にはケイトと正反対のタイプの副料理長ニックが新しく入ってきます。ケイトはニックが気に入りませんが、ゾーイを仕事場へ連れて行ったことをきっかけにニックとゾーイが仲良くなり、ケイトとニックの関係も次第に変化します。

 

原題は "No Reservations" で「予約なしで」「予約不可」の意味です。他にも人間関係の場面で使うと「遠慮しない、ためらわない」の意味もあります。

このタイトルは両方の意味が込められてつけられたものでしょう。

 

2つ星の料理人

 原題:Burnt

2015年アメリカ映画

 

主人公のアダム・ジョーンズは料理の腕は一流なのにトラブルを起こし、パリの2つ星レストランから姿を消しキャリアを台無しにしてしまった。3年後、アダムは立ち直ろうとロンドンにいる友人のトニーを訪ね、レストランを任せてもらおうと頼み込みます。かつての仲間たちを集めて再出発を試みるアダムでしたが、3年前の素行の悪さの代償がまだ残っていました。

 

原題の "burnt" の意味は「焼けた」「焦げた」です。 焼きすぎて真っ黒になってしまったイメージ。

他に "burnt out" だと「燃え尽きる」「疲れ果てる」です。

ドラッグなどでダメになった人に対して使うスラングで "He is burnt" という言い方もあり、タイトルはいろいろな意味が込められたものであると思います。

 

I've burnt the fish.(魚を焦がした。) 

"burnt black" で「黒こげ」の意味になります。

 

 マダム・マロリーと魔法のスパイス

原題:The Hundred-Foot Journey 

2014年アメリ

 

ミシュラン1つ星の老舗フランス料理店を経営するマダム・マロリー。その店の前にインド料理店がオープンし、オーナー同士の対立が始まる。しかし、インド料理店「メゾン・ムンバイ」のオーナーの息子ハッサンがつくった料理をマダム・マロリーが食べてから関係は変わっていくことに。

 

原題を直訳すると「100フィートの旅」で、映画に出てくるレストラン同士がとても近いことを表しています。100フィートは30メートルです。1フィートは12インチ約30.48㎝を表し、「成人男性のつま先からかかとまでの長さ」からきています。

 

foot は feet(フィート)の単数形です。読み方も「フィート」ではなく「フート」となります。日本語では単数形でも「フィート」の読み方が用いられています。

 

100だから複数形の "feet" なのではと思うかもしれませんが、通常「数字+単位」を形容詞として名詞を修復する時は単位を単数形にします。形容詞には名詞のように単数・複数を使い分けません。

この映画のタイトル、”The handred-hoot journey" は後ろの "journey" を修復しているので単数として使います。数字と単位の間のハイフン(-)は、つけることが多いですがつけない表示も見られます。

例えば、"This book is 100 dollars." (この本は100ドルです。)

に対して、「百ドル札」と言う時は

A 100 dollar bill

となります。

ちなみに日本円の "yen" はもともと英語ではない言葉で、日本語は複数名詞の概念のない言葉であることから "yens" にならず、いつでも "yen" を使います。

"This book is 1,000 yen."(この本は1,000円です。) 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。原題と全く違うタイトルもあって驚きますよね。

予測のつかないタイトルのものが多く、映画について話す時は英語のタイトルを調べないとなりません。でも英題と邦題の違いを見るのもなかなかおもしろいですね。

英題はシンプルですが、ひとつの言葉に複数の意味が含まれていて、深い意味が込められてるものが多い印象がありました。

 

他にも映画のタイトルについて書いた記事はこちらです。

 

 

www.komichit.com

 

映画の感想を英語で言いたい時に参考になる記事もあります。

 

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