30歳から始める英語学習 Smilenotes

初級~中級レベルの英語の学習方法などについて書いています

これって英語?英語と意味が違う和製英語10選  その他

英語だと思っていた言葉は、海外に出て使ってみると全く通じない言葉かもしれません。それは和製英語と言われるもので、れっきとした日本語です。

 

和製英語は、英語が日本で間違えて伝えられてそのまま使われ続けている言葉や、英語を省略してつくられたものであったり、英語とは全く意味が違うものもあり様々です。

 

和製英語と本来の英語の違いを楽しみながら、英語の語彙力を増やしてみるのもおすすめですよ。

 

f:id:daozi:20190611195735j:plain

 

 

ネームバリュー

・established name

・establishde reputation

 

知名度が高く、名に価値があるという意味で使われているネームバリューですが日本でつくられた和製英語です。

 

establish は「確立する」という意味がありestablished name で「確立された名」という意味で日本語で言う「ネームバリューがある」という意味と同じになります。

 

もうひとつ、reputation「名声」「評判」「世評」という意味のある reputation を用いて established reputation も言えます。

 

 

デリカシー(のない)

・insensitive

 

英語で名詞の delicacy は「繊細さ」「思いやり」「心遣い」の意味があり、日本語と同じ意味として使えそうなのですが実際は人に対しては使われていない言葉です。

 

delicacy には他に「おいしいもの」「美味」「珍味」 という意味があり、そちらの意味で使われる方が一般的です。

 

delicacy の形容詞は delicious 「とてもおいしい」名詞は delicatessen 「調理剤食品店」です。

 

もし「彼はデリカシーがない」と言いたい時に、英語では

He is insensitive.

と言います。

 

insensitive は「鈍感な」「無神経な」という意味です。

 

 

デリケート

 ・sensitive

 

delicate には「繊細な」「敏感な」「微妙な」という意味がありますが、人に対して「心が繊細だ」という意味ではあまり使われません。

 

人に対してはあまり使われていなくて、もし delicate と言うと「(身体が)弱い」「虚弱な」「きゃしゃな」という意味にとらわれてしまいます。

 

人よりも物や状況に使います。

例えば

That was a delicate situation.(微妙な状況だった。)

という文が言えます。

 

壊れやすいという意味の fragile に近い言葉でもあります。

 

人に対して「心が繊細」と言いたい時は

He is sensitive.

が日本語の意味と同じ意味になるでしょう。

 

また、delicacy の形容詞でもあり「おいしい」「あっさりしている」という意味もあり、使われています。

 

 

ムード

・atmosphere

・ambience

 

雰囲気の意味で使われるムード、英語でmoodは雰囲気の意味もありますが、主に心的状態を表す意味で使われているものです。

 

例えば「今日は彼は機嫌がいい」と言いたい時に

He is in a good mood today.

と使います。

 

「いい雰囲気のレストランだね。」と言いたい時には

This restaurant has a nice atmosphere.

と言います。

 

他にambience も「雰囲気」という意味があり、特にレストランやホテルの部屋、ロビーなどの建物内の独特な雰囲気を伝えたい時に This room has a luxurious ambience. (この部屋は高級感のある雰囲気だね。)

と言えます。

 

 

スキンシップ

・physical contact

physical intimacy

physical affection

 

英語にskinshipという言葉はなく、スキンシップは和製英語です。

 

「肌」の意味の skin と「親交」の意味の friendship の ship が掛け合わされてつくられたような言葉ですが、skinship の由来にはもうひとつ説があります。 

 

「スキンシップ」という言葉が普及されたのは1953年のWHOセミナーで日本人がアメリカ人の話した造語を聞き、日本に持ち帰り、広まったものと言われています。

 

英語ではスキンシップに該当する言葉は physical contact(身体的接触)になりますが、学術的な固い言い方です。

 

physical intimacy の intimacy は「親密」「親しみ」の意味があるので赤ちゃんと母親や恋人同士などの、より近い関係で使います。

 

physical affection の affection は「愛情のこもった」「やさしい」という意味があり intimacy より兄弟や友人の間など、幅広く使えます。

 

 

コーナー

・section

・department

segment

 

スーパーマーケットなどで、売り場のことを「野菜コーナー」「お肉コーナー」など「コーナー」を使いますが、英語で corner は「かど」や「すみ」の意味です。

 

ここでは「区分」という意味のある section を使い、vegetable section (野菜売り場)meet section(お肉売り場)となります。

 

デパートなどの大規模な商店では department を使ってsportswear department (スポーツウェア売り場)children's department(子供服売り場)

 

テレビやラジオ放送で使う「コーナー」には、例えば「次はお料理コーナーです。」という時にはsegment を使って  Next is the cooking segment. と言います。

 

 

リフォーム

・renovation

・remodel

 

英語のreform は「(人が)(制度・社会・政治など)を改善する、改革する」という意味で、建物の改築の意味では使われません。

 

住宅の改修の意味で使う英語には renovation があり、カタカナで「リノベーション」と、日本語にもなっていますね。

 

「回復」「復元」の意味のあるrenovation は主に、老朽化した建物を良い状態に復元する時に使います。

 

remodelは「改造する」「建て替える」の意味があり、建物以外にも衣服の仕立て直しや車などのモデルの変更の意味などで、幅広く使えます。

 

remodel は何かの型や組み立てを変えるという意味なので、部屋のデザインやレイアウトを変える場合に使えます。例えば浴室の改装をして、外観などが大幅に変わる場合はremodel と言えます。

 

 

カンニング

・cheating

 

英語の cunning には、「悪賢い」「ずるい」の意味があります。 a cunning person で「悪賢い人」です。

 

「テストのカンニング」には、cheating 「不正行為」の言葉が使われ、cheating on a test となります。

cheating には他に「浮気」の意味もあり、 a cheating husband で「浮気夫」です。

 

動詞 cheat を使った例文を挙げると

She cheated on a mathematics examination.(彼女は数学の試験でカンニングをした。)

となります。

 

 

セット

・combo

 

ファストフード店でよく使われるチーズバーガーセット、ドリンクセットなどの「セット」ですが、英語圏ではこの場合 set は一般的に使われていなくて「組み合わせ」という意味のある combo を使います。combo は combination の省略形です。

 

お店で注文する時の例文を挙げると 

I'd like the cheeseburger combo with a coke. (チーズバーガーセットで飲み物はコーラをお願いします。)

と言います。

 

ただ、英語の set には「一組」「一式」「ひとそろい」の意味があり、全く通じないわけではありません。

 

例えばレストランでのランチセットの意味ではそのまま lunch set や lunch set meal と言えます。セットメニュー(定食)で set meal です。英語で menu は主にメニューリストを指すので、meal を使った方が自然です。

 

 

パワーハラスメント

・harassment by a supervisor (superior, boss)

abuse of authority

 

日本では社会的に地位の高い人から受ける嫌がらせをパワハラと略されて、よく使われる言葉になっていますが、和製英語です。

 

英語で表現する時は、harassment by ~ by の後は teacher や coach などと入れ替えることができます。harassment は動詞の harass 「困らせる」「悩ませる」の名詞形です。

 

I was harassed by my boss. (上司に嫌がらせをされた。)

この表現は、セクハラもパワハラも全て含まれる意味になります。

 

ちなみにセクハラは英語の sexaual harassment を略した和製英語です。もとの sexaual harassment は英語です。 

 

ただ、power harassment という言葉は日本の和製英語が逆に英語化しているので、英語圏でも通じるかもしれません。

 

特に、高い地位を利用した嫌がらせを強調して言いたい時は abuse of authority (権力の乱用)または abuse of power を使います。